江田五月 活動日誌 2002年9月 (5日) | >>日程表 | ホーム/総目次/9月目次/ 前へ|次へ |
今日は終日、代表選関係のことばかりでした。午前中は、議員と個別に協議。次第に菅さんの支持が広がってきています。
13時から2時間半、菅直人選対会議。港区赤坂のビルの狭い一室です。ビルの入り口では、テレビカメラが参加者を写しています。大勢がひしめき合って、熱っぽく緊張した議論をします。国会議員、候補予定者、地方議員など、はっきり分かっている有権者については、個別に支持傾向を確認。党員・サポーターについては、全体状況をさまざまな角度から検討。推薦人がまだ十分固まりきりません。ホームページやメルマガ、緊急出版する「政権交代準備完了」の検討など、協議事項は限りなくあります。15時にやっと、昼食にそばを掻きこみました。
16時、岩國哲人さんが菅さんと共同記者会見し、政策合意の上、推薦人となることを発表してくれました。「菅・横路vs.鳩山・野田」の構図だと、旧来の「保守vs.革新」の対決と見られがちですが、岩國さんが菅さんを推薦してくれることにより、そうしたステレオタイプの見方が当てはまらないことを示すことができ、大変良かったと思います。勇気百倍です。
18時から、「市民が質す公開質問会」。21時前まで、天野礼子さんの司会で、五十嵐敬喜さん、高野孟さん、山口二郎さんが順次質問し、4人の立候補予定者がてきぱきと答え、最後は天野さんが、会場からの質問を取りまとめて5点ほどぶつけました。
民主党の公約である選択的夫婦別姓制については、4人とも推進の意向を明言されました。もうこれで、鳩山さんや野田さんを押している別姓反対派の皆さんも、今年前半のような不毛な議論をすることは出来なくなくなるでしょう。
岩國哲人副代表との政策合意
再生の課題
「創造的破壊」
「仕事と暮らしを守る 政治の原点に立つ」
「税金の無駄使いを許さない」
「差別のない社会を」
男女の差別 年齢の差別 一票の差別
「共生型社会の建設」国のかたち(政策)
1.
(1)日本憲法の平和理念を守る
そのために
- 自衛隊の専守防衛の役割を認知し、明確にする。
- 国際貢献は国連平和予備軍を主軸にする。
(2)予防外交に積極的に取り組む
例えば、アジアの食糧供給体制に資金と技術と人を提供する。
(3)緊急事態法制の必要性を重視し、民主党が政権を担った時点で直ちに法制整備を国会に提案する。2.
(1)地方分権の推進(総括的補助金制度への移行)
(2)行革の一環として、公文書は西暦の併用を原則とする。
(3)新農政プラン
- 山間部の農家には、準公務員的な立場の「環境農家」として、公的機関が一定の給与を払い自然環境のために農業を続けてもらう。
- 農業振興策として、森林のもつCO2削減効果に経済的な代償を環境交付税として各地方に交付し、財源の充実にあてる。
(4)道路改革
公団か民営かという「かたち」の問題ではなく、我々の行政改革は「道路を国民の手に返す」こと、すなわち無料化して経済活動を促進することを前提とする。緊急経済対策
- バイオマス・エネルギー、自然エネルギー(風力、波力、太陽、地熱)の資源開発に3年で10兆円の投資
- 災害及び緊急輸送に重点を置いた道路整備の促進
- 雇用・企業促進のための1兆円ワーク・ファンドを創設
- 金融政策の転換――――2つのゼロからの脱却
金利ゼロ政策は年金者いじめ
金融システムを早期安定、預金ゼロ(ペイオフ)の不安を払拭
- 株式キャピタル・ゲイン・タックスの廃止
新証券税制を直ちに撤廃し、一定期間無税とする
江田五月 活動日誌 2002年9月 (5日) | >>日程表 | ホーム/総目次/9月目次/ 前へ|次へ |