活動日誌 2004年1月 | >>日程表 | ホーム/総目次/1月目次/ 前へ|次へ |
1月29日(木) 常幹、中曽根さん、国の…、憲法、もんじゅ、河田さん、アグネス、帰岡
今日は9時から、臨時の常任幹事会に出席。古賀潤一郎議員の学歴詐称問題の処分が議題です。冒頭、菅直人代表が言葉少なに挨拶し、岡田幹事長から、除籍処分にするとの提案が出されました。理由は学歴詐称と事後の迷走。さらに、今日で結論を出し、倫理委員会には事後審査を求めるというものです。1時間半弱の協議で、全会一致で幹事長提案のとおりに決定しました。
私も、次のとおり発言しました。「迅速処理には異存がないので、今日までで知りえた事実を前提に、検討します。詐称の程度は訴追対象となるほどではなく、迷走もみっともないという程度なので、除籍が最も重い処分であって、提案は妥当と思います。ただ、反省を込めて言えば、事実は何か、それがどう表示されたのか、乖離がどの程度なのかを、もっと明確にしなければ、真に的確な議論は出来ません。古賀議員の迷走については、本人に責任がありますが、党の対応が適切であったかどうかも、吟味しなければなりません。」
10時半から、政権交代を実現する会の憲法問題勉強会に出席し、中曽根康弘さんの話を聞きました。憲法の議論は、なるべく直接聞いておく必要があると思ったのです。
「冷戦終結後は、イデオロギーの代わりに、歴史が判断基準となるので、常に歴史を振り返りながら、今という時代を考察しています。鳩山一郎さんが、憲法改正と日ソ交渉を公約に、選挙を闘われたことは、貴重な教訓です。平成憲法を構想するに当たっては、歴史観、国家観、社会観を明確にし、占領政策からの脱却を図ることが大切です。私の時代は、戦争と占領という強烈な経験があり、常に国家を意識していました。」 私たちとの時代背景の違いを痛感します。
12時から、法務省担当者。12時20分、大学時代以来の親友で裁判官同期の大島崇志弁護士。13時から1時間、国のかたち研究会。ざっくばらんな意見交換です。
14時半から1時間、民主党憲法調査会役員会。創憲の議論を具体的に進めていくため、役員構成や方針を確定し、5つの小委員会を立ち上げることを決めました。来週に総会を開くこととし、それまでに小委員会のメンバーを募ります。
16時半、文部科学省の担当者が来室され、もんじゅをめぐる最近の状況につき伺いました。明日の変更工事の認可に伴い、地元自治体の要望への対応を急ぎ、変更工事を行う予定とのこと。最高裁に上告受理申し立て中の事件の決着がつかない内の変更工事は、議論を呼ぶと思います。
17時に、河田英正弁護士が来室。弁護士費用敗訴者負担制度についての日弁連の意見を伺い、若干の意見交換をしました。
19時から、アグネス・チャンを囲む新年会に出席し、挨拶。20年以上のお付き合いで、彼女の感性と子どもに対する情熱は、素晴らしいと思っています。最終新幹線で帰岡。私自身の参院選の取組みを確固としたものにするため、若干のスタッフの変更が行われます。
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2004年1月29日 民主党第284回常任幹事会決定
古賀潤一郎議員に対する党倫理規則の適用について
常任幹事会
- わが党所属の古賀潤一郎議員は、米国ペパーダイン大学を卒業したと認識し、先の総選挙においてもその旨を公表していた。しかし、(1)報道機関の指摘にもとづいて本人が調査した結果、古賀議員は同大学に4年間在籍したものの、卒業したという事実はなく、経歴に誤りがあったことが確認された。また、(2)本件報道に関し、卒業が確認できなければ議員辞職する旨の発言をするなど、対応の不手際により、結果として無用の混乱を生じせしめ、民主党支持者をはじめとする国民の政治不信を招くこととなった。
- 党としては、古賀議員が自ら離党届を提出するとの決断を行ったこと、および深く反省していることを重く受け止めるものの、今回の出来事が民主党に対する信頼を大きく損ねたことを考えれば、上記二点の行為は倫理規範に反する行為と認めざるを得ない。よって、古賀議員から提出されていた離党届はこれを受理せず、倫理規則にもとづき、除籍処分とすることが妥当との結論に至った。倫理規則第6条第1項但書にもとづき、倫理委員会への諮問は事後(本日中)に行うこととする。
なお、古賀議員は経歴詐称の意図はなかったと明言している。この点について、引き続き十分に説明責任を果たされることを期待している。
- 党としても、公認にあたっての調査が十分でなかったことなど、この度の事態を真摯に反省し、再発防止を徹底するとともに、国民の皆さまの信頼回復に全力を挙げる所存である。
以 上