江田五月 活動日誌 2002年3月 (27〜28) | >>日程表 | ホーム/総目次/3月目次/ 前へ|次へ |
今日は8時から2時間、全議員政策懇談会。まず緊急事態法制に関する部門合同会議の中間報告があり、質疑のうえ、若干の表現修正で了承されました。次いで私から、夫婦別姓選択制に関する部門合同会議の中間報告をしました。活発な議論の後、これまで民主党が掲げてきた提案を堅持する方向が、拍手多数で確認されました。多様な個人や家族の在り方を認めようという主張に対し、民主党の中でさえ、これだけの懐疑派がいます。社会改革の難しさを痛感します。
9時からの予算委員会に、遅れて出席。12時前まで、締めくくり総括質疑です。12時から、裁判官弾劾裁判所の裁判員会議。新年度から裁判長らが変わり、私も第2裁判長代理に就任することが決まりました。法廷で記念撮影。
13時から、予算委員会再開。14時で質疑が終局し、討論、採決。与党の多数で可決されました。14時15分から、議員総会。今後の日程が報告されました。
14時40分から本会議。討論の後、記名採決。議場が閉鎖され、ひとりずつ、賛成のものは白票(白い木札)、反対のものは青票(緑の木札)を持って演壇に上がり、参事にこれを手渡します。牛歩戦術は、この時行われますが、今日はなし。投票漏れのないことを確認して、議場を開鎖。参事が投票を数えて、議長がこれを発表します。140票対102票で、可決。年度内成立となりました。次いで地方税法等も可決、成立。衆議院から送付されて21日目です。この間に、鈴木、加藤両議員の自民党離党と、辻元さんの議員辞職があり、大荒れでした。まだこれからです。
16時半から、猪口邦子さんを講師として、人間の安全保障に関する勉強会。主権国家間で国家安全保障(National Security)が成立しても、例えば地雷などが残されると、人間の安全保障(Human Security)は成り立ちません。国家に能力がないときは、国際社会が責任を持って、人間の安全保障を成り立たせなければなりません。そのために、(1)予防する(prevent)、(2)停止させる(stop)、(3)構築する(build)の各段階での14項目の提言がありました。最後の提言はNGOの活用です。
17時から19時過ぎまで、法務省、最高裁、司法制度改革推進本部から、順次ヒアリング。明日の質問準備です。
今日は、8時半から法務部門会議とコーポレートガバナンスPTの合同会議で、商法改正案のヒアリングをし、さらに9時から法務部門会議で、テロ資金処罰法案のヒアリングをし、いずれも賛成の方向で中間報告をまとめました。法務部門会議の中に、刑事手続きの証拠開示に関するWTを設置することを決定。
10時から、法務委員会で裁判所職員定員法改正案の質疑。私が冒頭40分間、(1)定数改善の詳細、(2)司法制度改革に関し、リアルタイム公開と裁判員制度について、(3)刑務所、少年院、入国管理局の収容状況について、(4)少年法改正後の家庭裁判所の実務について、(5)弾劾判決についてを質しました。裁判員制度については、先日の模擬裁判の経験を紹介し、心証形成のプロセスについて実証的にデータを集めて制度設計をすることを提案。拘禁施設については、美保学園やアフガン難民申請者のケースを引いて、事件が起きることは、システムがうまく動いていないことについての警鐘なのだから、対症療法に留まらない検討が必要と強調しました。(会議録)
12時から、国のかたち研究会。菅幹事長も出席し、にわかに荒れ模様となった国会情勢につき意見交換。13時から、おかやまコープの皆さんが食の安全につき要請に来られました。BSE調査検討委員会の報告要旨(案)のコピーを参考資料として差し上げました。13時半から、参議院憲法調査会の事務局。
14時から、在日外国人に係る諸問題に関するPTで、手塚和彰千葉大教授からヒアリング。私の大学時代からの友人で、この分野に関する問題状況を総括的に話してくれました。
15時から、NC会議。昨日の全議員政策懇談会を受けて、まず緊急事態法制についてはあっさり基本方針を了承。しかし、選択的夫婦別姓制については、私が報告をし、この制度を導入するという従来からの方針を確認することを求めましたが、1時間近く議論しても結論に至らず、再度全議員懇談会を開くことになりました。党の公約を支持して下さっている皆さんには、誠に申し訳なく思います。さらに、食品安全基本法案、血液事業法案等の中間報告を了承。2時間の会議でした。
17時から、心神喪失者観察法案につき法務省担当者が説明に来られました。取材等。19時半、家西悟さんと語る集いに駆けつけ、乾杯の音頭。薬害エイズ和解から6周年になります。家西さんは、ちょっと体調を害していますが、元気に挨拶をされました。
20時半、ピアニストの中村紘子さんのご自宅で、高村正彦ご夫妻らとホームパーティー。中村さんのご主人の庄司薫さんは、丸山真男先生のゼミの先輩で、時々呼んでくれます。談論風発、あっという間にシンデレラでした。
岡山生活協同組合のみなさん
中村紘子さんのご自宅でホームパーティー
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