4月13日第43回日本司法書士政治連盟定時大会挨拶(概要) |
第43回日本司法書士政治連盟定時大会挨拶(概要)
第43回日本司法書士政治連盟定時大会挨拶(概要)
第43回日本司法書士政治連盟の定時大会が、田嶋会長を先頭に関係の皆さん勢揃いで、このようにご盛大に開催されており、心からお慶び申し上げます。また、日頃より皆さんが、国民の権利の擁護と公正な社会の実現のためにご奮闘いただいていることに敬意を表します。私たち民主党は、昨年の総選挙で野党となりましたが、各党のご来賓の挨拶を聞きますと、やはり司法書士制度推進については、与党も野党もなく、立法府にいる私たちが一丸となって努力しなければならないと、痛感しています。民主党も、政権担当経験のある野党として、頑張ります。
さて、一昨年の東日本大震災の発生時に、私は法務大臣でした。その際には、司法書士の皆さんは震災当日に災害対策本部を立ち上げていただき、各自治体をはじめ関係諸団体や法テラスと連携して、途方に暮れていた被災者の皆さんの法的な不安を少しでも取り除こうと、無料相談や電話相談などに取り組んでいただきました。本当に有難うございました。
「市民に身近な司法」の実現のために、最近では簡易裁判所での民事訴訟代理の資格を有する司法書士の皆さんが中心になって、多重債務者の問題をはじめ消費者問題や敷金返還請求等に積極的な取り組みがなされています。また、高齢者や障がいのある人たちが、平穏でトラブルに巻き込まれずに安心して社会生活を送るために出来た「成年後見制度」についても、司法書士会の皆さんがいち早く「社団法人成年後見センター・リーガルサポート」を設立して下さり、親族を除く専門家の後見人では、司法書士の皆さんの就任が一番多いと聞いています。このような実績を現実に上げておられ、心から敬意を表します。
本日の大会では、成年後見制度利用促進法制定を求める決議をする予定と聞いています。心強いことです。同時に、制度の利用が選挙権剥奪の結果を伴う現行制度を改めることも、急務だと思います。そして司法書士の皆さんが、今後とも「くらしの法律家」として、ごく普通の市民が日常生活で出会う紛争の予防と権利の救済に、支援型の立場で果たす役割は益々大きくなっていきます。私も微力ながら、今後とも法改正などすべての場面でお手伝いしていく覚悟です。
皆さんの今後とも変わらぬご活躍をお祈りし、最後に夏の東京都議選と参議院選挙で、是非とも民主党候補にも心強いご支援をいただくようお願いして、民主党を代表してのご挨拶とします。
本日は誠におめでとうございます。
2013年4月13日 | 4月13日第43回日本司法書士政治連盟定時大会挨拶(概要) |