江田五月 活動日誌 2001年11月(16〜20) | >>日程表 | ホーム/総目次/11月目次/ 前へ|次へ |
今日は、9時半から議員総会。10時から本会議。補正予算3案と関連の地方交付税法改正案、決算剰余金特例法案の採決です。一般会計の追加歳出は2兆9955億円で、その内、雇用関連施策に1兆円、テロ対策に500億円、狂牛病対策に265億円が盛り込まれています。
谷博之さんが反対討論。選挙区の栃木県の誇る、帝国議会議員を辞し足尾公害につき天皇に直訴した田中正造翁の、「真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を荒らさず、人を殺さざるべし。」という言葉を引用し、雇用対策がなお不十分だと迫りました。しかし、与党3党137人が賛成、民主党など97人が反対で、可決、成立しました。13時45分、法務省幹部。14時半、おかやまコープの皆さんが、食の安全を求めた請願につき、申し入れに来られ、お茶をご一緒しました。
15時過ぎの新幹線で、新大阪へ。司法試験合格者の祝賀会が、反町勝夫さんのLECの主催で開かれ、祝辞を述べさせていただきます。新しい時代に、法曹の使命はますます重要になります。そこで、国民主権の司法制度を目指した大改革に取り組んでいるところです。ところが最近、裁判官まで含めて、法曹の自覚がかける人が見られます。試験に通ればもう「勝ち組」と思ってはいけません。これからが大切です。そんなことを話そうと思います。後は、楽しく盛り上がるでしょう。
関西の合格者、80人ほどが集まり、和気藹々。結構4回以上トライした人もいます。在日韓国人、現役の歯科医など、変わり種もいます。抽選やジャンケンゲームや、愉快な2時間を過ごし、反町さんたちと夕食。二次会、三次会と、夜が更けるに従い、一層盛り上がりました。
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今日は、大阪のホテルで起床すると、妻から、しっかりものの母のいとこが病没との電話連絡。奈良市なのですが、時間がなく、電話のお悔やみで許してもらいました。11時前の新幹線で上京。宿舎で着替えて、16時半からの多田豪くんと渋谷啓子さんの結婚式と披露宴に出席し、挨拶しました。
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新郎のご尊父、俊三さんは、大学卒業以来政治に志し、1977年の私の父の社市連の旗揚げに参画し、社民連時代を通じて事務局の中心的役割を担ってくれました。今は、先日お世話になった全国の建設業の皆さんの健康保険団体、「建設連合」の事務局長です。
結婚式は、人前結婚式といって、参列者を証人として、誓いの言葉、指輪交換などを行います。34年前、私たちが行ったと同じ考え方ですが、今日は媒酌人なしです。最近はやっているようで、良いですね。来賓は、本人関係ばかりで、親の関係は私ひとり。しかし私は、新郎の就職の保証人なので、本人の関係者でもあります。
新郎、新婦がプレゼントを渡しに各テーブルに回って来たので、メインテーブルのみんなで記念撮影。友情溢れる良い披露宴でした。若いお2人の前途が幸せ一杯であるよう祈ります。
終了後、タクシーを飛ばして東京駅へ。最終新幹線で、帰岡。
今日は、10時から岡山県学童保育研究集会。1997年の児童福祉法改正により、「放課後児童健全育成事業」が法制化されましたが、岡山県では取り組みは早く、今年は第13回です。会場の城東台小学校は、昨年4月開校の新設校で、住民の強い願いで作られた学校だけあって、学童保育の為の教室も作られています。県下各地から、保護者を中心に300人ほどが集まりました。
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11時過ぎ、緑川洋一写真美術館の鷹取教示写真展へ。鷹取さんは、高校同級生のお兄さんで、山に魅せられ、「山稜讃歌」と題して北アルプス中心の写真を展示。日の出の稜線がきれいでした。
