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3月4日(金) 予算委、東京拘置所、訴追委、労組、電力

東京拘置所で説明を聞く

今日は9時過ぎから短時間、参議院予算委員会を傍聴。同郷の片山虎之助さんの質問です。9時半に議員会館を発って、民主党議員20余名で、東京拘置所に視察に行きました。党として取り組んでいる、矯正施設での教育プログラムのチェックの一環です。

10時半に到着し、12時まで、説明を聞き、施設を見学し、質疑応答。定員2,984名に対し、収容人員2,900名ですから、過収容ではありません。しかし、2,000名が被疑者と被告人で、無罪の推定を受けている人ですから、この収容環境でいいのかという疑問は出ます。さらに、600名が移送待ちで、ここで本格的に受刑しているものは300名。経理作業といって、炊事、洗濯、営繕といった作業に従事しています。

性犯罪受刑者に対し、異性問題教育指導を行っており、その現場を見せていただきました。教育担当の刑務官と受刑者が1対1で、1回50分、週1回で全8回、面接と作文で指導します。しかし、担当する刑務官は、とても頼りなげで、ガイダンスの専門的スキルがあるとは見えず、質も量も、とても納得できるものではありませんでした。

施設は現在、全面改築の真っ最中。高層建築で、大幅にハイテク化をします。指紋錠にして鍵を奪われる危険をなくし、受刑者の所内での所在が電子情報で分かるようにし、所持品搬送システムを導入し、鉄格子も外塀もなくします。しかし、土の匂いはどこにもなくなります。

13時、議員会館に帰着。13時半から30分、裁判官訴追委員会の庶務小委員会で、委員会の事務局長が事実上裁判官からの出向となっていることにつき、協議しました。膨大な数の訴追請求を処理する事務局の要ですから、裁判官の職務に通暁していなければならず、その点では、裁判官出向者は頼りになり、他所から調達するのは容易ではありません。しかし、裁判官に対する訴追請求の是非を決める機関の事務局の要が裁判官というのでは、仲間内のかばい合いになるのではないかとの疑問も生じます。何といっても責任重大なのは、委員会の委員自身で、事務局長に対するコントロールを効かせることができるかどうかということです。

14時から、久しぶりに労働組合の挨拶まわりに出かけました。昨年の参院選でお世話になりっぱなしで、恐縮しています。18時半から、石原萌記さんの呼びかけで、電力関係者と同僚議員との少人数の夕食懇談会。私の妻の義兄が電力関係者で、生前の思い出ばなしに花が咲きました。


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