1998/01/07 | 戻る/ホーム/民主党文書目次 |
統一会派結成宣言
国民は、政府を信任していない。市場は、政府に不信任を突きつけている。政官業癒着の構造の上に成り立つ自民党政権は、国民負担を増加させる一方で、国民生活の将来に不安を残し、市場経済の活性化の道を閉ざしている。族議員の横暴とともに行政改革の行方を曖昧にし、景気の低迷や金融不安、国際的な信用の失墜を次々と招来している橋本政権にこれ以上国民生活の未来をゆだねることは許されない。
そして、いま、国民は信任に値する政府の実現を求めている。われわれは、現在と未来に責任を持つ政治家として橋本内閣の退陣を強く求めるとともに、国民の共感を得られる政策の合意を基調に、民主的でかつ開かれた政治集団の実現をめざして大きく踏み出すことを誓い合った。ここに、われわれは、政策と責任を共有することを確認し、国会内統一会派を結成する。
われわれは、国会内にあって、野党第一会派としての責任を自覚しつつ、政府・与党と毅然と対峙し、対案を提起する建設的対抗勢力として行動する。統一会派は、国会を言論の府として復権し、透明度の高い国政を実現すべく共同で行動する。
統一会派はまた、院内における共同行動を基盤に、国民に信頼される政治の実現をめざすとともに、政官業癒着の構造を打破し、安心で自由な国づくりに着手する。
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