江田五月 活動日誌 2002年2月 (4〜7) | >>日程表 | ホーム/総目次/2月目次/ 前へ|次へ |
今日は、昨夜に引き続き午前中、代表質問の原稿書き。宿舎でパソコンに向かいっぱなしでした。
こういうときは、ちょっと困ります。食事が出来ないのです。外出するのも面倒だし、興が乗ってくると、インスタントラーメンさえ面倒になります。じゃがいもを電子レンジでふかして、塩味で食べただけで、夕方になってしまいました。
14時半、議員総会。15時からほぼ1時間半、本会議。政府4演説を聞きました。首相の演説を施政方針演説と呼びます。臨時国会の時には、所信表明と呼び、区別されます。その他は、川口新外務大臣の外交演説、塩川財務大臣の財政演説、竹中経済財政担当大臣の経済演説です。小泉首相は、衆議院ではずいぶん力が入り、途中で声がかれかけたようですが、参議院は2番煎じだと軽く見たのか、疲れたのか、息が抜ける感じでした。これで、7日の代表質問の標的が定まったことになります。
夕食を食べて、議員会館に残って原稿書き。まもなく日付が変わります。シンデレラにならないよう、宿舎に戻ります。
施政方針演説で気になる点は、いろいろありますが、最後に昭和天皇の和歌を引用されたのは、私には気になります。終戦直後の歌会始で読み上げられた歌だというのですが、この演説は、内閣総理大臣の政治的意思を表明する、最も重要な政治的行為なのです。そこに、まだ影響力の残っている天皇の和歌を、自分のメッセージの説得力を補強するために使うのは、やはり天皇を政治的に利用したことになります。以後、慎むよう求めるつもりです。
今日は、9時過ぎから代表質問の原稿書き。11時、参議院の役員と代表質問の検討会。多くの要望も出され、次第に内容が固まってきました。
12時から、常任役員会。党の役員会の報告がありました。鹿野道彦さんは政治改革本部長を辞任され、羽田孜さんが後任に就きました。6日に野党党首懇談会が開かれます。武部農水相の不信任決議案は本日の衆議院本会議で採決されます。横浜市長選挙は党本部としてはどの候補も推薦しません。理論誌を発行することになりました。
天皇の政治利用につき、過去にあったお歌利用についての議論の経過が紹介されました。1997年に参議院で、自民党の議員が代表質問で天皇の歌会始の歌を引用したことがあり、公明党の議員がこれを憲法違反と指摘したところ、自民党からその発言の削除が求められました。議論の末、慎重な議論を行ったことを重く受け止めることで、公明党の議員が削除を了解し、一件落着。よく分からないですね。
13時から再び原稿書き。15時過ぎ、司法と精神医療の連携に関するPTで、当事者団体の皆さんから意見を聞きました。政府が検討しているスキームに、強い反対意見が出されました。私は、15分ほどで中座し、NC会議へ。予算組み替えについて、金融再生関連法案について、住宅政策についてなどの議論などを行い、公営競技PTの設置などを決めました。
16時半から19時まで、さらに代表質問の原稿書き。やっと8割方出来ました。
今日は、8時半から連合と民主党との政策協議に出席。連合の皆さんの制度政策要求を聞き、民主党側の考えをお話ししました。私の担当の司法関係では、商法改正案や人権救済法案がありますが、意見に大きな差はなく、協力関係を築くのは難しくなさそうです。
9時から、代表質問の原稿作成。14時までに提出するため、昼食抜きでラストスパート。途中来客もあり、大童でした。JRの皆さんが、人権侵害事案の訴えに来られました。
本会議質問の場合には、全文出来上がった質問原稿を、前日の夕方までに政府に示して、質問通告します。以前、誰だったか(渡辺美智雄さん?)、メモだけで質問したことがあると思いますが、答弁を適当にあしらわれても、文句が言えません。私は以前、議長不信任案の討論をメモだけでしたことがありますが、これはもともと答弁なしです。
16時前、最終原稿を提出し、ほっと一息。声を出して読んでみて、もっと表現を工夫したいと思うところも出てきましたが、切りがありません。40分の持ち時間ですが、38分30秒だったので、長さの点では大丈夫。ちょっとゆっくりめに話そうと思います。
高橋千秋さんと、憲法調査会の公述人につき打ち合わせ。運営検討委員をお願いしているのです。来客。これから宿舎で、質問の強弱や区切りなどをチェックします。
今日は、8時から外交・安保・内閣・国土交通部門合同会議で、緊急事態法制につき、参議院法制局の担当者からヒアリング。これまでの議論を整理するには、大変役立つ機会ですが、私は代表質問のため、30分で中座。
8時半から、代表質問の最終打ち合わせ。9時半から、議員総会。鳩山代表から激励挨拶を受けました。櫻井充さんが、(1)解散総選挙に対する決意、(2)党の支持率低迷に対する対策、(3)業際研への断固とした姿勢、(4)自治労問題を質問。率直な議論は、好感が持てますが、今日は時間切れ。
10時から本会議。いよいよ私の番です。途中で声がかすれてしまわないように、時間内に収まるように、メリハリがつくように。やはり緊張しました。39分30秒で終わり、ホッとしました。ちょっと早口すぎたのは、仕方ありません。小泉さんの答弁は、はぐらかしたり、とぼけたり。正面からのお答えでなかったところが目立つのは、残念です。(会議録)
小泉さんは、「国民を信用している」と強調されます。それならなぜ、国民に出番を与えないのでしょう。NPOでもワークシェアリングでも地方自治でも、国民は役割を果たしたいと思っているのです。その機会を潰しているのは、小泉内閣なのです。実は、国民蔑視なのです。
12時半から、国のかたち研究会。菅さんも来て、賑やかでしたが、時間切れ。13時から、NC会議。米の臨時特例法案に対し、賛成を決めるためでしたが、国債30兆円枠問題や私が提案した「デフレ阻止共同宣言」なども議論になりました。13時半過ぎ、遅れて参議院会派の政策審議会勉強会に出席。議員立法につき協議しました。その後デスクワーク。憲法調査会公聴会の公述人決定。山谷えり子さんと、民法改正につき協議。18時半から、予算委員の懇親会。
19時前、わが家と娘一家と婿の両親とで、宿舎で鍋で会食。全員集合でした。
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