今日は11時から、最高裁の担当者から弁護士任官についてのヒアリング。裁判所をもっと開かれたものにし、法曹一元に近づけるために、弁護士から裁判官になる人を増やさなければなりません。ところが現実は、年間数名。そこで、非常勤裁判官制度を作ろうというわけです。可能な努力は、全て試みるべきだと思います。

11時半から、石井一さん、河村たかしさん、前田雄吉さんが、菅さんや私などと一緒に記者会見をし、菅直人推薦を表明してくれました。これで、昨日の岩國さんと並んで、菅陣営に保革を超えた広がりが出てきました。勇気百倍です。

12時過ぎの新幹線で、宇都宮へ。他陣営も、現地に出向いて、議員や候補予定者に、代表選のお願いをしているようなので、私も見習いました。谷博之さん、水島広子さん、簗瀬進さんの事務所を順次訪ねました。幸い、谷さんと水島さんにはお会いでき、私の話を聞いていただきました。

15時過ぎの新幹線で東京に引き返し、代表選の協議。18時から、岡山県人の集い。石井知事をはじめ県の幹部職員や県議会議員が上京され、和気藹々の時を過ごしました。私は、鏡割りをさせて頂きました。

19時に中座して、デンマーク大使館へ。ホイネス大使ご夫妻のお招きで、30年も前から世界の拷問被害者の社会復帰を進める運動に携わっておられるインゲ・ゲネフケ女史を囲んだ夕食会です。20時過ぎから始まった会は、英語、日本語を取り混ぜ、人権問題から料理の話題まで会話が進み、お開きは22時半になりました。最後に、大沼教授に促されて、私が英語でお礼のスピーチをしました。

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谷博之さんの事務所

水島広子さんの事務所

我々の決意

　今回の民主党代表選挙は、政治の転換を求める声が日増しに高まっている中、日本の次の総理大臣候補を選出する極めて重要な選挙である。しかし残念ながら、現状は代表ポストと党内の主導権をとるための数合わせが横行している。また、「敗北すれば議員を辞職する」、「誰が代表になれば党が分裂する」と後ろ向きの稚拙な発言も目立ち、心ある国民と党員サポーターの皆様に憂慮の念をを与えている。

　我々は、このような状況を憂慮し同志と真剣な議論を重ねてきた。そしてこのような党の現状を改め、結党の原点に戻らなければならない。そして今回の代表選挙で、我が党が野党第一党として政権担当の決意と能力を国民に示すことが何より重要である。又、代表選挙は政見を中心に真剣勝負で闘うとしても、闘いが終わったあとは勝者はおごらず、敗者をいたわり、全党一丸の体制になるべきである。

　こうした大局的見地に立って、日本の危機的現状から党内の状況まで熟慮をすれば、(1)既得権と族議員の支配する自民党政治と対決し、政治決戦を闘い抜ける、(2)党の弱点を克服し「排除の論理」ではなくベテラン・中堅・若手三位一体とする真の挙党体制をとれるなどの観点から、代表には菅直人君をおいて他にないとの考えに達した。

　数々が決断した以上は、菅直人新代表誕生に向けて全力を傾注し、政権奪取に邁進する決意である。

　特に私、石井一は十年前に同志と共に自民党を離党し、政権交代可能な二大政党制を目指し、政局の転換を求める夢を追い続けてきた。今や、その秋（とき）はきた。国と党を憂える同志とともに渾身のカをこめて自民党政治の岩盤を突き崩し、政権交代の展望を切り開いてゆく決意である。

石井　一 党を憂える同志一同