江田五月活動日誌 2015年6月 | >>日程表 | ホーム/総目次/6月目次/前へ|次へ |
今日は、昼過ぎまで議員宿舎でゆっくりし、14時半に「かりゆしウェア」で妻と外出して、地下鉄を乗り継いで、フェイスブックでご案内いただいた根津のふれあい館で「辺野古の海」の写真展を鑑賞しました。本当にきれいな海やサンゴ礁、魚やジュゴンの写真に交じって、これらを破壊するコンクリート塊や衝突する人々が写っていました。みんなに見てほしい写真の数々でした。その後、妻の強い勧めで映画を見ることにし、大急ぎで地下鉄で銀座に移動しました。
「辺野古の海」展16時半前にシネスウィッチ銀座に着き、高齢夫婦割引の値段で切符を買い、暫くすると予告編が始まりました。16時50分ころから、河瀬直美監督、樹木希林、市原悦子らが演ずる話題作「あん」が始まりました。しかし、私はもちろん妻も、ハンセン病がテーマだとは知りませんでした。かつて国により強制隔離政策が採られたこの病気が、いかに今も社会に深い偏見を残しているか、そして刑務所出所者がなお社会から排除されるか、そんな中でいかに彼らが生きていくかを鋭く、同時に温かく問いかけた素晴らしい映画で、ぜひ多くの人に見てほしいと思いました。
シネスウィッチ銀座 映画「あん」なお、ハンセン病は感染症ですが、菌の感染力は弱く、戦後の治療法の劇的な向上で、今では療養所入所者は治癒しています。しかし、後遺症の変形と社会の偏見で、社会に出ていくことは大変に困難です。主人公の徳江が、僅か時給200円でどら焼き屋の餡作りに雇われ、人生の最後に束の間でも社会的自由を得たことを心から喜んだのは、そういう事情があるのです。
19時過ぎから妻とともに赤阪で、スープ春雨で夕食。昨夜の10分の1の値段で、今夜は「父の日」の夕食を十分に楽しみました。
スープ春雨