江田五月 活動日誌 2002年6月 (20〜21) | >>日程表 | ホーム/総目次/6月目次/ 前へ|次へ |
今日から7月31日まで、延長国会です。立ち上がり方の詳細はこれから。野党の足並み調整も、これからの課題です。
8時から、司法と精神医療PTで、読売新聞の原昌平記者から、「記者から見た池田小事件の教訓――隔離と監視ではなく、援助と適正手続きを」という話を聞きました。
午前中は、昨夜のコーラスの余韻が残って、ちょっとぼんやりしながらデスクワーク。11時半から、国のかたち研究会。菅直人さんが代表、私が座長で、延長国会も緊張感を持って望みます。「イタリアのマーニ・プリーティー(清潔な手)作戦」の話を聞きました。92年、ミラノで始まった汚職議員一掃作戦で、逮捕者3000人、その内国会議員は400人という空前の汚職摘発です。その後は、地元に公共事業を持って来ようと暗躍する政治家がいなくなり、公共事業予算は大幅削減され、財政再建のめどが立ったそうです。ピンチがチャンス。日本も、今が好機です。米国のホイッスル・ブロワ―法、英国の公益公開法、韓国の腐敗防止法など、各国にも内部告発に不利益を課さない法律があります。
14時過ぎ、国連難民弁務官事務所(UNHCR)議員連盟の総会。15時から、NC会議。鳩山代表が、「延長国会は、政治とカネの問題に焦点を当てて、頑張ろう」と檄。石油公団改革、税制改革につき中間報告。民主党として、日本版納税者権利憲章を提出することを了承。
17時から、ハンセン病問題国会議員懇談会の役員会。群馬県の栗生楽泉園にあった重監房の復元計画に協力することを決めました。新潟大学保険学科の宮坂道夫さんが事務局を担当しておられます。
18時過ぎ、第2東京弁護士会の役員室で、法律扶助事業の現実と予算の必要につき、話を聞きました。19時から、菅さん、私らと横路さん、赤松さんらとで、夕食懇談会。通常国会を振り返り、延長国会も執行体制に力を合わせることで、意見一致しました。
今日は9時半から、24日に行われる司法改革シンポジウムにつき、司会の須網隆夫先生、日弁連の河原昭文副会長、小林元治弁護士と打ち合わせ。パネリストとして参加します。10時15分から、法務省担当者から法科大学院の説明聴取。午前中は司法改革一色でした。
知人と昼食後、13時から世界連邦日本委員会の皆さんが来室。国際刑事裁判所(International Criminal Court)規程の批准国が60を超え、7月1日に発効となります。ところが日本は、条約締結に小和田大使が大役を果たされているのに、まだ批准していません。そこで、日本の早期批准を促すアッピールと7月1日の集会への協力依頼です。政府は、国内法が未整備だからだと説明しますが、納得出来ません。
14時から、常任役員会。24日から参議院も動き始めます。15時から、法務部門会議。団藤重光先生をお招きし、死刑廃止の話を聞き、意見交換。大変お元気そうで、カール・ポパー、バダンテールといった世界的碩学との親交などをお話し下さいました。
17時半から、日弁連の久保井前会長、三羽前事務総長を慰労する会。司法改革につき積極姿勢へと舵を切られた功績は大きいと思います。19時前の新幹線で帰岡。
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