江田五月活動日誌 2015年8月 >>日程表 ホーム総目次8月目次前へ次へ

8月30日(日) 気楽に、偽満皇宮、地元料理、満鉄等、大学病院、会見、歓迎宴

 今日は日曜日で、夕方からのフォーラム参加者による夕食会のほかには、公式日程はなく、ラフな格好でこれから朝食を取り、市内観光に出掛けます。

気楽に

 8時半から朝食を取り、9時過ぎから街に出ました。まず9時半過ぎから2時間強、偽満皇宮博物館をじっくりと見ました。満州国の皇帝、愛新覚羅溥儀の宮殿で、居室や執務室などすべてが、一般に公開されています。溥儀は大変に疑り深く、後に日本が建て増しで用意した部分は、盗聴装置などを恐れてほとんど使わず、歴代の妻との会話も言葉は当たり障りなくして、本心は筆談だったそうです。傀儡の皇帝の不幸なさまを強調していました。

偽満皇宮博物館 - 入り口

 さらに、軍人が表紙を飾る「アサヒグラフ」や百人切りを誇る将校の写真など、関東軍の事跡も展示していました。館内は大勢の人で混雑しており、やはり私たちも忘れてはならないことだと思いました。

同 - アサヒグラフ
同 - 百人切り将校ら
同 - 溥儀皇帝玉座
同 - 御前会議室
同 - 正面

 12時15分ころから、この地方の1970年代の庶民の食事を出す食堂で、昼食をいただきました。豆腐料理がいろいろあり、雌花のままのキュウリの炒め物は初めての体験でした。品種改良で、大きくならないそうです。

昼食 - 地方料理
同 - キュウリの雌花

 14時前から、街を走って満州国時代の建物見てまわりました。満鉄の長春駅、満鉄が建設、経営した大和ホテル、関東軍司令部などです。司法省の建物は評判が良かったそうですが、総務省の建物はまるで日本のお城のようにしゃちほこまであり悪評だったそうです。吉林大学病院は、溥儀の新しい宮殿として用意されたものですが、完成前に満州国が幕を閉じました。建物の前には広大な広場があり、現在では市民の憩いの場所で、大勢の人が凧揚げに興じていました。

満鉄 - 長春駅
同 - 大和ホテル
関東軍司令部
吉林大学病院

 16時過ぎにホテルに帰って着替え、17時に出て南湖賓館に向かいました。しばらく待機して、18時過ぎから19時前まで、明日の中日韓人文交流フォーラムに出席する主要メンバーの会見を行いました。主催者は中国共産党吉林省委員会の巴音朝魯書記で、最初に挨拶し、中国外国語放送の代表に続いて私が挨拶しました。さらに韓国の孔魯明元外相、中日韓三国合作秘書処の岩谷滋雄秘書長と続きました。3か国語を使うのでなかなか大変でした。その後直ちに隣室で、そのメンバーを歓迎する夕食懇談会となり、私の右は巴音朝魯書記、左は共産党省委員会秘書長の房女史で、賑やかな会話とともに地元料理を楽しみました。

市内電車
中日韓フォーラム会見 - 巴音朝魯書記と
同 - 全景
同 - 挨拶
同 - 同

2015年8月30日(日)

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