江田五月 活動日誌 2003年8月 >>日程表 ホーム総目次8月目次前へ次へ

8月20日(水) ヘアメイク、「裁判員」、デメロさん、“intimidation”

美容院でヘアメイク中

今日は、9時過ぎに自宅を発って、10時前から美容院でヘアカット。現在貼っているポスターが品切れになってきたので、作り直すことにしたのですが、そう言えば2ヶ月近く、散髪していないので、ためしに知り合いの美容院で手入れをして貰ったというわけです。次いで、11時から昼食を挟んで2時間強、久しぶりにスーツを新調。ぶら下りの良いのが買えました。その後は自宅で、原稿書き。

18時半から、「裁判員」の勉強会のために岡山弁護士会から派遣された長谷川威弁護士と、打合せ。司法研修所55期で、昨年10月に弁護士になったばかりとのこと。前途洋々です。19時から2時間強、江田五月二十日会で、「裁判員」の勉強会。長谷川さんの解説の後、私から簡単に、自民党総裁選と民主・自由合併など政治状況の報告をし、ビデオの上映に入りました。終了後、若干の質疑や感想。裁判員を辞退できる場合や評議が混迷した場合の扱いにつき、議論が出ました。

昨日のバクダッドの国連事務所爆破事件で、セルジオ・デメロ国連事務総長特別代表をはじめ多くの死者が出ました。デメロさんは、国連東ティモール暫定統治機構の事務総長特別代表を勤めた後、国連人権高等弁務官となり、イラク問題担当を兼務していました。私は、個人的にもメールのやり取りをするなどのお付き合いがあり、昨年の東ティモール独立式典では、私をアナン事務総長に紹介してくれました。弁務官になった時は、私は早速、来日を要請する手紙を出しました。国連関係者や国際人権に関わる人々の中で、最も信頼された人の一人であり、将来の事務総長を嘱望されていました。この類まれなリーダーを失ったことは、国際社会の大損失です。

テレビでブッシュ大統領は、“The civilized world will not be intimidated.(文明世界は脅しに屈しない)” と宣言していましたが、相手も同じことを言うだろうなと思います。どこまで憎しみの連鎖を肥大化させれば、気が済むのでしょうか。私たちは、intimidation(脅し)で国際政治を語るブッシュ大統領に、世界の秩序維持を任せることは出来ないと、心の底から確信します。


五月二十日会で、「裁判員」を観る

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