江田五月 活動日誌 2002年11月29日 | >>日程表 | ホーム/総目次/11月目次/ 前へ|次へ |
今日は8時から1時間40分、司法と精神医療の連携PT。まず、イタリアの医師のブルーノ・ノルチョさんから、トリエステでの精神医療の実践につき話を聞き、質疑。精神保健法の改正と保安処分の適用厳密化により、現在では、精神病院の入院患者はゼロになり、保安処分による収容もなくなりつつあるそうです。地域社会のネットワークがいかに有効で大切かが、よく分かります。次に、当事者団体の皆さんの意見聴取。大変な危機感をもっています。
9時45分から、法務省関係の人事案件につき協議。民主党は、国会の同意人事につき、年齢や男女比など、細かな基準を作っており、抵触する場合には、同意しないことになっています。10時から、報道被害につき要請。10時半から、中野寛成幹事長らと人権擁護法案に取り扱いにつき協議。11時から来客が続き、地元から石垣正夫新見市長らが予算要請に来られました。
13時から、議員総会。角田会長が、統一会派などは、党の機関ではまったく話題になっておらず、たとえ党代表の意向であっても、論理立てて手順を踏まなければ実現しないものだと、強い口調で話されました。直嶋幹事長は、自由党との合同につき、連合の笹森会長が賛成しているとの報道は、笹森さん自身が明確に否定しておられたとの報告がありました。
13時半から、衆議院本会議で、石井紘基さんに対する石原伸晃国務大臣の哀悼演説を傍聴。遺族席のナターシャやターニャが本当に不憫でした。14時から、参議院の本会議。原子力発電関連法案につき、木俣佳丈さんが質問。次いで、独立法人関係の6法案と法科大学院関連2法案が可決、成立。民主党は独法関係の3法案に反対。
15時半から1時間、戦時性的強制被害者の弁護士さんたちから、訴訟の現状につきヒアリング。一審で注目すべき判決の出た下関支部判決の控訴審を含め、訴訟による解決はことごとく絶望的です。19時前の新幹線で帰岡。
鳩山代表の動向が注目されていますが、19時前に記者会見で、この国会の会期中に出処進退を明確にすることと野党結集に引き続き努力することを表明されました。この一両日の報道は、鳩山代表ご自身の動きだったようで、現状打開の道を模索されたのでしょう。その上での発言ですから、辞任を決断された上での発言と受け止められます。その思いをしっかり受け止め、党の再建のために全党の英知を結集しなければなりません。野党結集はその先に開ける道で、まず民主党自身がしっかりすることを、他の党の皆さんも切望しておられるはずです。これからの鳩山代表の動きを注目しています。
野党大結集に向け私心捨てて努力する」鳩山代表会見 (民主党ニュース)
民主党の鳩山由紀夫代表は29日夜、党本部で臨時に記者会見を開き、野党の何らかの形での結集を12月13日の臨時国会末までに図れるよう努力すること、代表選挙以降の党人事への批判や補欠選挙の敗北をふまえ、同日までに自らの出処進退を明らかにすることを表明した。
鳩山代表は、会見の冒頭、「民主主義が日本ではしっかり育っていない。民主主義の危機は、二大政党政治が十分に機能していないことにある。民主党は今日まで二大政党政治の実現に向け努力を傾注してきたが、現在の民主党は国民に理解されていない」と前置きしたうえで、「民主主義を蘇生させるためにも、野党の活動を結集していくことが必要だ。政策の類似性をふまえ、例えば自由党、社民党、無所属の会などとともに、より強固な野党の体制を構築しなければならない」と具体的に他党の名を例示して野党結集の必要性を表明。同時に、「民主党の一致団結の迫力、若さ、たくましさを現実のものとするために、代表として努力する」と述べ、1月の党大会に向けた党改革の取り組みについても引き続き全力をあげる方針を表明した。
「野党結集とは、統一会派なのか党の合併なのか」という記者の問いには、「すべてはこれから。それぞれの政党独自の事情も勘案して決めていくべきことで、統一会派や党の合併は選択肢の一つ一つ」と述べ、今後、各党間の協議や党内機関の議論を通じて結論を見いだすとしている。
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