今日は、長崎のホテルで起床。台風の予報はどこへやら、雲一つない快晴でした。8時過ぎから、茅野丈二さんが奥さんとお義母さんとともに訪ねて来てくれ、朝食をご一緒して旧交を温めました。お義父さんの故・吉永正人さんには、長崎県議時代以来、私と社民連の仲間が大変にお世話になり、茅野さんも現在、医療法人共生会の理事長の傍ら、民主党長崎県連の副代表を務めてくれています。
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快晴の朝 |
茅野さんご一家と |
チェックアウトの後、9時に長崎駅前で借り上げバスに乗り込んで、民主党の「核兵器のない世界を目指す議員連盟(非核議連)」の活動を開始しました。参加者は、岡田克也会長、顧問の高木さんと私、福山事務局長、大島・野田両参議院議員、宮島前衆議院議員、大久保前参議院議員と県連の高比良幹事長、茅野副代表らです。
まず9時半から30分間、「恵みの丘長崎原爆ホーム」に日本赤十字社長崎原爆病の前院長の朝永万左男先生を訪ね、放射線被曝の長期的影響などにつきお話を伺って質疑をしました。私は参議院議長時代の2007年8月9日に、長崎の平和祈念式典に出席した際に原爆病院を訪ね、お会いしました。
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朝永前院長と |
次は10時20分に長崎大学に着き、一昨年4月に梅林宏道さんを長として開設された「核兵器廃絶研究センター(RECNA)」を訪ねて施設内を案内していただきました。続いて、同大学の片峰茂学長らと面談し、学長の概略説明の後、センター長から詳しい説明を聞き、質疑をしました。調査・情報発信、研究・政策提言、教育・人材育成の3分野で活動を展開し、「全学モジュール」の枠組で非核をテーマとする8科目を開講して教養課程でも突っ込んだ内容の授業を行い、この科目を選択した学生たちを核兵器廃絶長崎連絡協議会と協力して海外に送る活動もしています。岡山の中学生を対象にした平和講座も行ったそうです。最後に全員で、記念写真を撮りました。
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RECNAで |
片峰学長らと |
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記念写真 |
11時半から30分ほど、爆心地の浦上天主堂を視察して説明を聞きました。12,000人の信者のうち8,500人が死亡したそうです。12時10分から30分ほど、駆け足で「長崎原爆資料館」と「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」を訪ね、死没者名簿の納められた追悼空間で頭を垂れました。13時から20分ほど、長崎市役所に田上富久市長を訪ね、懇談しました。台風11号の影響がまだ定まらないので、明後日の式典の持ち方の決定は明日になるそうです。
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浦上天主堂で |
追悼空間 |
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田上市長と |
昼食後、14時15分から15時まで、被爆特使第1号の山脇佳朗さんから、小学6年生の時の生々しい被爆体験を聞きました。外国人に伝えたいと、65歳になってから独学で英語を学び、英国に行って英語で話したところ、若い女性が涙を流して聞いてくれたそうで、通訳を介さずに直接訴えることの大切さを実感されたそうです。
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被爆特使の山脇さん |
15時過ぎから記者会見をし、16時前の特急かもめで帰路に就き、博多で18時過ぎの新幹線に乗り換え、20時前に突然の驟雨の中を岡山に着きました。自宅に戻ると、空には月が輝いていました。
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記者会見 |
特急かもめ |