13時過ぎ、妻と2人で那須衛一さんを弔問。満92歳で、まったく突然、眠ったままご他界。敬虔なキリスト者で、最期まで、学校災害の運動などで若者を応援してくれていました。続いて14時、緑川洋一さんを弔問。86歳で、あっという間に逝ってしまわれました。本業は歯科医ですが、光の芸術を追及して独自の世界を切り開かれ、瀬戸内海などのまばゆいばかりの素晴らしい風景写真を残されました。お2人とも、本当にお世話になりました。合掌。
15時から2時間、連合岡山と民主党県連との定期協議。参院選総括、衆院選の取り組みなど、突っ込んだ話し合いをしました。真鍋勝幸会長、春石竹一事務局長らは、来月4日の大会で交代。この4年間、お世話になりました。
流星雨
ただ今、11月19日午前2時過ぎ。流星が次々見えています。東の空よりも、どちらかというと、南の空一帯に広く、長いのや短いのや、大きいのや小さいのや、2つ続いたり、しばらく静かだったり…。人間は何と小さく、人生は何と短いのでしょう。何をいらいら争っているのでしょう。
今日は、夜中に流星群を見ていたせいで、さすがに寝不足。7時半からの恒例の駅前演説「おはよう730、民主党です」に、8時前にやっと到着し、一井副代表からマイクを受け取り、テロ関係につき20分ほど話しました。最後は羽場市議が締めてくれました。
9時半から事務局会議。私自身が出席できたのは、10月1日以来で、この間の政治の動きを駆け足で復習しました。時代の流れは本当に速いですが、それで何か変わったかというと、悪くなったことはあっても、良くなったことは何もありません。構造改革はいよいよ正念場。民主党の態度はよく分からないとの声が多いようですが、一生懸命議論しています。そこだけは評価いただきたいと思います。
道路関係4公団は上下一体で分割民営化、整備基本計画は見直し、住宅金融公庫は廃止という小泉首相の姿勢が、本当に堅持されるなら、民主党は協力する方向です。都市基盤整備公団、石油公団についても同様です。
11時来客。一緒に労組へ。来春の市議選対策です。地方議員作りから、党組織整備を始めなければなりません。
14時過ぎの新幹線で上京。小川敏夫さんと一緒に法務省幹部と協議。国会も終盤です。
今日は、9時半から党大会準備委員会。来年1月19日に東京で開く定期党大会の準備で、委員長は横路副代表、私は委員長代理です。今日は顔合わせ。地方の皆さんにとっても、参加したという実感が持てる大会にします。
10時から法務委員会。内閣提出の商法改正案につき、小川敏夫さんが質疑。新株予約権や種類株などです。前回の改正のとき、法定準備金を取り崩して配当に当てることが盛り込まれ、待ってましたと、あさひ銀行がこれを利用しました。資本注入の際に発行した議決権なき優先株に配当をしないと、これが普通株になり、国の支配が強まるので、法改正までして配当出来るようにしたのです。今回の改正で、議決権なき普通株の発行が認められれば、無理な配当をしなくてすみます。これが法改正を急ぐ隠れた理由ではないですかと、小川さんが迫りました。
11時半から、中・四国・九州ブロック議員団会議。組織方針と代表選挙規約の協議です。12時から、常任役員会。角田会長が、自衛隊派遣承認とPKO改正については、十分な党内議論が必要と、強調されました。私から、特殊法人改革についてのNC会議の議論を紹介。環境に優しい農産物等生産促進法案の提出を了承。13時から法務委員会再開。15時半、私たちも賛成して、商法改正案が多数で可決されました。
13時40分、鎌田さゆりさん。14時から、党憲法調査会第3作業部会の会合。(1)人権の帰属主体として外国人等、(2)その範囲として新しい人権、(3)人権救済体制の構築の3点につき中間報告をまとめることにしました。
15時45分、遅れてNC会議に出席。PKO改革案の協議が中心です。テロ対策と絡めた議論ではいけません。16時半から1時間、議員総会。道路関係4公団の処理方針と組織方針等について、協議しました。18時半から、川内博史さんのパーティー。19時半から、小川敏夫さんと夕食。
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