1991/03/13

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120 衆議院・予算委員会第五分科会

ゴルフ場建設の環境への影響について


○江田分科員 環境行政について伺います。
 今自然環境の問題というのは非常に重要になっておりまして、環境庁長官の役割は大変重要になってきておると思います。かつて大石武一環境庁長官、厳密には二代目ということになりますかが活躍された当時に、尾瀬に登って、有料道路建設をとめたということがありました。現地へ行ってみますと、道路があるところですぱっと切れてみなびっくりしたわけでありますが、そのときに、これは何か新しい問題が生じてきているぞ、考え方を変えなければいけないときが来ているということがああいう行動によって国民にアピールされたわけですね。環境と開発という非常に難しい課題、そう簡単にきれいな形で解決つかない、やはり少々手荒なことがあっても、どこかで環境という視点から開発をとめなければならぬという事態が生じてくるという、そういうことがああいうことによって示されたのだと思いますが、サステイナブルディベロップメント、地球環境というものがしっかり受けとめることのできる開発でなければこれからいけませんよ、環境に優しいあるいは地球に優しい社会システムをつくっていこうということにだんだんなってきているかと思います。

 そんな中で、政策整合性ということはもちろん大切なわけですが、しかし、ある程度国民に目を覚ましていただくというか、ちょっと僣越な言い方になってしまうかもしれないけれども、国民の意識を覚せいしていく、そういう行動もまた必要なときが来ているわけで、科学的な知見が十分に明らかになった後に対応するというのでは、もう間に合わないということもいろいろなところで言われている。政策決定をしていく場合の価値基準を変えていかなければならぬ。環境という観点からいろいろなパラダイムシフトが必要な、そういう時代が来ているかと思います。

 そんな中で、今回愛知長官誕生ということになりまして、愛知長官はこれまでもグローブ・ジャパン、これはバランスのとれた環境のための地球的な議員の組織、まあ何と訳すのですか地球環境国際議員会議と訳すのでしょうか、こういう会議の仲間でもありまして、ことしの七月には東京でアメリカ、EC、日本、ソ連も含んで国会議員が集まって地球環境問題を討議するということになったりもしているわけで、そういう会議の中でも大変積極的に活躍をされておられる愛知さんが長官になられて、まさに最適任者の登場だと思います。名環境庁長官になられるものと期待をしているのですが、まあ分科会というところでちょっとおかしいかもしれませんが、私どもほかに場所がないものですから、環境庁長官としての取り組む決意をまず聞かしてもらいたいと思います。

○愛知国務大臣 江田委員とは今お話のとおり、グローブなどを通じて御一緒に勉強させていただいてまいりました。日ごろ江田委員の御見識に対しまして私も大変尊敬申し上げておるわけでございますが、きょうも大変高い見識からのお話がございまして大変ありがとうございました。また御激励もいただきました。感謝を申し上げております。

 環境の問題というのが日本国内のみならず地球という規模での大きな課題になっておりまして、それだけに私どもの責任が大きい。また、これは環境庁の責任というよりも国全体としての責任が非常に大きい。このような認識をいたしておりまして、それにこたえるべく全力を挙げて取り組んでいかなければならないと思っております。

 来年は、御承知のとおり、環境と開発に関する国連会議がブラジルで開催されますが、先ほどちょっとお触れになりました環境と開発というそのバランスをどうとるか、非常にこれは大きな課題でありまして、こういう問題を追求していきますと、それぞれライフスタイルのお話にまでまいりますし、ある意味でいうと極めて哲学的なところまでさかのぼらねばならない課題かと思いますが、私も、甚だ非力、微力でございますので、どこまでできるかわかりませんが、とにかく全力を挙げて使命を果たしていきたいと思っております。どうぞ今後ともよろしくお願いを申し上げたいと思います。

