江田五月活動日誌 2016年4月 | >>日程表 | ホーム/総目次/4月目次/前へ|次へ |
今日は、9時前から40分ほど参議院医務室で、定期健康診断を受けました。身長・体重から採血、心電図、エコー、胸部レントゲン、問診・触診などで、これで国会議員として最後の健康診断となりました。
健康診断10時から11時半過ぎまで、法務委員会に出席しました。冒頭に全員起立して、熊本地震の被災者の皆さんに黙祷を捧げ、ヘイトスピーチ規制に関する与党案の「本法外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律案」につき、発議者から趣旨説明を聞き、質疑をしました。傍聴人が大勢の中で、民進党はまず小川敏夫委員が15分間質問し、次いで有田芳生理事がやはり15分間質疑をしました。
法務委員会(ヘイト) - 傍聴人 同 - 小川さん 同 - 有田さん12時10分から30分強、連合主催の「保育・介護の人材確保と処遇改善を求める院内集会」に出席しました。まず連合の逢見直人事務局長が主催者挨拶をし、民進党を代表して山尾志桜里政務調査会長がメリハリの利いた挨拶をしました。次いで現場の声として、港区で保育士をしている平淑子さんと介護の現場労働組合の松本武久さんの報告があり、新谷連合副事務局長が取組方針を説明し、民進党の現場理事の西村智奈美さんと津田弥太郎さんの決意表明があって、全員で頑張ろう三唱をしました。その後、国会正門前で、地元から国会見学に来ている皆さんと写真を撮りました。
保育・介護院内集会 - 全景 同 - 頑張ろう! 国会見学13時から2時間半強、引き続き法務委員会に出席しました。刑事訴訟法改正案についての参考人質疑で、日弁連司法調査室の河津博史副室長、東大の大澤裕教授、小池振一郎弁護士と冤罪被害者の桜井昌司さんから、それぞれ15分ずつの意見を述べていただき、小川敏夫さんら5委員が各20分ずつの質疑をしました。午前とはテーマが異なりましたが、やはり傍聴人がたくさんいました。
法務委員会(刑訴) - 傍聴人その後、会館事務所に戻ってデスクワークや来客応対をしました。16時過ぎに、大学時代以来お世話になっている初岡昌一郎さんが来られ、ロシアや中国の最新事情の話を聞きました。17時過ぎから、国際協力機構の各国事務所長会議で一時帰国中の佐藤睦モンゴル事務所長が来られ、最新のモンゴル事情の説明を聞きました。
初岡さん JICAモンゴル17時半に、戦後補償ネットワークの有光健さんが、韓国・朝鮮人元BC級戦犯者による「同進会」の李鶴来会長が上梓された「韓国人元BC級戦犯の訴えー何のために、誰のために」を持って来られました。李会長は今年で91歳で、今年こそはこの懸案を解決したいと出版され、私も一冊寄贈を受けました。17歳の時に、日本人として日本軍末端の軍属でマレー半島に配属され、泰緬鉄道の捕虜監視員を務めました。戦後、これが戦犯に問われ、シンガポールの独房で8ヶ月間、死刑執行の恐怖と向き合いました。日韓請求権協定で解決済みと言うのでなく、「特定連合国裁判被拘禁者等特別給付金支給法案」を衆議院に提出して救済を図りましたが、審議されずに廃案となっています。早期解決が望まれます。その後、デスクワークや電話連絡、さらに取材もあり、19時過ぎにやっと会館事務所を出ました。
有光さん 取材