江田五月 活動日誌 2003年6月 | >>日程表 | ホーム/総目次/6月目次/ 前へ|次へ |
6月6日(金) 総会、本会議(心神、出会い系、有事)、QT幹事会、外国人、帰岡
今日は9時半から、議員総会。国会周辺は、有事関連3法案の採決に抗議する人々で、かなりの喧騒です。その中を議事堂に向かう私に、毎日放送テレビが、昨日に続いてカメラを向け、やや緊張しました。
10時から、本会議。小泉首相の帰国報告に対し、各会派の質問。民主党は長谷川清さん。次いで、6委員会の8法案を順次採決。最初が心神喪失者医療観察法案で、傍聴席から怒声が飛びましたが、131対94で可決。既に衆議院で修正議決された案件ですが、会期をまたぎ、かつ、法案の表示名だけですが、参議院で修正されたので、再議決のため衆議院に回付となります。
3つ目が、出会い系サイト規制法案。「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律案」といいます。135対97で、可決、成立。5番目が、職業安定法と労働者派遣法の改正案。133対101で、可決、成立。以上は、民主党は反対です。
最後が、有事関連3法案で、共産党が反対、自民党が賛成の討論に続き、民主党の榛葉賀津也さんが、民主党がなぜ賛成するかにつき、しっかりと主張をされました。民主党は結党の際、緊急事態法制の整備を基本政策として合意しています。今国会で、集中討議の末、武力攻撃のほか、大規模災害やテロ、不審船なども視野に入れて、党の提案をまとめました。その上で、この実現を目指して与党と協議し、政府案に対し、民主党の考え方を取りいれた修正で合意が出来たので、賛成となりました。これで終わりでなく、国民保護法制や危機管理庁設置などの実現、国会による民主的コントロールの徹底、緊急事態が起きないような政策努力などに、全力を尽くさなければなりません。これからが責任重大ですが、そういう責任を回避しては、政治の信頼は得られません。202対32で、可決、成立。議場を出たところで、テレビ取材。
13時半から、国家基本政策委員会両院合同幹事会。今日は私が会長で、11日15時から党首討論を行うことを決めました。14時過ぎから、補充取材。衆議院法制局の担当者が、昨日の死刑調査会法案につき私が示した疑問につき、条文を訂正するとの説明。少年法の規定で、重無期刑で処断すべき場合の条文の表現振りのことで、全く重箱の隅のことです。
16時から建設連合へ。17時から来客。総合選対企画につき協議。18時から、全統一労組の役員らと、外国人労働者の問題につき協議。最終新幹線で帰岡。
有事法制の可決成立について(談話)
民主党岡山県総支部連合会
代表 江田 五月民主党は、結党以来、緊急事態に対処するための法整備を訴えてきた。今国会では、集中的な議論の末、武力攻撃事態だけでなく、テロ、不審船、大規模災害なども視野に入れて、民主党の提案をまとめた。さらに、この案を提示して修正協議に臨み、成案を得た。
これを出発点として、基本的人権の保障とシビリアンコントロールの原則のもとに、1年後の国民保護法制の整備、基本法の制定、危機管理庁の創設などに全力を注ぐ。国民の安心と安全の確保のため、これからが責任重大だと思っている。