今日は、8時から朝食。豆乳やおかゆ、粟粥など、純中国式でした。8時半過ぎに出て、砂漠の中を走り、9時過ぎに敦煌研究院に到着。樊錦詩院長らに迎えられ、敦煌遺跡などにつき説明を聞きました。樊院長は、1937年生まれですから私と同年代で、北京大学から考古学研究に入ったそうで、戦争や戦後を知っている世代として青少年や文化の交流の重要性につき意見が一致しました。同院は日本の研究施設とも研究連携しており、研究者の多くが日中友好会館の施設を利用しています。
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朝食 |
敦煌研究院 - 樊院長と |
戸外の敦煌壁画模型の前で記念写真を撮り、9時半過ぎに別れて、すぐ近くの莫高窟へ。昨日訪ねた鳴沙山の一部で、柔らかい岩壁をくり貫いた洞窟の中に、仏教遺跡が数多く残っています。紀元4世紀前半の北魏より前の時代から15世紀ころまで建造が続き、1000を超える遺跡がありましたが、自然に崩壊したり破壊されたりで、現在では500弱となってしまいました。通常の仏像のほか、30数mの弥勒菩薩や巨大な釈迦の涅槃像もあり、壁画に描かれた当時の人々の信仰や生活の模様が描かれていて、貴重な研究資料となります。
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同 - 記念写真 |
莫高窟 - 入口で |
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同 - 説明 |
樊院長との会談の中で、私が仏教伝来の538年という年号を出したところ、同年の遺跡を披露するように特に指示してくれました。まだ保存のための工事中の様で、洞窟内にはたくさんの足場が組まれていました。全部で11の遺跡を拝見し、12時半過ぎにホテルに向かいました。風が出て来て砂を巻き上げ、修行僧の敦煌遺跡建造の動機となった太陽を昇らせたという三危山は霞んで見えませんでした。
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同 - 特別に開錠し |
同 - 北魏時代 |
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同 - 九層楼 |
同 - 同 |
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同 - 三危山は霞んで |
13時過ぎにホテルに着くと、敦煌市人民政府の賈泰斌市長らに迎えられ、1時間強、昼食懇談しました。敦煌市は、日本の日光市、鎌倉市、臼杵市と姉妹縁組を結んでいますが、賈市長はまだ訪日したことがないそうで、必ず訪問するように促しました。乾杯もあって大いに盛り上がり、記念品交換や記念写真撮影もしました。
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賈市長昼食会 - 全景 |
同 - 記念品交換 |
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同 - 記念写真 |
15時にホテルを出て、20分ほどでソーラー発電所に着きました。見渡す限りの砂漠の中に、ソーラーパネルを敷き詰めており、看板の説明には、近々太陽光で200万kw、風力で同じく200万キロワットを発電する計画だと書いてありました。
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ソーラー発電所 |
15時40分ころに再び出発し、砂漠の中を走って、16時20分ころに王維の詩にある「西出陽関無故人」で知られる陽関に着きました。紀元前121年、前漢時代に建造された長城の一部の関所で、今でも大風の後に遺物が出土するそうです。砂漠の中を延々と歩き、最後は観光カーに乗って、最先端まで行きました。王維が酒を進めている像があり、四方が赤茶けた砂漠の中に、狼煙台あり見張楼ありで、まさに気宇壮大で、世の憂きことを忘れそうでした。18時前に出て、ホテルに戻り、19時過ぎから最後の夕食懇談です。
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陽関 - 武具 |
同 - 入り口 |
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同 - 王維の像 |
同 - 史跡碑 |
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同 - 見張り楼 |
同 - 狼煙台 |
19時15分から1時間強、ホテル内でバーベキューの夕食となりました。中国各地の外事サービスセンターで働く皆さんが、持ち回りで年2回開催する会合が敦煌であり、その懇親会が行われているところに合流した形で、若者の雰囲気で羊料理をいただきました。20時半前から、敦煌夜市を覗いてみました。ドライフルーツやお土産類などの小物が、所狭しと並べられていました。
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夕食 |
敦煌夜市 |