2006年4月28日

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共謀罪反対集会での発言  江田五月

皆さんご苦労様でございます。参議院で、岡山県から選出をされております江田五月です。法務委員のメンバーではありますが、目下の所、参議院側の民主党の議員会長を務めておりまして、なかなか法務委員会の現場でいろいろ質疑をやっている時間がなくて、他の委員の皆さんにお任せをしておりますが。しかし、現場での質疑に対して、もっと頑張れと、こんなところでゆるめちゃだめだと、こういういわば叱咤激励をする係が議員会長でございまして、その叱咤激励の方を、これから多いにやっていきたいと思っております。

共謀罪を含む組織暴力法の改正案ですが、これは変わってきているんです。少しずつですがね、時間の経過を経るに従って。以前は組織犯罪に対する、国際条約の国内法だというんですが、それに今度加わって、サイバー条約ができて、それに対する対応も同時にしなきゃいけない。こっちもまた共謀罪に負けず劣らず、いろんな危ない面があるということですから、私どもの守備範囲といいますか、やらなきゃならん仕事がどんどん今増えているというような状況ですが。委員会の方は、にもかかわらず、衆議院の方では特別国会でいろんな議論をしたからもう通常国会はいいだろうと言って、もう審議をちょろっちょろっとやって「はい採決」というようなことですから、こんなことではいけません。

今日の新聞各紙いろいろ書いておりますが、特に朝日新聞の社説は、これは明確に、あのままではだめ、与党の修正でもだめ、民主党の抜本修正、これを軸にしっかり議論をしようと、こういう檄を飛ばしてくれておりますし、それからまた、インターネットを開いてみますと、どんどんどんどん、この警鐘を乱打するブログその他が広がっていますね。これは非常に心強いことだと思っております。そういう中で、皆さんがいろんな角度から法案をチェックをしてくれていることに、大変勇気づけられております。皆で一緒にがんばりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


2006年4月28日

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