活動日誌 2004年2月 | >>日程表 | ホーム/総目次/2月目次/ 前へ|次へ |
2月4日(水) 予算委、総会、本会議、日弁連、ITER、憲法
今日は9時から、参議院予算委員会を傍聴。補正予算の基本的質疑です。小川敏夫さんが全大臣を相手にテレビ中継付きで、年金、イラク、道路公団などにつき鋭く迫りました。次いで信田邦雄さんが、農業問題などを追及。
11時半から、議員総会。12時から1時間弱、本会議。まず、副議長を務められた阿具根登さんらへの弔詞の朗読があり、イラクへの自衛隊派遣の事後承認案が議題となりました。石波防衛庁長官の説明に対し、齋藤勁さんが質問。
14時から1時間ほど、日弁連の役員の皆さんから、裁判員制度の説明を受け、協議。裁判官3人、裁判員6人というのは、私たちとしては不満足ですが、この一事をもって裁判員制度導入を阻止することが良いとも思えません。捜査の可視化、証拠開示、守秘義務など、多くの課題が残っており、より良い制度の実現のために頑張りたいと思います。
15時から1時間、文部科学省の担当者から、私が科学技術庁長官を務めていた当時のプロジェクトのその後の経過につき、説明を受けました。まず、国際熱核融合実験炉(ITER)の現状で、いよいよフランスと日本のどちらかにサイトが決まります。次に、人工衛星とこれを打ち上げるロケットで、このところ失敗や故障続きです。頑張って欲しいものです。
16時から来客。16時半から1時間、民主党憲法調査会の総会。私が事務局長として議事を取り仕切り、菅直人代表の挨拶に続き、仙谷由人会長が挨拶。次いで私が、経過と当面の方針を説明しました。創憲の立場で、5つの作業チームを作って議論を進め、今年末を目途に民主党の憲法提案をとりまとめるというもので、参院選前に中間まとめを作ります。拍手でこの了承を得た後、私が民主党憲法調査会の2001年12月18日の中間報告と2002年7月29日の報告を、達増拓也さんが旧自由党の新しい憲法を創る基本方針をそれぞれ説明しました。両党合併と総選挙があったので、これまでの成果を確認し、今後の議論の素材にしようというものです。
党憲法調査会、年内の憲法提案策定を確認 (民主党ニュース)
民主党憲法調査会(仙谷由人会長)は4日午後、憲政記念館・憲法50年記念ホールで昨年11月の総選挙後初めての総会を開き、年内に新たな憲法提案を取りまとめることを決めた。参議院選挙前には中間報告をまとめる。
80人の出席議員らを前に挨拶に立った菅直人代表は、「民主党は、国民がこの国の主人公であると自覚できるようにするという大きな使命を与えられている。2年後には憲法は還暦を迎えるが、その間に与野党間からの議論ではなく、国民全体による運動のなかで国民自らの憲法が生れるよう、呼びかけをおこないたい」と国民運動による創憲の重要性を強調。続いて仙谷会長が「従来型の護憲・改憲論争をこえたる議論を大いに進めていきたい」と抱負を述べた。
総会ではまた、民主党憲法調査会が02年7月にまとめた「報告」を江田五月事務局長が、旧自由党が00年12月にまとめた「日本一新・新しい憲法を創る基本方針」を達増拓也事務局長代理がそれぞれ報告し、「これまでの成果物として調査会の議論の俎上に載せる」(江田事務局長)ことを確認。今後、(1)総論<国のあり方、最高法規>、(2)統治機構<地方分権を除く>、(3)人権保障<人権を担保する制度の検討など>、(4)分権自治<道州制を含む>、(5)安保国際<国連との関係、地域安保など>── の5つのテーマについてそれぞれ小委員会を設けて検討作業に入ることを決めた。