○江田分科員 強い決意を伺わしていただいて心強いのですが、国内の問題のみならず地球環境自体が問題になってきたという御認識、地球環境、オゾン層の問題、酸性雨あるいは温暖化ガス、熱帯雨林、海洋汚染その他といっぱいあるわけですが、どうも私は、逆に最近の政府の姿勢は、地球環境問題はかなり広報などでも熱心になってきている、しかし足元の環境問題というのは、どうも及び腰じゃないかという気がして仕方がないのですね。例えば石垣島のサンゴ礁問題、これは最近はもう空港問題だけではなくて公共事業による土壌流出、それによる海洋汚染。私も現地へ行ってみましたけれども、大変大規模な観光開発、それからもう一つ農業開発と行われておりまして、一体石垣島というところがどうなってしまうのだろうと大変心配をいたします。長良川河口堰の問題もある。リゾート法で開発がどんどん進んで、自然環境が破壊されるという、そういう心配も出てきているのです。

 私のきょうの質問のテーマは、ゴルフ場のことを聞こうと思っているのですが、これも心配ですね。私の地元では、岡山ですが、岡山市内の旭川という河川の放水路、百間川という川がありまして、この河川敷でゴルフ場をつくる。市民が、飲み水の取水口近くにできるということで、水質の汚染を大変心配をしております。あるいは加茂町というところでは、リゾート法の適用を受けて森林を広範囲につぶしてしまうという問題が起きている。児島湖という、これは人工でつくられた締め切り堤防で湖になっているところなんですが、ここは水質の汚濁が今全国でも有名になってしまっているのですが、この湖に注ぐ河川の流域のゴルフ場がさらに一層湖の水質を悪化させるのじゃないかということで心配をされている。これはほんの一例で、全国でどうもゴルフ場が環境問題の中の重要課題になっています。

 私は別にゴルフが悪いと言うわけじゃありません。下手ですが、私もゴルフをしますし、ゴルフ場というもの自体が別に悪いのじゃないのだろうけれども、そのゴルフ場をどこにつくるか、どういう形でつくるか、あるいはどういう調査の上でつくるか、どういう調整をするのか、そうした問題が随分足りない点がたくさんある。政府においてもゴルフ場関係省庁連絡会議を設けたとも聞いておりますが、環境庁長官、ゴルフ場問題について基本的にどういう姿勢をお持ちですか、伺いたいと思います。

○愛知国務大臣 御指摘のように、ゴルフ場の建設は、大規模な自然の改変を伴いますし、また農薬による水質汚濁も心配されておりますので、環境へ悪影響が生じないよう十分な配慮が必要であると認識をいたしております。

 環境庁では、昨年の五月にゴルフ場使用農薬に係る暫定指導指針というものを策定いたしまして都道府県に通知をいたしました。また、さかのぼって昭和四十九年以降国立公園、国定公園の特別地域でのゴルフ場の建設は認めておりません。さらに、これに加えまして、昨年六月には特別地域以外の普通地域における指導指針を新たに策定いたしまして都道府県に通知をいたしております。

 今後とも、これら指針の適切な運用に努めるとともに、今御指摘のゴルフ場関係省庁連絡会議、これは九つの省庁でできておりますが、これらの場を初め関係省庁とも十分連携をとりまして、自然環境の保全や環境汚染の未然防止を図るという観点から、これらの問題に適切に対処してまいりたいと考えております。

