今日は、上海は終日、曇か小雨。宿泊した錦江飯店は歴史的な建物で、1972年の日中国交回復の際に、田中首相が泊まったそうです。9時過ぎから朝食。旧知の宋さんご一家に出会い、びっくりしました。
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錦江飯店 |
宋さんと |
10時にホテルを出て、1921年に13人で中国共産党第1回全国人民大会を秘密で開いた会場跡を見学しました。歴史的な史跡で、毛沢東の先輩である陳独秀も確かな位置付けで展示されていました。その後、フランス租界跡を古い建物を残しながら華やかに変身させた「新天地」を見て歩きました。昼食は、美味しい飲茶でした。
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中国共産党第1回大会会場跡 |
同記念館で |
昼からは、虹口の古い街並みを歩き、途中で内山書店跡を通りかかりました。店主の内山完造は岡山県出身で、魯迅や郭沫若と親交を結んで援助し、日中友好協会の初代理事長となりました。14時に魯迅旧居につき、見学。狭い3階建の長屋の一区画で、3階は遅く生まれたご子息のための独立した部屋でした。
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古い街並み1 |
新天地 |
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内山書店跡 |
古い街並み2 |
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魯迅旧住居 |
16時に、上海森ビル内の徐廸旻さんの上海環球金融中心(SWFC)を訪ねました。暫時休憩するうち、旧知の全国政治協商会議委員を務める同済大学の蔡建国教授が来られ、1時間弱、平野団長、大林副団長らとともに会談をしました。魯迅の孫にあたる周令飛さんも駆けつけてくれ、日中関係改善の努力などにつき話し合いました。
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蔡建国さんと - 会談 |
同 - 記念写真 |
17時半から1時間強、徐さんが声を掛けてくれた上海在住の日本の企業人や日本留学経験者らに総領事館の丸山総領事代理も加わって総勢40人程度で、懇談会を開きました。交々に日中関係につき思いを述べ合い、私も私の父が好んで揮毫していた魯迅の「故郷」に由来する「もともと地上に道はない。みんなが歩けば道になる。」を引用して意見を述べました。その後、上海森ビルの展示を見学し、手作りカレーライスの夕食をいただき、黄浦江の埠頭に移動して、20時から1時間ほど、ナイトクルーズを楽しみました。実にきれいな高層ビル群の夜景で、東京芸大卒の歌姫が即興で一曲歌ってくれ、楽しく過ごしました。
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懇談会 - 全景 |
同 - 発言 |
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上海森ビル見学 |
ナイトクルーズ - 歌姫も |
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同 - 夜景 |
同 - 記念写真 |