江田五月活動日誌 2015年11月 | >>日程表 | ホーム/総目次/11月目次/前へ|次へ |
今日は、7時に目が覚め、若干のデスクワークを済ませました。早朝のシュウェダゴン・パゴダが、新生ミャンマーを象徴しているように綺麗でした。その後、もう一寝入りしました。
選挙後のパゴダ朝食後、9時45分過ぎにホテルを出て、10時から近くのレストランで、まずカレン族のトゥ・イェさんと会い、少数民族問題などを話し合いました。次いで11時から1時間ほど、カチン族のメイさんと会い、同様の話し合いをしました。植民地から独立した当時からの複雑な問題で、ミャンマーで一番困難な課題だと思います。
カレン族トゥー・エイさんら カチン族メイ・ザベ・ピューさん12時10分ころ、NLD本部に来ました。大勢の市民や報道陣で、ごった返していました。通りの向かいも人の群れでした。やがて12時20分から事務所内に案内され、20分間ほど、NLD最高顧問のティン・ウーさんとお会いしました。勝ち誇った様子は微塵もなく、憲法、軍、少数民族などの課題に言及され、「平等、自治、共存を実現する」と決意を語り、これに失敗すると国民の支持を失うと言われました。
NLD本部前 ティン・ウーNLD最高顧問とその後、近くのホテルで昼食を取り、13時半から1時間15分ほど、ミャンマー平和センター(MPC)の事務所に伺い、フラマンシュエ局長、アウン・サー・ウーさんとアンドレーさんからお話を伺いました。少数民族との和平交渉の実務を担ってきた組織で、テイン・セイン大統領指令で設置されましたが、独立して行動してきました。今後の政権運営につき強い懸念を持っています。
MPCの皆さんとお別れしてしばらく走ると、人だかりがあり、プレスセンターでした。15時ころ、NLD前を通りかかると、さらに一層の大群衆となっていました。関係者による演説があった模様で、後の報道を見るとアウン・サン・スー・チーさんだったようです。
プレスセンター 再びNLD本部前ホテルに戻り、デスクワークと帰国準備をしていると、16時過ぎから、急に土砂降りとなりました。やはり熱帯で、スコールなのでしょう。先ほどの大群衆は、きっと平気なのでしょうが、新生ミャンマーの先行きも、様々なことがあるということかも知れません。これから、チェックアウトで、22時10分発の便で、機内泊で帰国です。
スコールのパゴダスコール後に停電してホテルのエレベーターが止まったりしましたが、直ぐに回復し、18時にチェックアウトして、藤田一枝さんとともに日が暮れた町に出て、帰国に向かいました。途中で、アウン・サン・スー・チーさんの自宅前を通過しました。彼女が長期間、自宅軟禁されたところです。その先のインヤー湖畔は、カップルありストリートミュージシャンありで、若者天下でした。19時前に麺を主体とするレストランで夕食を取り、20時に出てスーパーに立ち寄ってみました。ショッピングカートが面白く、野菜コーナーも色々と豊富でした。エスカレーターは階段ではなく、坂になっていました。21時に空港に着くと、突然停電になり、エスカレーターが止まってしまいましたが、直ぐに回復して事なきを得ました。21時半ころ、日本時間では24時ころに搭乗しました。
スー・チーさんの自宅 湖畔の若者 スーパーの買い物カート 空港で停電