江田五月 活動日誌 2002年1月 (21〜24) >>日程表 ホーム総目次1月目次前へ次へ


1月21日(月) 召集、本会議s、精神医療、政策懇、洪牙利、提訴

今日は、第154回国会の召集日です。会期は150日と法定されていますから、延長がない限り6月19日まで。長期の通常国会です。

9時半、議員総会。10時から20分強、本会議。初めて、本会議場に国旗・日の丸が掲揚されました。議席指定の後、逝去された木村睦男さん、加藤シヅエさん、真島一男さんに議長が弔詞を朗読。真島さんに対し北澤俊美さんが哀悼演説をされました。特別委員会設置。

11時から両院議員総会。鳩山代表が、特に政府のNGOに対する差別取り扱いを例に挙げて、小泉内閣と対決する姿勢を協調。衆議院議員の皆さんと、挨拶や打ち合わせ。

12時から、知人と昼食。13時過ぎ、司法と精神医療の連携に関するPTの役員会。政府提出法案が固まりつつある模様で、対応が難しそうです。14時半から本会議で、塩川財務相の財政演説。16時過ぎから18時過ぎまで、全議員政策懇談会。18日の両院議員懇談会の続きで、全NC大臣が揃って、全部門会議の今年のテーマを報告し、質疑応答。

19時、セルダヘイ・ハンガリー大使ご夫妻主催のサロンコンサートへ。大使館で、国立ブダペスト・オペレッタ劇場の歌手の皆さんにより、カールマンやレハールの作品を堪能しました。メリー・ウイドウは、暮れにバイオリンを弾いたばかりで、大いに楽しみました。

嫌な事件が起きました。住民の反対により挫折状態になっている岡山市新福の場外馬券売場計画につき、事業者側は執拗に地元町内会に対する攪乱工作まで企ててきました。反対運動の「市民の会」はこれに屈せず、一昨年7月、「馬券場白紙撤回10周年記念イベント」を開いたのです。そのイベントの最中、ちょっとしたいざこざが起き、私も巻き込まれてしまいました。この件につき、3人の女性が私ほか7人を被告として、損害賠償訴訟を起こしたのです。私に対する訴えは、ビデオカメラを持っていた女性に強制わいせつ行為をしたというのですが、事実無根であり、3人対8人の法律関係も何ら説明されておりません。「馬券売場のもくろみがつぶれた報復訴訟ではないか。応訴します。」というコメントを出しました。いろいろなことが起きるものです。



1月22日(火) 憲法、役員会、NC、役員懇

今日は、11過ぎに参議院憲法調査会の運営打ち合わせ。11時半に古田法務局長と法務省提出法案につき協議。

12時から常任役員会。角田会長から、鳩山代表が改めて小泉内閣に対する対決姿勢を強調されたこと、野党4党で取り組む当面の課題として(1)狂牛病問題と武部農水相の責任、(2)政治とカネに関するあっせん利得法案改正があること、参議院新潟選挙区補欠選挙に推薦候補を擁立することなど、役員会の議論の紹介がありました。

14時、入管行政などにつき党本部スタッフと協議。15時半から、NC会議。鳩山代表が、当面の最大のテーマである金融経済問題についても、政治とカネの問題についても、小泉内閣は真剣に取り組む姿勢に欠け、これと対決することを強調されました。さらに、経済・財政政策の論点整理、金融再生ファイナルプランと関連法案につき協議。国会移転PTと子ども政策PTを設置。私は、(1)金融再生につき、自己資本比率だけを基準とすることに異論があること、(2)緊急事態法制につき、開かれた党内議論が必要であることを発言しました。

18時から、参議院会派の常任役員で懇親会。



1月23日(水) 予算、本会議、予算委、合同会議、憲法公募、新年会s

今日は、8時からの予算・経済産業合同部門会議に、遅れて出席。NTT株売払特措法改正案と補正予算につき、財務省から説明を聞き、協議。小泉首相の公約である国債発行30兆円枠は、NTT株の売却で形だけ守ったようにしているのですが、この粉飾がいけないというなら、30兆円枠を破ればいいのかといった議論がありました。しかし、断片だけを切り取ったのでは、正鵠を射た議論は出来ません。一連の経過を大づかみにしてみれば、補正予算の欠陥は明らかです。

9時半から議員総会。10時から本会議。補正予算につき、峰崎直樹さんが歯切れの良い代表質問。12時20分、予算委員会。12時半、国対・理事合同会議。12時45分、参議院憲法調査会幹事会。12時55分、憲法調査会。2月20日の中央公聴会と27日の調査会の日程を決定。

14時半から、憲法調査会の上杉会長と共に、公聴会の記者会見。私は会長代理です。中央公聴会は、公募の公述人で行います。2月5日が締め切りです。応募して下さい。

15時から、予算等合同部門会議の続き。金融問題を協議。16時から、参議院民主党の予算委員打ち合わせ。

18時から、司法研修所20期2組の新年クラス会。難波教官、賀集教官もご出席下さり、10数人で和気藹々。ペイオフ解禁で、破産管財人は預かった金をどう保管すればいいのか、戸惑っています。私は中座。18時半から、エネルギー・環境問題研究会の新年懇親会。



1月24日(木) 法務、CG、里深君、法律扶助、山内君

今日は、8時から法務部門会議。私がNC大臣として、会議を主宰します。NCの報告、衆参の法務委員会の報告、懸案の確認。法務省と最高裁判所から、2次補正予算と来年度予算、提出予定法案の説明を聞きました。提出予定法案が9本、検討中が2本です。次いで、これらの分類。商法改正案等、触法精神障害者処遇法案、人権救済法案は、最重要法案。司法書士法改正案、テロ資金対策法案も重要。裁判官定数法改正案、受刑者移送法案、更生事業法改正案は、適切に処理します。

9時から、コーポレートガバナンスPT。提出予定の商法改正案の説明聴取と若干の協議。

10時半、大学時代の旧友、里深文彦教授らが北欧の社会システムの説明に来られました。興味深い課題ですが、衆議院予算委員会で、菅幹事長の質問が始まり、説明を十分聞けなくてすみません。菅質問は、しっかり食い下がっており、対決姿勢を鮮明にして良かったと思います。

昼から、代表質問の準備など。15時から、NC会議。野党共同のあっせん利得処罰法改正案を了承。私設秘書の明確化につき議論が出ましたが、利得を得なければ処罰されるおそれはないのですから、とりあえず「政治活動を補佐するもの」と広く定義しておいて良いのではないかと意見を述べました。金融再生ファイナルプラン、当面の経済財政政策、2次補正予算とNTT株特措法改正案への対応を、大筋合意。伝染性海綿状脳症対策緊急措置法案を了承。全頭検査の徹底と焼き肉屋さんらに対する助成が目玉です。

18時から、法律扶助協会創立50周年記念祝賀会。昨年の法制定で、ますます重要性を増している事業です。19時から、山内おさむ代議士と事務所ぐるみで懇親会。


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