今日は、敦煌に出発です。4時半過ぎに起きて、5時15分にホテル発。朝食は空港で、中国製のカップラーメンをいただきました。6時40分に発ち、3時間20分の飛行で、10時に敦煌空港着。これだけ大きい国なのに、時差はありません。途中、窓外は見渡す限りのゴビ砂漠でした。敦煌は、砂漠のオアシスに開けた人口20万の町で、北京からの直行便は一日一便しかありません。ぶどうと綿と観光が、主要産業だそうです。
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朝食はカップラーメン |
敦煌へ |
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ゴビ砂漠 |
空港待合室には、敦煌市人民政府の王進銀副市長らが出迎えてくれ、暫時懇談。僅かの移動で、市内のホテルへ。ホッと一息つき、まもなく昼食です。敦煌研究院と東京芸術大学が提携して交流を行っており、日中友好会館後楽寮が中国の皆さんの寄宿舎となっていることもあり、一層の交流の促進などを話し合います。
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敦煌市の李副市長と |
12時から1時間強、李副市長主催の昼食懇談会で、おいしい中華料理をいただきながら、敦煌市の歴史や市勢の特徴などにつき説明を聞きました。ブドウやアンズなどの果物が豊富で、最近はソーラー発電に力を入れており、単位がよく分からないのですが30万kwほどの出力のようです。昼からちょっと休憩を取り、15時から行動開始です。
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李副市長昼食会 |
15時には、初夏の風情で気温は28℃でした。夜は10℃以下に下がります。敦煌賓館の庭に出て見ると、槐(エンジュ)などが咲き乱れていました。
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敦煌賓館の花 - 槐 |
同 - ? |
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同 - 牡丹 |
15時半に出て、鳴沙山へ。長さが40km、幅が20qの砂漠の山脈で、その中に月牙泉という三ケ月型のオアシスがあります。山の形は多少変化しますが、気流などの関係で大きくは変わりません。泉は以前はもっと大きかったそうですが、地下水を汲み上げた影響で枯渇しそうになり、汲み上げを減らしたそうです。砂だらけなので、大きな黄色の靴カバーで支度を整え、月牙泉のほとりに行き説明を聞きました。その後、覚悟を決めて、鳴沙山に登りました。30歩ほど登っては休むのを繰り返し、30分ほどで頂上に辿り着きました。さすがにくたびれましたが、眼下の月牙泉の眺めは絶景でした。下りは駆けるようにして降り、10分足らずで下へ。冷えた杏のジュースが最高でした。
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砂漠仕様で |
月牙泉 - 記念写真 |
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同 - 泉のほとりの木々 |
同 - 全景 |
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鳴沙山 - 頂上 |
同 - 休憩 |
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同 - 月牙泉を見下ろし |
17時半に出発して、18時から、農家園という郷土料理屋で夕食を取りました。店に入りと、楽団が大声を上げながら歓迎してくれ、ちょっと参加してみました。料理もおいしく、19時過ぎに出るときにも、楽団をちょっと指揮してみました。その後は、さすがにホテルの部屋で伸びました。日没は21時ころのようです。
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農家園 - 歓迎楽団 |
同 - 乾杯 |
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同 - 指揮 |
昨夜からテレビは、日本の安保法制懇の報告と集団的自衛権反対のデモや集会の様子を大きく報道しています。報道に振り回されてはいけませんが、少なくとも中国では、与党内協議や国会審議などでどんなに時間をかけて丁寧に説明してみても、一般の人々の理解を得るのは難しそうです。