今日は9時過ぎに自宅を発って「御用聞き」に出掛け、11時から真庭市役所で30分強、井手紘一郎市長と懇談しました。一昨年の風倒木の処理に苦慮しておられ、激甚災害制度を、復旧に限定せずに適用するよう求められました。針葉樹に発生した被害なのですが、広葉樹との混交復旧でも適用できるようになりました。しかし、放置された倒木が雨で流出した跡地は、急傾斜地で表土も流れ出し、森林としての復旧は困難で、別の手当てが必要です。地方財政へのしわ寄せについても、深刻さを訴えられました。副議長の金谷光二さんも同席してくれました。
11時半から30分強、金谷さんと市の職員のご案内で、風倒木の崩落現場を視察しました。大雨で流れ落ちた杉は、皮がむけて痛々しい姿で、根が浮き上がったくぼ地に水がたまって土砂崩れとなっているので、表土の下の岩盤が露出しています。禿山化の始まりです。12時半に、火事見舞い。
14時に花咲宏基さんらと落ち合い、2時間ほど、新見市の災害現場を視察しました。まず、土砂崩れで瀧本千年さんが亡くなった現場に行き、ご遺族の避難場所で弔意を表しお見舞いしました。享年81歳です。合掌。
次いで、ご案内をいただき、土砂崩れの起点を見に行きました。山の中腹に、素人目にも粗雑な林道が作られていました。市の補助金が出るので、奥へ奥へと延ばしたようです。これが原因となったと推測されます。さらに一ヶ所、同様の崩壊起点を見ました。
故人のご子息、亘さんご一家は、国道工事による立ち退きで、県の斡旋で現在の住居に移転しました。起点の林道工事は市が関わっています。単なる自然災害ではなく、行政の責任のなすり合いは許されないと思いました。この件を含め、民主党岡山県連の災害対策本部が、本部長の花咲さんを中心に、行政対応への要望を取りまとめます。