2004/01/02 |
第20回参議院選挙に向けて
江田五月
私は、25年の国会議員活動で、一貫して、政権交代の実現と市民政治の前進を目指してきました。そしてついに民主党は、先の総選挙で、2大政党体制の一翼を担うチャレンジャーの立場を確立しました。政権選択の時代が到来しましたが、問題はここからです。
いつまでもチャレンジャーのままでは、万年野党です。チャンピオンにならなければなりません。次の参院選で政権交代に王手をかけ、その次の総選挙で政権交代を実現するという、確かな目標を持つことが、今一番大切なことです。
私は、次の参議院選挙の課題は二つあると思います。第1は「良識の府」である参議院ならではの使命で、長期的な課題に高い識見を発揮することです。今、日本も世界も大きな歴史的転換点に立っています。21世紀をテロの世紀にせず、国連を中心に恒久平和を目指します。また、100年に1度といわれる司法制度改革や21世紀の国のかたちを決める憲法改正問題などに、全力で取り組みります。3期目の参議院議員という重い立場で、民主党がこの歴史的な課題に重大責任を果たすよう、覚悟を新たにしています。
第2は、日本が直面している真の構造改革に、立法府として取り組むことです。景気の回復と地方分権・年金・道路公団などの社会システムの再構築を、「脱官僚・国民本位」の立場で実現するには、政権交代は待ったなしです。参院選でも、完成度の高いマニフェストを掲げて、民主党政権の道への選択を求めます。(プレス民主 2004年1月2日号掲載)
2004/01/02 |