2003年5月15日

戻るホーム目次


緊急事態関連法案の衆議院通過を受けて(談話)

民主党 政策調査会長
   枝 野 幸 男


本日、衆議院において、民主党が与党3党と共同提案した「武力攻撃事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律案」に対する修正案、及び関連2法案が可決、成立した。

民主党は、今国会で、政府・与党案への対案としての「緊急事態・未然防止基本法案」及び「武力事態対処法案」への修正案を提出した。政府・与党案で不備のあった諸点について、国民の立場に立った主張を国会審議で明確にしてきたが、我が国の安全保障の根幹にかかわる極めて重要な法案に対して、与野党が一致して対処すべきであると判断し、与党との修正協議に誠実かつ真摯に臨んだ。その結果、基本的人権、民主的統制、国民保護法制の整備などについて、大きな前進を見ることができた。

今後、参議院においては、修正項目の実効性の担保を図るとともに、残された問題について徹底的に審議し、真に国民の生命・身体・財産を護り、我が国の安全保障体制の確立に資する法体制とさせるべく、全力をあげて取り組んでいく決意である。

以 上


これまでの経緯(2003年)

01/18 民主党定期全国大会で、第156回通常国会中に有事法制の独自案を提出することを決める 
緊急事態法制プロジェクトチーム(前原誠司座長)を中心に策定作業を開始
04/24 『次の内閣』で民主党案(緊急事態基本法案、政府案修正案)を決定
04/30 民主党案を国会に提出 ただちに与党と修正協議を開始
05/13 与党3党と修正案で合意
05/14 与野党4党共同で修正案を提出
衆院武力事態特別委で修正案を可決(自由党も賛成)
05/15 衆院本会議で修正案を可決

2003/05/15

戻るホーム目次