江田五月 活動日誌 2001年10月(1〜5) | >>日程表 | ホーム/総目次/10月目次/ 前へ|次へ |
今日は、恒例の7時半からの駅前演説「おはよう730、民主党です!」に、8時過ぎから参加。
喫茶店で朝食の後、9時半から1時間、事務局会議。テロ対策の考え方について話し合いました。11時から、知人訪問。
13時過ぎのフライトで上京。テロ後初めてですが、検査などがかなり厳しくなっています。20分ほど延着し、首都高速が大渋滞で、15時からの予算委員打ち合わせに、大幅遅刻。着いた途端に終わりました。16時から、法務部門の運営につきスタッフと打ち合わせ。
17時から、超党派の「国会コ−ラス愛好会」の練習。リサイタルを開きます。来年6月19日午後6時19分開演(なぜでしょう?)で、日比谷公会堂です。岡村喬生さんが総指揮で、ダークダックス、デュークエイセス、ボニージャックス、タイムファイブ、サーカスなどの皆さんも出演してくれるはずです。収益金はすべてチャリティーとします。名付けて「ハーモニー和っ」。今日はその結団式と初練習。岡村さんと、ボニージャックスの皆さん全員が来て、指導してくれました。私はバス。今日の曲目は「ふるさと」。
海の向こうでは、攻撃の日が迫っているようです。気のせいか、街中みなイライラしているようです。21世紀をテロの世紀としないために、叡知が試されています。積極的提案が求められています。私は、1998年に締結された「国際刑事裁判所」の早期発効と、これを実効あらしめるための「国連警察軍」の創設を、提案しています。日本は、裁判所設置の条約に署名すらしていません。
今日は、9時半から議員総会。10時から本会議で代表質問です。1番手は民主党の角田義一さんで、40分間、(1)21世紀初頭の危機として、テロ問題、雇用など、(2)自民党政権の罪として、高祖問題、狂牛病など、(3)明るい未来のためにとして、医療制度改革、患者の権利を質問。今回の自衛隊派遣の根拠を質したのに、答弁漏れで、場内で協議すると、「憲法の枠内で」というのが答弁該当部分だと釈明。集団的自衛権の行使についての政府の憲法解釈はどうなるのでしょう。今後の課題です。
田中外相は、外務省内の「一部勢力」が自分に反対していると反撃。省内バトルはどうなるのでしょう。
2番手は自民党の青木幹事長。景気対策につき、30兆円にこだわらず「フリーハンド」で政策決定すべしと迫りました。首相はこれを受け入れない答弁をしたので、逆に参議院自民党がフリーハンドを得たのでしょうか。
12時から予算委員会。その後、議長公邸で議長・副議長就任のご挨拶。13時から、常任役員会。予算委員会の進め方などを協議しました。14時から、予算委員打ち合わせ。9日の9時から、民主党の平田さん、巨泉さん、浅尾さんが質問に立ちます。
中東情勢に関する勉強会をちょっと覗いて、15時半から、司法制度改革推進法案のヒアリング。16時から、最高裁から福岡事件の反省としての令状事務改革のヒアリング。16時半から、弾劾裁判所事務局と打ち合わせ。17時半から、法務関係の打ち合わせ。その間取材。千客万来です。
18時半から3時間ほど、民主党憲法調査会の進め方につき、鹿野会長らと夕食を取りながら打ち合わせ。店の女将さんが、過去の芳名録を見せてくれました。何と最初が「花枝動かんと欲して春風寒し 江田三郎」。離党直後に記帳したものです。25年が、あっという間に過ぎました。
今日は、8時からエネルギー・環境問題研究会。有志による勉強会です。9時から、弾劾裁判所事務局と打ち合わせ。9時半、議員総会。10時から本会議。代表質問の続きです。鎌田さゆりさんから、全く実体のないのに偽造婚姻届で婚姻の記載をされた戸籍を、バツで消すのでなく、元通りにきれいにする方法はないかとの相談。東北・北海道にそういう犯罪が続出しているようで、被害者のことを考えれば、立法措置が必要かも知れません。
11時半、警察庁から児童買春につきヒアリング。弾劾裁判関係の準備です。
12時から、国対・理事合同会議。新たに当選された皆さんもいるので、ゼロベースで協議しました。13時から、本会議再開。岡崎トミ子さんが、歯切れの良い質問をしました。冒頭、小泉首相の昨日の「答弁が原稿棒読みになるのは、政治家の議論にふさわしい質問をしないからだ」との趣旨の発言を取り上げましたが、答弁なし。憲法や集団的自衛権のことは、政治家でなく官僚が答弁を作ればよいということで、考え違いだと思います。弾劾裁判所事務局と打ち合わせ。
