江田五月 活動日誌 2000年6月(1〜10) | >>日程表 |
今日から6月。午前中は、11時に学生さんが来て、憲法調査会について解説。11時40分から新聞記者さんの取材。これも憲法です。12時から食事付き会議。
1時から弁護士さんたちと、司法制度改革の民主党案の検討。4時羽田発兵庫へ。土肥隆一さん(兵庫3区)の総決起集会で激励の挨拶。土肥さんはシリウスの仲間で、福祉に打ち込んでいます。絶対勝って欲しいです。
8時過ぎに新神戸から岡山へ。9時過ぎから、河田英正さん(岡山1区)の緊急会議。細かく点検です。夜半、やっと自宅へ。
昨日12時半、問責決議案が否決された直後に、石田みえさん(民主党、岡山選挙区)のご主人・徹さんがお亡くなりになりました。明日の葬儀には、私が党を代表して参列です。それに岡山5区の候補者決定(やっと、全ての条件が整いました。中国地方で民主党唯一の女性候補です。頑張るぞ!!)の記者会見があります。そんな訳で、解散後の議員総会でみんなと気勢を上げることができません。いよいよゴングです。
今日、「民主党の15の挑戦」(選挙政策)が発表されました。自民党との違いをくっきり出しました。
「課税最低限の引き下げ」は、国の運営費を、たとえ僅かでもみんなが負担することで、参加意識を広く持って貰おうということ。その分、児童手当の拡充や住宅ローン利子の所得控除などに当て、国民負担全体としては、増加させません。
その他にも、「道州制導入と連邦分権国家」とか「首相公選制の検討」とか、結構面白いと思います。
今日は、石田みえさん(民主党、岡山選挙区)のご主人、徹さんの葬儀。東京芸大声楽科卒のテノール歌手で、中国短大の名誉教授。享年68歳。斎場にはご自身の、透き通ったテナー日本歌曲が流れていました。
2時から県庁記者クラブで、岡山5区の記者会見。はたともこ(秦知子)さんが今日、民主党県連の上申を受けて本部の常任幹事会で公認候補に決定されました。はたさんは広島県出身、33歳の薬剤師、ケアマネジャーです。福山の広大付属中学、高校から、明治薬科大薬学部卒。昨年の民主党の公募候補に合格。「女性のための政治大学」も受講しています。
5月末まで、東京で50人のケアプランを作っていました。介護保険導入時の亀井静香氏の横槍には、本当に困り憤ったと言います。民主党では中国地方唯一の女性候補です。
いよいよ解散。「神の国」解散か、「森の中」解散か。時間がありません。全力疾走あるのみです。はたさんのほか1区の河田さん、4区の熊谷さんと一緒に市内を街頭演説。皆堂々としてきました。はたさんはまだほんの一言。すぐ慣れます。
夕方から揮毫。その後取材。
今日は、朝8時半から江田事務所の選対会議。1区から5区まで、細かく点検。昨日の解散を受けて、大車輪です。特に5区のはたともこさんの場合は、何しろ昨日の立候補表明ですから、一からのスタート。「やるっきゃない」です。
10時から地元紙の取材。選挙をどう戦うかですが、奇手妙手はありません。「神の国」、「景気、経済」、「警察など社会システム」など、また「分権連邦国家」など15の挑戦を、真正面から訴えるほかありません。
11時から中桐伸五さん(岡山2区)と、3時過ぎから樽井良和さん(3区)と街頭演説。どちらも力が入っています。
夕方津山市で、「神崎裕康さんを偲ぶ会」。神崎さんは私の父の秘書から津山市議に。30年以上勤めて、去年4月後輩に道を譲ったとたん病に倒れ、6月急逝。私は学生時代から兄のようにお世話になり、政治活動でも世話になりっぱなしでした。今日は、「歌を歌え」との未亡人のご要望ですが、街頭演説でかれた喉で、どうなりますか。
夜は番町文庫の仲間と、しまなみ街道の民宿で盛り上がることになっています。
昨夜、「神崎さんを偲ぶ会」のアベマリアは、声は出たのですが、歌詞の字が小さくて読めず、散々でした。その後、愛媛県大島の名駒に来て、中学時代からの友人たちと夜中まで飲み、今日は、大島からスタート。
昼、弔問の後、1時から私の「倉敷女性の会」。熊谷君(岡山4区)の支援をお願いしました。次いで熊谷君と倉敷市内3箇所で街頭演説。JRで岡山へ。
5時半から「星島淑子さんの師籍30周年記念パーティー」。星島さんは、私の中学の後輩で、琴の先生を30年。意欲的に新機軸を打ち出しています。最近は、人道支援でアフリカに出かけたり、またお嬢さんも琴でご活躍。挨拶だけで失礼しました。
6時から、民主党参議院議員会長の本岡昭次さんが応援に来てくれて、河田さん(同1区)と街頭演説。
