2010年3月24日

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第45回さくら祭り中央大会 江田参議院議長祝辞

平成22年3月24日
於 憲政記念館

 参議院議長の江田五月でございます。

 今年から気象庁が開花予報をやめてしまい、さくらの会の皆さんも気を揉んでおられたのではないかと思います。東京では春が早く、連休中の22日、ついに開花宣言が出されましたが、今日は寒い雨に戻って花が時間をかけて開く気配となり、さあこれから。大会がすばらしいタイミングでの開催となったことをお喜び申し上げます。

 私は、参議院議長に就任して3年目になります。議長公邸で迎える春も今回で3回目となり、庭の桜の移ろいもだいぶ分かってきました。まずカンザクラがまだ寒い時期に口火を切り、次にマメザクラが、さらに陽光桜が鮮やかな花を咲かせていきます。春本番を迎えるとソメイヨシノが淡い花を付け、そしてしだれ桜やウコン桜が咲き、八重桜が最後を飾ります。代わる代わる、いろいろな種類の桜が目を楽しませてくれるこの季節は、本当に楽しいものです。

 「日本さくらの会」の皆さんには、議長就任以来、この中央大会へお招きいただいているほか、桜の育成・普及の面でお世話になっています。昨年1月には、駐日中国大使など関係の皆さんの立会いのもと、議長公邸の庭にある陽光桜の穂木の採取を行いました。永田町の桜から生まれた苗木が育ち、やがて中国、アメリカ、ドイツ、フランスなど世界各国に渡り、それぞれの地で美しい花を咲かせて人々を和ませることを想像すると、何とも晴れやかな気分になります。

 本日、桜の植樹や愛護運動に貢献された全国の個人の方々や団体が、「さくら功労者」として表彰されます。表彰を受けられる方々に心から敬意を表するとともに、関係の皆さんには、これからも一層、活発な活動を続けていただくことをお願いして、お祝いの言葉といたします。


2010年3月24日

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