○江田分科員 私はあるゴルフ場のプロモーションビデオを見たことがあります。これは、できた後に会員権を募集する、会員を募集するためですか、そのためのプロモーションビデオなんですが、こういうふうにして今つくっている工事の最中ですというビデオを見てもうびっくりしましたね。とにかく緑の山林を、完全に緑をうがっていくわけですね。大規模な土地が全部赤裸の赤土がそのまま露出をした土地になってしまう。そして、山を削り谷を埋めて、全く今までと違った情景をそこにつくり出すわけですね。この規模の大きさ、これほど大きな規模でやっているんだということを誇りにしておる。しかも、今度はいかに水はけがいいか、雨が降ったすぐ後でもゴルフができるというのを売り物にするために、太い管や暗渠でだあっと水を流す装置を入れる、これに今度細い枝をいっぱいつけて。ですから、森林なんというのは保水力というのが非常に重要だと思いますが、逆に、これほど保水しないということをこれまた売り物にしておる、農薬の問題ももちろんありますけれども。つまり、そういうことを見ますと、ゴルフ場をつくっている皆さんの価値観というものは、自然環境を大切にするというものから見た価値観と全く逆の価値観に立って、どれほど大規模に自然を改変するか、どれほど保水なんというようなものを無視するかということにむしろ価値を置いているというふうに見えるわけですね。これはやはりその思想自体を変えていただかないといけないんじゃないかという気がするのです。

 そこで、ゴルフ場について基本的に今の長官のお話、大規模な自然改変が起きたり、農薬の問題もあったり、環境への悪影響が重要であるから、これはよく注意をしなければならぬという――そうですね。そういうお考えを聞いて本当にほっとしたのですが、現在地方公共団体で規制強化の機運もある程度高まっていて、都道府県単位などで総量規制をするところも出てきております。岡山県でいえば、河川水系流域内の森林総面積の二%以内、かつ当該市町村総面積の二%以内という、いろいろ例外もついておりますが、一応総量規制をしております。環境庁は、ゴルフ場について総量規制という規制の仕方をどのように考えていらっしゃいますか。環境アセスメントの実施のように、自治体の取り組みがいろいろあるわけですが、こうした自治体の取り組みを積極的に支援をしていくというお考えはないんでしょうか、お伺いをいたします。

○渡辺(修)政府委員 地方自治体におきましては、先生がおっしゃいましたように、ゴルフ場の立地、建設に関しまして、県土面積に占めるゴルフ場面積の割合の設定、これがいわゆる総量規制でございます。それから環境アセスメントを実施させる、さらには個々のゴルフ場事業者と環境保全協定を締結する、こういった形での環境保全のための措置が講じられております。

 いわゆる総量規制についてどうかということでございますが、私どもとしては、各地域の置かれている自然的、社会的条件が区々さまざまでございますので、それぞれの地方自治体でその実情を踏まえて適切に対処していただくということが基本だとは考えております。しかしながら、御指摘のように、地方自治体におけるさまざまな取り組み状況を環境庁として把握をいたしまして、各自治体への情報提供を行う、こういうことによってゴルフ場に関します環境保全施策を支援しております。また、もう一つの例といたしましては、今年度から三カ年計画でゴルフ場をつくる場合の環境アセスメントの指針づくりとでも申しましょうか、こういうものも手がけているところでございます。

 各自治体でそれぞれ御対応いただくというのを基本としながらも、環境庁として、環境保全の見地からできるだけの支援をしていきたい、こう思っております。

○江田分科員 環境保全の見地から的確に指導をしていくというところをひとつぜひお忘れにならないようにお願いをいたします。

 ゴルフ場問題の典型的な事例、まあ典型と言えるかどうか、一つの事例を挙げて伺ってみたいのですが、日光にあります霧降高原ゴルフ場建設問題というのがあります。ここは、昨年の秋に、元環境庁長官の鯨岡兵輔先生、そして私、これは御一緒できなかったので別の日だったのですが、現地の見学もいたしました。ぜひ取りやめということにしてほしいのですが、もう建設工事は始まっている。この霧降高原ゴルフ場、私は石垣島と長良川と並んで日本の環境問題の三大シンボルという感じがしておるのです。そのほかにももっとひどい事例もいっぱいあるけれども、今環境問題の中でシンボル化しているという意味で三大シンボルだと思いますが、ある意味では日本のゴルフ場問題が集約されているとも言えます。

