盗聴法の施行について(談話)
江田五月/司法ネクスト大臣
- 本日施行された盗聴法(通信傍受法)は、憲法上保障された通信の秘密を侵す恐れがあり、警察の信頼が回復しておらず、また十分な技術開発も出来ていないまま、施行すべきでなかった。
- そこで私たち民主党は、野党各党とともに、同法の廃止法を衆参両院に提出した。私たちの意向を一顧だにせず、広汎な市民の声を無視して、政府が同法を施行したことは、きわめて遺憾である。
- 盗聴法が通信の秘密を侵す運用とならないよう、国会も市民も、今後最大限の監視を強めなければならない。国民の皆さまにも、もし気になる運用があれば、直ちに私たちに連絡してくれるようお願いする。
- 私たちが提出していた廃止法は、現在は廃案となっている。盗聴法施行後は、同法による通信傍受システムが動き出すため、単なる廃止法だけでこの捜査方法を排除できるかどうか、疑問が残る。そこで今後、通信の秘密を侵すような捜査方法を早急に排除するよう、関係方面と十分な協議の上、適切な措置を取る。
以上
|