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○今週は江田さんです。こんばんは。
よろしくお願いいたします。
○昨日なんですけれども、国が進めようとしています震災瓦礫の広域処理、自治体からの回答期限を迎えました。ただ、岡山・香川の場合で言いますとですね…
厳しい結果でした。
あのね、これは僕は、本当言うとちょっとがっかりしているんです。例えば宮城で19年分、岩手で11年分とかね。瓦礫の処理は基礎自治体・市町村がやる仕事なんだけど、そうやっていくと、石巻は100年分あるんですよ。そこでやればいいじゃないかと言う。だってやればできるけど、100年かかるという仕事ですから。国としては、来年度中つまり再来年の3月の終わりまでに、瓦礫をちゃんと処理して復興を進める、という行程表を作っているんです。ですからそれに間に合わせるためにも、全国でひとつお手伝いいただけませんか。僕が環境大臣の時に広域処理の法律を作って、お願いをしている仕事なんですね。
放射性廃棄物の関係を皆心配されるんだけどね。だけど、確かに今回の東日本大震災は福島原発事故で、放射性物質が飛び散ったという事実はある。これ実は、我々が政権を引き継いだのは、どんな態勢だったかと言うと、放射性物質が環境中に飛び散ったことについての法制度がなかったんですよ。これも環境大臣の時に、議員立法で最後法律を作ったりして。
だけど、今回はその放射性廃棄物が飛び散った、その瓦礫をやってくれとは言っていないんです。そうじゃなくて、そこは瓦礫と言ってもいろんな種類があるんで、放射能汚染のない瓦礫をひとつお願いしますと。そんなこと、国が信用できないという話があるんだけど、それはそうじゃなくて、出す所でも、受け入れる所でも、全部きっちりモニタリングをして…。確かに原発事故はあったけれども、それの影響のない瓦礫をお願いしますと言っているんでね。皆それぞれ明日は我が身ということもあるし、ぜひ受け入れてほしいんです。岡山は説明会もやっていただいたんで、大丈夫と思ったら、なかなか厳しいようなので。ぜひこれはひとつお願いをします。
○福島も含めて、震災復興というのは本当に大きな課題ですもんね。
そうなんです。これができなかったら世界から見ても、日本というのはやっぱり自分のことしか考えない国なんだなと、なってしまうからね。今の社会保障と税も同じなんですが、先にやるべきことはあると、いろいろあるけれども、やっぱりそう言っているうちに、こっちの社会保障や税の破綻というのはもう見えているわけですから。人口構成の変化とか国の大変な赤字とか、わかってるわけなんで、ぜひやらなきゃいけません。
○ただ、税と社会保障の一体改革の問題も含めてですが、政治がちょっと難局を迎えていますよね。
はい。これは大変ですが、私や野田首相はここはたじろがずに、前へ進むと思います。進んだ結果、国民に答を聞くということもそれはあるかもしれませんね。
あの、最後にひとつだけ。これ皆さんにお願いしたいんだけど。先日ネットで、イギリスのBBC、ドイツのZDF、このドキュメンタリーを見たんですが。原発事故、すごいです。ぜひ見てほしい。
○ありがとうございました。
よろしくお願いします。