今日は、訪米4日目で、ワシントンから移動しました。まず、朝早くパッキング。朝食の後、チェックアウト。8時45分から20分弱、中谷団長、辻元事務局長とともに、現地駐在の日本の記者の皆さんに、今回の視察の目的とこれまでの成果につき報告しました。全員揃っての行動はこれが最後になるので、9時過ぎから30分弱、団会議を行い、NPO議連の今後の進め方につき意見交換しました。
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記者ブリーフ |
訪米団全員集合 |
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高速道路 |
アナポリスの路面電車 |
9時半に谷合さんと別れて借上げ車で発ち、高速道路を走ってメリーランド州アナポリスへ。路面電車が走っていました。11時前に同州政府の国務長官事務所に着き、次官のMr. Peter C. Fosselmanらと1時間、州政府が行うNPO関連事務につき、登録方法、「賢明な寄付(Giving Wisely)」のための広報、調査、是正措置や登録抹消手続き、州検事総長(Attorney General)の役割と、担当者から直接に詳しい話を聞きました。あるNPO団体が同州で寄付集めをしようとすると、その団体の活動が同州に限定されるか否かを問わず、同州に登録をしなければなりません。これは他の州でも同様ですが、登録事務は各州法により決定され、州によって違いがあります。このような不便の解消の必要もあり、他の分野も含めて統一化が進んでいるとのことです。さらに、州による規制はあくまで不適正な行為の是正であって、決して活動制限が目的ではありません。こうした点を、丁寧に説明してくれました。
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メリーランド州政府で - 面談 |
同 - 記念写真 |
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Dr. Salamonと |
ここで中谷さんと阿部さんと別れ、移動中に車内で昼食を取り、13時から2時間、ボルティモアのジョンズ・ホプキンズ大学のCenter for Civil Society Studies所長のDr. Lester M. Salamonを訪ねました。非営利セクターの実証的研究分野で世界で最も先駆的で権威があり、世界全体の非営利活動を概観して雇用や社会的成果の面での大きな広がりを示し、従来の尺度を根本から変えることの重要性を指摘されました。具体的な施策についても詳しく、米国においても非営利活動の資金としては、寄付等は10%、政府資金は38%で、事業収入等が52%に上ることを示され、事業活動の活発化と寄付税制の整備の必要を強調されました。
その後、ボルティモア駅に急ぎ、15時半過ぎのAcela Expressが20分ほど遅れて到着し、2時間ほどでニューヨークへ。ホテルにチェックインして、19時過ぎから草賀総領事主催の夕食懇談会で、同地の状況説明を受けて幅広く意見交換しました。
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ボルチモア駅で |
Acela Express |