2006年5月12日

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共謀罪反対緊急集会での発言  江田五月

どうも皆さん、大変ご苦労様でございます。前の会議がかなり長引きまして、遅れてしまいました。それで今日は金曜日で、新幹線は待ってくれないので時間が気になるのですが、…出席をさせていただきました。

いろんな方からお話があって、国会の中での審議の状況というのは、ご報告もあったのだろうと思っておりますが。とにかく共謀罪という、これはもう問題点は皆さんよくご存じの通りですが、政府案が委員会で趣旨説明されて、同じ日の、もうすぐ引き続いて、与党がそれに対して修正案の趣旨説明をするというのですから、これは法案自体がもうなってないという話です、それだけで。

そして私どもの方が、やるならやってみろと、そうすると衆参通じて国会は全部止まるぞと、こういう勢いを示したら、今度はまたそれに対して修正案が、与党から出てくるという話ですから、これは本当にもっとまじめにとにかく考えろと。

本来ならばですね、与党というのは政府の案を、小泉さんは郵政の時はちょっとムチャをやりましたが、もともとは政府の案を与党が法案審査をして、そこでOKして出てくるという仕組みになっていて、今回もそうだったのですよね。ところが世論が騒ぎ出すと、たちまち第一次、第二次、修正、修正というのですから、そういうことが、いかにこの法案がデタラメかということをそれだけで示しているわけです。私どもはそんな意味で、これは話にならんとは思っておりますが、来週がかなり重要な山場になるのではないか。平岡さんが来られました、委員会の方は全部平岡さんにお任せをしますが、私ども民主党もここは腹を据えてひとつ頑張っていかなきゃならんと思っています。

共謀罪だけじゃありません。米軍再編の問題でも、在日米軍再編の問題だと言うけど、そうじゃないでしょ。アメリカの世界戦略の変更でしょう。それにもかかわらず戦略対話も何もせずにお金の問題だけだなんて、とんでもない話です。そのほかにも山ほど、いろんな、医療の問題や教育基本法の問題などなどたくさんありまして、国会は非常にこれから緊迫をして来ると思います。

今日も私が参議院の議員総会で言ったのですけれど、私どもは国会を荒れさせたいわけじゃないけど、しようがないときには荒れるでしょう。荒れたときに困るのは誰ですか。私たちは国民のみなさんの支持があると思っている。……

ぜひとも応援よろしくお願いします。どうも、頑張りましょう。


2006年5月12日

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