 五つ大きな問題点があると思います。第一に、国立公園の中のゴルフ場だ、普通地域ではありますが。第二に、水源地につくられるゴルフ場だ。第三に、一〇〇%樹林地で動植物にとって豊かな自然環境を破壊するゴルフ場だ。第四に、治山治水上有害で危険なゴルフ場のおそれがある。第五に、リゾート法適用対象ゴルフ場である。リゾート法という問題点。これもいろいろ見方があると思いますが、リゾート法によってむしろゴルフ場を規制する立場の県が、これを推進、促進する側に回ってしまうという問題点があろうかと思います。

 まず第一の国立公園内のゴルフ場ということについて伺いますが、昭和四十八年の政令改正で国立公園の特別地域でのゴルフ場建設は事実上禁止された。そして昨年六月の指導指針で普通地域内におけるガイドラインが示された。しかし、これはどうも事実上は国立公園内でのゴルフ場建設を一定の条件のもとで容認している、そういう機能を果たしているかに見えます。我が国の代表的な自然環境である国立公園の中、これは普通地域といえどもゴルフ場を建設することは好ましくないと私は思うのですが、環境庁長官、いかがでしょう。

○愛知国務大臣 我が国の国立公園と申しますのは、民有地を含めて土地の所有形態にかかわりなく指定できるというものでございまして、多目的な土地利用を前提として存在しているということでございます。こうした中で、自然景観の保護と土地所有権等の財産権の尊重との調整をどう図るかなどの観点から、国立公園を特別地域と普通地域とに区別して、両者で規制の差異を設けている、このようなわけでございまして、ゴルフ場の開発につきましても、このような制度の差の一環の中で位置づけられる問題と考えておりまして、特別地域と同様の規制を普通地域にまで適用するということは、そういう意味でちょっと無理ではないか、指導指針に適合しておれば認めることはやむを得ないと考えているわけであります。

○江田分科員 特別地域と普通地域の違いがあることは、そのとおりだと思うのですけれども、ただ、普通地域の場合でも、やはり国民みんなにとってこの自然環境というものは大切に守っていこうじゃないかということで国立公園というものを指定をしているわけで、そして国立公園ごとにいろいろなバラエティーがありますから、どこも同じにというわけにはいかないだろうが、私権の制限も自然環境を守っていくという点でやはりある程度は仕方のない、あるいはそのことが今要請されている、そういう時代にもなっているわけで、私は、物を考えるスタートラインとしては、やはり普通地域であっても、先ほども申し上げたようなゴルフ場のような大規模な自然改変、しかも、例えば排水などはいい方がよろしいという、そういう土地利用の仕方というものは、国立公園というものに似つかわしくないんだという一番基本的なスタンスは持っておかれることが必要だと思っております。

 さて、四十八年の政令改正のとき、自然保護局長通知の中では、最近、国立公園等の自然性の高い風景地にあっても、ゴルフ場の設置が多数計画されているが、ゴルフ場の設置は広い面積にわたる木竹の伐採、土地の形状変更等の行為を伴い、自然の現況を大幅に改変すること、さらに当該地域が少数者に排他的に利用されることなどからみて、国立公園等の利用者が増大している今日においては、公園施設として現在以上にゴルフ場を設置することは適当でないと認められると書いてあるわけで、これは特別地域のことですが、しかし、普通地域も含めて国立公園というのは、広く国民すべてのために自然を残そうというところなんで、こういう広く国民のために設定された国立公園というものが、自然環境に与える影響自体はある程度受容できるものであったとしても、利用形態として会員制利用形態になってしまう。私は、国立公園の利用というのは、会員は、日本国民であるという会員で十分だ、それ以上の会員に限定することは、国立公園の設置目的からいうとおかしいのじゃないかと思うのですが、普通地域の場合であっても、会員制の利用施設というものをつくる、少数者の排他的利用になるというものは、どうも正義に反すると思うのですが、長官、いかがですか。

