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10月11日(金) 上海へ、浦東新区、大学城、朱家角、東方緑舟

今日は、7時半に杭州のホテルを発って上海へ。2時間強で到着するはずが、高速道路が大渋滞。大型のトラックが横転し、一車線を完全に塞いでいました。諦めるほかありません。

11時半に、やっと目的の上海市浦東新区に到着。本来なら区人民政府の幹部に表敬して説明を受けるのですが、その時間がなくなり、直ちに昼食会場へ。紫金山大酒店という立派なレストランで、まず副区長の王安徳さんらと会見し、説明を受けました。日本にも貿易事務所を出しており、所長の銭虹さんも日本から駆けつけてくれました。招宴は楊州料理。

上海は、長江(揚子江)の支流、黄浦江の西岸に広がる巨大都市ですが、1990年から東岸でもうひとつ巨大都市の建設に着手しました。これを浦東地区といいます。現在すでに人口160万人ですが、将来は240万人位まで拡大するそうです。現代の都市インフラをすべて整備し、中国の改革開放政策を代表する摩天楼林立地域のひとつです。

13時からバスで区内を一回り。まだまだ広がりそうです。その後バスで、大学城へ。語学、会計学、貿易実務などの多彩の大学を集積した巨大な大学区域で、現在3大学が完成し、学生4000人がいるとのこと。あと4大学を増設予定だそうです。語学には、まずその国の雰囲気から入ろうと、たとえば日本語だと、日本家屋の雰囲気をもったキャンパスを計画しているとのこと。銭さんの配偶者が、上海市の教育委員会でこの地区の責任者だということで、案内してくれました。3大学のひとつ、上海対外貿易学院では、副院長の高桂花さんもご一緒に学内を案内。とにかくやる事がでかくて速いです。

17時に青浦区に到着。朱家角の古鎮を視察。明代のものでしょうか、運河のように整備した川に沿った古い町並みをそのまま、かなり大規模に残して観光地にしています。町を歩き、6人乗りの平底の舟に分乗して川下り。私もちょっと、櫓を漕がしてもらいました。到着地点には、当時の大富豪の住宅がそのまま保存されており、びっくり。18時半からは、訪中最後の夜を、青浦区人民政府の若い副区長らの招宴で、上海田舎料理をご馳走になりました。宿泊は東方緑舟の青少年活動センターのホテルです。


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