14時半、法務省からヒアリング。15時から1時間強、裁判官弾劾裁判所の裁判員合議。合議は秘密なので、細かなことは報告できませんが、審理の方針が見えてきました。終了後、合議の結果に従い、私から谷川訴追委員長に電話で求釈明。弁護人とも電話連絡。次回の公判期日は10日で、そこでこの経過を述べることになります。煮詰まってきています。
17時前、法務省と協議。15時から民主党外交・安保部門合同会議で、テロ対策につきエンドレスで議論することになっており、やっと17時半ころになって時間が出来たので、出席しようと確認すると、終了したとのこと。私の意見は、長丁場の連続協議の最初に、NC会議で述べてはいるのですが、大切な会議に直接出席できず、申し訳なく思っています。しっかりした議論で、妥当な結論が出たことと思います。
テロを巡る国際情勢も煮詰まってきたようで、緊迫しています。アメリカ1国による無差別報復攻撃ではなく、国際社会の共同対処に収斂してきているようですが、なお目が離せません。
今日は、8時半からNC法務部門会議。議題山積で、まず(1)衆参の法務委報告。次いで(2)法務省と最高裁から来年度予算の概算要求、(3)内閣提出予定全法案の概要、(4)内閣官房と日弁連から司法制度改革推進法案につき、それぞれヒアリングs。最高裁では、裁判官45人を含む89人の職員純増要求や岡山地・家裁と高裁支部の合同庁舎新築要求もあります。
司法制度改革推進法案は、審議会意見書の実現のため、推進本部を設置するもの。日弁連の正副会長会議は、「基本的にこれに賛成する」という方針を決定。審議会意見書に日弁連の提案を反映させた以上、この実現を目指すには、積極的に推進本部に参加した方がよいとの判断です。「日弁連の責務」条項も、表現振りにつき折衝を重ねた結果であって、受け入れるとのこと。ご批判も視野に置きながら、真の司法制度改革が実現するように、努力したいと思います。
11時半から、国のかたち研究会。菅さんは予算委員会質問の準備のため参加しませんでしたが、テロ対策新法などにつき熱心な意見交換が行われました。
13時半からの菅質問を傍聴。小泉首相が、「テロ対策新法は、個別的自衛権でも集団的自衛権でもない。」と答弁。武力行使は行わないからという理由はまやかしですが、言葉だけならその通り。私は、首相自身がそう言った以上、自衛権で説明するのは無理。国際共同行動としての集団安全保障措置への日本の関与しか根拠はないと思います。それなら、それにふさわしいあり方にしなければなりません。
15時から、法務省や弾劾裁判所と懸案協議。17時から、NC会議。連日の外務部門・安全保障部門合同会議でまとめられた「米国における同時多発テロへの対応について」と「国際的共同行動をとるための特別措置への取り組み」を了承しました。私ほか数人から、私たちが目指す21世紀の世界のあり方を示した上、そこに辿り着くための当面の措置という位置づけを明らかにした方が、分かりやすいとの意見が出されました。国際刑事裁判所にも言及しました。続いて「子どもの読書活動の推進に関する法律案」を了承。
会議の合間を縫って、民主党憲法調査会の人事の了解を取り付けるために、走り回りました。
今日は、10時から「ハンセン病問題の最終解決を進める国会議員懇談会」の第4回総会。国会議員、患者・元患者、弁護団のほか、初めて厚労省の課長らにも来ていただき、大盛会。私は会長挨拶。参加者から厚労省に、最終解決に向けて、給付金、謝罪広告、検証、在園保障などを強く要請しました。議懇から首相と衆・参議長に対し、謝罪広告を申し入れることとなりました。
不自由者棟の入所者は、平均年令77.6歳なのに、夜間は身近に職員がいません。3交替勤務の要請くらい、ぜひ実現させたいものです。
11時過ぎから、法務部門会議の役員会。今国会の提出予定法案につき、処理方針の概略を決めました。司法制度改革推進法案については、本会議での質疑を求めます。自民党の求める取締役の責任軽減などの代表訴訟制限は、慎重に対応します。
12時半から、連合の躍進レセプション。鷲尾体制から笹森体制に変わりました。宇佐美さん、竪山さん、山岸さんなど、大先輩が勢揃い。皆さんに挨拶しました。
14時から、NPO関係の引継ぎ。佐藤謙一郎さんがNPO局長になり、これまでの課題を説明しました。
15時前の新幹線で帰岡。18時過ぎ、「瀬戸内ハンセン病国賠訴訟勝利報告集会」に参加し、挨拶しました。大盛会で、会場が笑顔に溢れていましたが、まだまだ課題山積です。
知人のご母堂の通夜。きりたんぽの会。
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