江田五月 活動日誌 2003年6月 >>日程表 ホーム総目次6月目次前へ次へ

6月5日(木) 法務、死刑調査、国の…、選対企画、対処特、テレビ、金田さん

今日は8時半から10時前まで、法務部門会議。各報告の後、「担保物権及び民事執行制度の改善のための民法等一部改正案(担保執行法案)」につき連合の担当者から、「犯罪の国際化及び組織化に対処するための刑法等一部改正案(共謀法案)」につき盗聴法に反対する市民連絡会から、それぞれヒアリング。いずれも問題を含んでいます。10時半から、人権擁護法案につき関係者と協議。

11時から、死刑廃止議連の特別総会。亀井静香会長、金田誠一副会長ら、役員の皆さんの大変なご努力で、議連としての法案が、「重無期刑の創設及び死刑制度調査会の設置等に関する法律案」としてまとまりました。内容は、(1)仮出獄のない重無期刑の創設、(2)衆参両院への死刑制度調査会の設置、(3)調査会設置から4年間の死刑執行停止の3点です。調査会は平成16年4月1日に設置することとしています。各会派で持ち帰り、党内手続きを進めることになりました。

11時半から1時間強、国のかたち研究会。自由党との関係を中心に意見交換。13時半から、緊急事態法制につき、西日本新聞の取材。15時から、総合選対事務局会議。さらに役員会。企画部門の作業を急ぎます。

16時から、参議院の武力攻撃事態対処特別委員会の締めくくり総括質疑で、榛葉賀津也さんの質問を傍聴。16時40分から、緊急事態法制につき、毎日放送テレビのインタビュー。明夕、放映されます。

18時半から、金田誠一さんを励ます会。鉢呂吉雄さんの後を受けて、10月26日の衆議院補選に、北海道8区から出馬の準備を進めています。19時半から、総合選対の進め方につき協議。


終身刑導入及び死刑制度調査会設置法案
(重無期刑の創設及び死刑制度調査会の設置等に関する法律案)のポイント

第一 重無期刑の創設等

 1 重無期刑の創設に関する刑法の一部改正

  (1) 重無期刑の創設 :死刑と無期刑の間の中間刑として、重無期刑(重無期懲役刑及び重無期禁錮刑)を創設する。
  (2) 仮  出  獄 :重無期刑は、仮出獄を認めない。

 2 少年法の一部改正

   18才未満の者について、死刑相当の場合は無期刑とし(現行どおり)、重無期刑相当の場合は無期刑又は10年以上15年以下の有期刑とする。

 3 恩赦法の一部改正

   下記の者について、下記の期間経過後に恩赦の上申権を認めることとする。
I
II
III
重無期刑受刑者
無期刑受刑者
死刑囚
15年
10年
期間制限なし

第二 死刑制度調査会の設置

  1.  設置:死刑制度の存廃その他の死刑制度に関する事項について調査を行うため、各議院に死刑制度調査会を設ける。
  2.  構成員:国会議員
  3.  設置期間:3年とする。
  4.  設置時期:平成16年4月1日
  5.  報告:死刑制度調査会において調査を終えたときは、調査の経過及び結果を記載した報告書を作成し、各議院の議長に提出するものとする。

第三 死刑の執行の停止

   死刑制度調査会設置の日(平成16年4月1日)から4年間、死刑の執行を停止する。

第四 施行期日:平成16年4月1日


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