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3月23日(火) 還流防止、法務委質問、裁判員、予算委、両院懇談会、留学同期

今日は8時半から1時間、文部科学部門会議に出席。著作権法改正案につき、文化庁と関係団体からそれぞれヒアリングをしました。議論の焦点は、還流防止措置です。これを求める著作権者側、つまりJASRAC(日本音楽著作権協会)、芸団協(日本芸能実演者団体協議会)、日本レコード協会の、規制の必要性についての主張は、よく理解できます。しかし、日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合と洋盤の輸入に携わっている業者に皆さんは、消費者に最も近いところにいて、今回の立法が還流防止を越えて拡大することを懸念しておられます。この懸念も、よく理解できます。

つまり、今回提案されている著作権法改正案が、還流防止措置に留まらず、結果として洋盤の輸入規制になってしまうのではないかということです。言葉の投げ合いでなく、本当に立法技術上この案しかないのか、ないのなら、濫用を防止する手段は十分講じられているのか、一層の検討が必要です。ちなみに、今日来られた芸団協専務理事の大林丈史さんは、私の高校同期生です。

法務委員会で質問(会議録

10時から、常任幹事会。冒頭の菅代表挨拶と岡田幹事長報告を聞いたところで、中座。10時から法務委員会が始まっており、自民党委員の質問が大幅短縮となると言うので、大慌てで10時15分に、法務委員会に駆けつけたのです。

そして20分過ぎから40分間、私が弁護士法改正案につき質問しました。一定の大学の法律学の教授らに弁護士資格を与える現行法を見直し、司法試験合格者に限り、5年の教授経験と研修を条件として、弁護士資格を与えることにするもので、細部にわたる質問をし、最後に、法務大臣の裁量による在留特別許可制度の運用についても、質しました。(会議録

12時前から1時間強、法務部門会議のメンバーで、裁判員法案の修正につき協議。裁判員の制度設計を原点から見直そうという意見も出されました。一定の説得力があることは確かです。しかし私は、ここ数年、司法制度改革の必要性を民主党全体の共通認識にし、審議会に随時意見を提出し、多くの関係者の意見を集大成する形で審議会意見書のまとめに関ってきたものの一人として、今は、修正協議をまとめて、よりよい立法にこぎつけることが必要なときだと思っています。

そんなわけで、13時に地元労組の皆さんが要請に来られましたが、秘書対応。さらに来客。14時半、文化庁の担当者が著作権法改正案につき説明に来られました。15時から、予算委員会傍聴。

18時から1時間、両院議員懇談会で、公設秘書問題の協議。明日の与野党国対委員長会談で取りまとめる方向を確認しました。民主党としては、不満足な取りまとめですが、与野党合意は相手のあることで、思いどおりにはなりません。民主党独自の対応もします。

19時過ぎ、同僚議員と夕食。そこへ妻から連絡が入り、オックスフォードの留学同期のひとりがロンドンに赴任するので、歓送会をしている最中というのです。慌てて20時半に、駆けつけました。長い家族ぐるみの交流をしている気の置けない仲間で、おしゃべりをしていると、あっという間に夜が更けました。

留学仲間のおしゃべりで、夜が更けました

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