7時から私の光南台の会で中桐さん(同2区)の支援をお願い。夜は中桐事務所の前の焼肉屋で夕食。
森首相がまた失言。「国体」という言葉は、「国体の本義」とか「国体護持」とかいわれた言葉で、「天皇中心の神の国」と同じ意味です。謝罪しても撤回しないのは、やはりこれが彼の「真意」だということ。ルール違反で一塁に出て、咎められたら謝って、しかし塁からは降りず、「争点にしない」と誤魔化し、チャンスを見て次は二塁まで進もうと虎視眈々。早く牽制で刺さないと、本塁まで行かれます。目くじら立てずに済むのならいいのですが、参議院にいて、たとえば憲法調査会の参考人に西尾幹ニ教授を推薦し、その歴史観に感じ入っている自民党の議員らを見ていると、本当に心配になります。
今日は、恒例の「おはよう、民主党です」。毎週月曜日朝、7時半から岡山駅頭で街頭演説をやってるんです。新人はたともこさん(岡山5区)を迎え、河田さん(同1区)と共に、張りきってスタートです。
9時半から江田事務所の事務局会議。10時から連合岡山の執行委員会へ。お願いの挨拶とはたさんの紹介。次いで本人の挨拶。無事できました。その後、政策協定の調印に立会い、記者会見。連合幹部の皆さんと昼食。
1時、鳩山由紀夫代表を迎えて街頭演説と商店街練り歩き。右翼がすごい。中国地方の右翼が勢揃いしたのではないかなあ。市民の皆さんも、びっくりしたと思います。やっぱり森首相の「神の国」発言は、右翼を喜ばせ、舞い上がらせているようです。
鳩山さんと別れ、はたさんと共に労組廻り。夜は倉敷市で、熊谷裕人さん(同4区)の「総決起集会」。800人集まってくれました。中央からは、伊藤英成さん、羽田雄一郎くんが来てくれました。
夕食は、倉敷で羽田君、はたさんと共に。 頑張るぞ。
今日から地方へ。午前中は、ちょっとゆっくりし、昼から取材の後、JRで鳥取市へ。
5時前から、鳥取県庁前で街頭演説。その後記者会見。鳥取は、2区の公認候補は山内おさむさんですが、1区が決まりませんでした。断念発表で、県連代表の鍵谷県議も苦しそう。
その後6時過ぎから、聴衆600人で「民主党大演説会」。重田連合鳥取会長にもご参加いただき、私から約30分、総選挙の意義や争点、民主党の公約などを話しました。重田会長のお話は、「これまで日本の政治は、野球でいえばずっと右投手。国際化時代にこれでは、試合になりません。日本も左投手も必要です。ぜひ民主党を。」と、分かりやすいたとえでした。
後、幹部の皆さんと会食。鳥取泊りです。
今日は強行軍でした。まず鳥取市からスタート。空路上京。モノレールで天王洲アイルへ。初めて降りました。午前は、松原仁さん(東京3区)の応援で、大井町駅頭で街頭演説の後、連呼の手伝い。午後は宇佐見登さん(同4区)の応援。宇佐見さんは、93年総選挙で彗星のごとく26歳で当選。その前、制度改革研究会(93年の激動を目指し、細川さん、武村さんたちと作っていた会)でご一緒でした。武村さんの秘書で、会議にワープロを持ち込んで、リアルタイムに資料を作っていました。
2時40分のフライトで庄内へ。久しぶりに阿部昭吾さんのご自宅へ。早めの夕食をご馳走になり、寒河江孝允さん(山形4区)の総決起集会で、30分挨拶。寒河江さんは、大学でも法曹でも私の後輩。阿部寿一酒田市長や弁護士仲間の高井和伸さん(89年の連合参議院のメンバー)とも、久しぶりにお会いできました。
その後、JRを乗り継いで、新潟経由で東京へ。
梶山静六さん急死。魅力ある人でした。法相時代に、「人物と見込んでお願い」と大臣室に飛び込み、特別在留許可だったか頼み込んだら、聞き容れてくれました。93年総選挙の後テレビで激突しました。幹事長時代です。自民党下野の決断前夜でしょう、遂にテレビに出てこられなくなりました。去年かな、国会前庭でお会いしました。偶然どちらも地元支持者の皆さんと一緒で、みんなで記念写真を撮りました。合掌。
今日は、小渕前首相の葬儀です。しかし世の中の変化は目まぐるしく、森首相の「神の国」発言もあって「弔いムード」は何処へやら。自民党5人組による「陰謀」の臭いさえあるのに、自民党葬で送られる小渕さんが気の毒です。
朝JRで船橋へ。野田佳彦さん(千葉4区)の街宣。かつて松戸の宿舎から千葉の裁判所へ通った新京成線沿線です。野田さんは、日本新党の俊秀。今日の演説も迫力、説得力とも満点。前回、105票差で涙をのんでいるだけに、頑張って欲しいです。
