今日は、午前中は議員宿舎で明日からの訪中の準備などで、比較的ゆっくりしました。3泊4日の旅ですから、それほどの荷物はありません。機内持ち込みだけで十分でしょう。

訪中は、民主党国会議員ら10人余で、団長は川端達夫衆議院議員。行く先は、上海と抗州で、中国の電力事情の調査です。当初、上海近郊の泰山原子力発電所視察を希望していたのですが、定期点検中ということで、実現しませんでした。小泉首相の靖国神社参拝への反発もありそうです。しかし、せっかく計画したので、予定どおり実行します。

午後から議員会館で、デスクワーク。18時から、メディアの友人が地方に転勤になるので、おでん屋で一杯やりました。王維の心境ほどではありませんが、やはり西の方に「陽関」を出れば、不便なことも多いでしょう。

井上裕前参議院議長の前政策秘書らが、入札妨害で逮捕。責任をとって、井上さんは議員辞職。ああ、またか。いつまで続くのか。うんざり。しかし、これが今の政治の実態なのです。いくら嫌でも、途中止めにして臭いものに蓋をするのでなく、思い切って膿を出し切らなければなりません。もちろん他の重要課題にも取り組みます。

井上さんの辞職の記者会見は、酷いの一言につきます。「昨日で勤続25年になったところだ」などと、なぜ言うのでしょうか。5月に1日でも入れば、勤続が1ヶ月伸びることのおかしさに、気が付いていません。「4月25日に、自分が自首させた」と、なぜ強調するのでしょうか。「自首」の意味も分かっていません。自分は無関係で高潔だと、ご自身に累が及ばぬよう、懸命に煙幕を張っているようです。辞めた人を鞭打つことになってはいけないので、これ以上は言いませんが。

今日は、3泊4日の訪中へ出発です。11時過ぎに宿舎を発って、JRで成田空港へ。13時50分の中国航空MU524便で、上海紅橋空港まで。16時前に着き、ホテルに入った後、19時10分から、上海市総工会主席の包信宝先生主催の夕食会となります。

今回は、活動日誌を書き込めるかどうか、全く自信がありません。4日は、発電工場を視察して交流会。バスで杭州へ。5日は、杭州市内視察の後、上海へ戻って市内視察。6日に帰国です。

行ってきます。

---

上海市総工会

現地時間で16時15分、上海紅橋空港に無事着陸。高速道路で市内へ。私が前回来たのは、確か1988年だったと思います。町の様子は、全く一変しています。はるか郊外から、高層ビルが建ち並んでいます。

私たちのホテルは、旧市街の中心部にある海鴎飯店で、上海総工会（労働組合の連合組織）の経営だということ。黄浦江に面した眺望抜群の位置です。今日は日が良いのか、結婚式が何組も行われ、あちこちで爆竹が鳴り響いて、その都度びっくり。

ホテルは立派で、インターネットはちょっと戸惑いましたが、簡単に繋がりました。

夕闇迫る18時から、上海市総工会主席で市人民代表大会常務委員会副主任の包信宝先生主催の夕食会。暮れると、街中ライトアップされ、見事です。

上海はこの10年ほど、年率10％以上の成長を続けており、さらにこれからもこの勢いで成長するとのこと。日本を見習うというのですが、複雑な気分です。町に出ていませんが、昔の面影はないのかも知れません。それもまた、歴史の進歩なのでしょうか。

ホテルの窓から見た上海市の夜景。黄浦江の畔です。