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9月6日(水) 祝賀、ヴェリコ・タルノヴォ、パリへ、北島大使

秋篠宮家に親王殿下ご誕生、おめでとうございます。BBCでも中継で報道されました。古都(琴)ヴェリコ・タルノヴォで、お祝いしています。

古都の日の出 古都の朝

今日は、日本では皇室のご慶事ですが、ブルガリアでも1885年に国土が統一された記念日です。12世紀から露土戦争後まで、500年にわたるトルコ支配があり、その後も国土の分割などを経験し、やっと統一して現在の版図に近いブルガリアが姿を現したのが、この日です。

ソフィアとヴェリコ・タルノヴォの間の移動に予想外の時間がかかったため、朝から予定を前倒しし、8時半にホテル発。9時から1時間ほど、旧市街の散策や博物館見学をしました。やはり古い町並みは趣があります。博物館は、ロシア統治の本部が置かれた建物で、その後も警察本部とかさまざまな歴史を経ました。制憲議会の議場があり、多くの歴史的遺産が陳列してあります。

ヴェリコ・タルノヴォの旧市街 制憲議会の議場

10時過ぎ、地元の報道の皆さんに囲まれました。その後、バスで3時間のスピード移動へ。道中は自然ばかりですが、広大な平野なのに荒れ地が多く、中にはリンゴの木ではないかと思われる枯れ木ばかりの果樹園があったり、体制変革の際の移行の杜撰さを垣間見ることが出来ました。

地元記者の取材 海棠
ハマナス 青年海外協力隊の皆さんと

13時から、地元の青年海外協力隊の皆さんと、昼食懇談。ブルガリア全土で27人派遣されているうち、7人が集まってくれ、苦労話や希望などを聞きました。みな、本当に頑張っています。一昨日会った女性2人は第18学校の日本語教師を、昨日会った女性2人はヴェリコ・タルノヴォ大学の日本語教師をしていました。1人は岡山市の出身。嬉しいものです。こういう国境を越えた草の根市民のつながりは何より貴重なので、ブルガリアのEU加盟が実現しても、頓挫させてはならないと痛感しました。

15時前の便で、パリへ。3時間弱飛び、1時間の時差で、17時前に着陸。29℃という暑さです。18時半、やっとホテルに入りました。20時から、OECD代表部の北島信一大使の公邸で、夕食をご馳走になりながら懇談します。


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