昼からJRで千葉市へ。おなじみの北村哲男さん(同1区)と街宣。千葉駅周辺の変わり様にびっくり。ここに通っていたのは、何しろ25年以上前ですから。次いで竹内圭司さん(32歳、同3区)と、市原市や千葉市を挨拶まわりと街宣。竹内さんは一人でぶっ通しでマイクを握り、とにかく元気です。自民、保守激突の間隙をぬえればいいのですが。
最後はどしゃ降り。梅雨入りでしょうか。
今日、10時半から記者会見。青木官房長官の告発受理を報告し、憲法・行政法学者のみなさんへのアンケートの結果を発表しました。400余りの人に発送したのですが、回答は31人。期間が短く、政局がらみで警戒されたこともあったかと思います。
結果は、30人がこの「臨時代理指定」から「総辞職・森首班指名」には「問題あり」と回答。内2人はその後の推移で瑕疵が治癒されたとの見方。これで仕方ないというのは1名に過ぎませんでした。従来の政府答弁は、「閣議」で代理を指定するというもので、「よろしく頼む」といった不明確な言葉では指定と言えず、青木長官への指定ありとして事を進めた今回の扱いはこれに反し、是認できないというのが、専門家の大勢です。
4時、広島市内。西尾政英さん(広島1区)応援の街宣。6時半、決起集会。西尾さんは党本部の政策スタッフから落下傘で立候補した39歳の好漢です。まさに一生懸命。自転車にのぼり旗で、半年走り回りました。地域のしがらみのないことを強みとさせたいですね。
夕食後小倉へ。小倉泊
森内閣疑惑解明PTが「憲法学者へのアンケート」結果を発表
森内閣疑惑解明プロジェクトチームの江田五月座長は9日、国会内で記者会見し、学者・研究者など憲法の専門家に対しておこなった「小渕首相の首相臨時代理指定」に関するアンケート結果を発表した。
日本公法学会学会員のうち法学部もしくはそれに類する学部・学科に所属する専任講師以上の大学教員475人に5月26日に郵送し(うち8人は不明で返送)、6月1日までに31人から回答が届いた。
その結果、前首相の入院から青木官房長官による臨時代理指定に至る経緯に、「問題があった」が30人、「なかった」が1人となるなど、「回答数は少ないが、憲法上も法律上も問題ありと考える研究者が多数派」(江田座長)である傾向が明らかになった。
●アンケートは3問、それぞれの結果は次のとおり。
【問1】 小渕前首相の入院から青木官房長官による『首相臨時代理指定』に至る経緯について、憲法及び内閣法上、問題があったと考えるか?
回答 問題があった(30)
問題なかった(1)
【問2】 小渕前首相の意思表示が困難になった後、どのような方策を講じるべきであったか?
回答 臨時閣議を開く(17)
臨時閣僚懇談会を開く(10)
国会の議論に委ねる(7)
与野党の党首会合を開く(0)
連立与党の党首会合を開く(0)
自民党の正規の役員会を開く(0)
これまでの対応で問題なし(1)
【問3】 現在の時点で国会あるいは国民の側からどのような措置をとることができるか?
回答 法的措置は不可能または困難(15)
内閣や青木官房長官に対する不信任決議の提出など国会による責任追及(8)
選挙で信を問う(7)
青木官房長官の謝罪・辞任を求める(4)
事実関係の調査・情報開示を求める(4)
法的な瑕疵があったとしても、その後の手続きによって治癒されたので、法的
是正措置は必要ない(2)
首相臨時代理指定好意の不存在の確認訴訟(1)
臨時代理にによる総辞職の無効確認訴訟(1)
森内閣の職務執行停止を求める(1)(民主党ネクストキャビネット速報より)
今日は、小倉のホテルを7時40分に出発。グラウンドゴルフ大会の開会式で挨拶し、岩田順介さん(福岡8区)を応援。岩田さんは、昨年の民主党代表選の時の菅直人選対の事務総長です。腹の座ったいぶし銀の魅力で、私たちの兄貴分なのですが、鬼の霍乱で体調を崩し、現在入院中。23年前の私と同じ立場なのです。公示日までには退院し、戦線復帰の予定です。頑張れ!
午前中、中間市、直方市、飯塚市で街宣。
午後から、楢崎欣弥さん(同4区)の応援で街宣3箇所。楢崎弥之助大先輩もお出ましで、久しぶりにご一緒に街頭に立ち、感無量でした。欣弥さんも張りきっています。
夕方から、北橋健二さん(同9区)の応援で、演説会2箇所。満員の盛況でした。北橋さんは、非常にまじめな理論家です。昨年、9区総支部の結成大会にもお邪魔しました。議席を死守して欲しいです。
新幹線で帰岡。久しぶりの自宅です。
江田五月 活動日誌 2000年6月(1〜10) | >>日程表 |