○愛知国務大臣 先生の御指摘の点は、確かに説得力のある話でございまして、私どもとしましても、御趣旨をよく踏まえまして、制度として法的な規制をするということは、先ほど申し上げましたような観点から無理ではございますが、指導指針というものをさらに強化するなどいたしまして、その趣旨が生かされるように努力をしてまいりたいと思います。

○江田分科員 長官、ぎりぎりのところをお答えくださったと思います。本当によろしくお願いします。

 もう余り時間がありませんが、もう一つ、日光の霧降高原ゴルフ場建設予定地というのは鳥獣保護区の指定を受けているのですね。実際私が見に行ったときもたくさんのシカや、それから多分キセキレイという鳥だと思いますが、鳥もいました。トウホクサンショウウオという生物の生息の南限地だそうで、まさに鳥獣保護区にふさわしいところです。そこにゴルフ場ができる。

 昨日環境庁の方の説明を伺ったのですが、鳥獣保護区というのは狩猟から動物を守る規定である、それ以上ではないということなんですが、さあ一体そういうことでいいのか。そういう地域に生息しておれば、鳥獣、鳥もけものも安心して生息できるという、そういう地域にしてほしいと思うのですが、鉄砲を持って入っていくのでなければ、ブルドーザーでもって入っていこうが何を持って入っていこうが鳥やけものは黙ってなさい、水場にも行けない、食べ物をとる環境も激変する、これではちょっと鳥獣保護区の設定の意味がなくなると思うのです。この日光霧降高原の場合には、ガイドラインで「野鳥、昆虫、水生生物等の生息環境の保全、創出についても、適切な配慮が行われるものであること。」と書いてありますが、例えば、シカの生息環境への配慮は、この霧降高原の場合はあるのでしょうか。

○伊藤(卓)政府委員 ただいま御指摘の鳥獣保護区に設定されておりまして、確かに捕獲の禁止等ということで、いわゆる土地の改変行為に対する規制はできていないわけでございますけれども、私どもとしては、やはり法律的には開発行為そのものを規制することはなかなか難しいわけでございますけれども、そこにおける生息への影響を最小限に食いとめる配慮が必要だということは、基本的な考え方として持っておりまして、栃木県でも環境影響調査に基づく保護のための措置を講ずるように考えておるというふうに聞いております。

 例えば、シカが自由に移動できるようにというような配慮から、ゴルフ場の周囲にはできるだけ垣根をしないといいますか囲障を設置しない、自由に出入りができるようにする、あるいは鳥獣が利用できる水場、そういったものを設定する、それからあと植樹、緑化につきましても、郷土種をできるだけ利用する、そういったことは配慮の中として考えられておるようでございます。

○江田分科員 囲障を設置しない。私が見に行ったときには、御丁寧にも、ここから入っちゃいけませんといって、まあ囲障じゃありませんが、ひもをちゃんと設置をされておりまして、私はそこから中には入りませんでしたが、シカは入れますかね。

 もう時間がありません。この霧降高原ゴルフ場を見に行ったときの現地視察の折に、鯨岡先生が、金もうけのための自然環境破壊はもってのほかだ、こう言われたそうです。そしてもう一つ、自分の環境庁長官時代の心残りとして、環境アセスメント法をぜひつくっておきたかった、こうおっしゃったそうですが、愛知環境庁長官、ひとつ長官時代の業績として環境アセスメント法制定にぜひリーダーシップを発揮していただきたい。

 それから、環境問題で国民の中でいろいろな人がいろいろなことを言うと思うのですね。現在の法制上できることできないこと、あるいは政策全体を考えてできることできないこと、いろいろあると思いますが、環境問題について現地の人たちが、あるいは現地でなくても、関心ある人たちがいろいろな警告を発する、いろいろな運動をする、環境について国民の注意を喚起する運動をする、こういうものは環境庁としては非常に大切な歓迎すべき国民の声だと私は思うのです。そういうものもぜひ大切にしていただきたい。

 最後は御要望申し上げて、質問を終わります。


1991/03/13

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