2009年1月 五月会だより No.117 ホーム主張目次たより目次前へ次へ

五月会だより

 参議院議長就任からはや1年以上が経過、「ねじれ国会」の中、予想以上に困難な国会運営が続いています。首相交代や経済問題など多くの激震が発生していますが、議長として課せられた責務「公正な国会運営」を果たすべく、日夜の努力を重ねています。五月会の皆さまをはじめ、多くの国民の期待に応えるため、懸命の毎日です。

いかなる時でも、公正な国会運営が責務

経済危機と政治対応

議長室で麻生首相の就任挨拶を受ける

 昨夏は、県下の全市町村長さんとお会いし、いかに地方が悪戦苦闘しているか、中央政治の変化を切望しているかを、じっくりと聞かせていただきました。ところが、思いもかけぬ福田首相の退陣で、麻生内閣に。国民の声の届かないところでの政権たらい回しが、3代続くことになりました。そこに、米国発の世界金融危機が起きて、日本でも中小企業や非正規社員の皆さんを直撃し、この冬を無事に越せるかどうかが案じられています。一昨年の参議院選挙で示された民意に目をつぶる政治は、もう限界です。

 このような状況にもかかわらず、麻生首相は、経済危機を理由に挙げて、秋の臨時国会での解散を見送りました。その上、「政局より政策」と言いながら、そのための第2次補正予算の提出も新年まで先送りし、衆議院はまさに開店休業で政治空白そのものでした。これに対し、参議院は、雇用対策のための野党提出4法案を可決し、衆議院に送付しました。経済危機対策にはスピードが必要ということにも、雇い止め規制や住宅確保などの内容にも、誰も異論がないはずなのに、合意が得られなかったことは残念でなりません。

日米の差

 危機の震源地であるアメリカは、立派に大統領選挙をやり遂げました。オバマ氏の勝利演説をテレビで見て、英文を取り寄せて読んでみました。米国の力は、軍事力や経済力でなく、理想の持つ力なのだと言い切り、リンカーンの言葉を引いて民主主義を讃えました。世界の片隅で圧政や貧困と戦いながら、小さなラジオの音に耳を傾けている人々に、国境を越えて連帯を呼びかけました。庶民が苦しんでいるのに、株式市場が繁栄を貪ることなどあり得ないと、言い切っていました。

父三郎と江田五月

 そして党派を超え人材を登用して政策を打ち上げ、政権移行をどんどん進めました。就任式には、若者を中心に全米からワシントンへの大きな人の波が押し寄せ、彼らは自ら積極的に、政治や行政や街作りに参加して新しい時代を作ろうとします。もちろん直面する困難はとてつもなく大きく、解決は容易ではないでしょう。しかし、政治家の呼びかけで国民が奮い立つというのは、やはり民主主義政治の力なのです。翻って、日本はどうかと顧みると、彼我の差に愕然とします。日本の政治が問われているのです。

親子2代の正念場

 新しい年を迎え、松飾りの取れぬうちに通常国会召集です。いつ総選挙になっても不思議でなく、必ず国民の皆さんの出番が来ます。世界的大不況を克服するため、日本も大きな役割があるはずです。平和や環境も、依然として待ったなしの課題です。そして何より、国民の生活です。私の場合、親子2代で半世紀以上になる政治への取り組みが、最大の正念場を迎えているときに、議長職を託されて選挙の前線に立てません。残念ですが、しかし、議長の仕事も大切なのは、言うまでもありません。皆さんのご理解と最大限のご支援を、心からお願いします。

江田五月


江田五月会 2009年 討論会&パーティー

2009年度のパーティーは、例年の1月から5月に延期して開催いたします。


日 時  2009年5月17日(日)    
  受付開始:午後1時  討論会:午後2時  パーティー:午後3時
ゲスト 岩見隆夫氏 (政治評論家)
会 費 5,000円(一般会費) 10,000円(賛助会費)
【郵便振替】 01260-7-2373 江田五月会
中国銀行 大供支店 普通 1440525 江田五月会
場 所 岡山プラザホテル
(岡山市浜2-3-12 TEL 086-272-1201)
是非ともご参加ください。お待ちしております。お申し込み・お問い合せは、下記連絡先にお願いいたします。
江田五月事務所 〒700-0837 岡山市南中央町1-9
TEL:086-234-1151 FAX:086-234-2251

ホームページ更新は皆勤

車中で入力

 ホームページの活動日誌を毎日更新し始めて、まもなく9年。写真も極力毎日貼り付けています。

 ほろ酔い気分で議員宿舎に帰り、パソコンの前で寝てしまい、ハッとする時もありますが、意地でやり抜いています。騒乱状態の東ティモールでも国際回線を利用して、書き続けました。政治の裏話を除いては、極力「情報公開」しているので、マスコミや官庁の皆さんもよく見ているようです。限度ぎりぎりまで書きますので、ぜひご愛読下さい。

江田五月

 ホームページ(http://www.eda-jp.com/)は毎日更新。月・木曜日はメルマガも発行!



すべてを政権交代にかけて

 4年半前に、13年間勤めた総務省を辞める決意をし、江田五月さんの門を叩いた時に言われた言葉、「君のような官僚のよい面も悪い面もわかっている人でなければ、官僚制度の改革はできない」。今も胸に深く刻まれています。

 日々、目の当たりにしてきた省庁間の縄張り争いと、政治家との癒着。予算編成の時は徹夜続きでしたが、省庁間の予算の取り合いと政治家のゴリ押しに多くのエネルギーを割かれました。「官僚制度を変えなければ、この国は変わらない」との思いが、政治をめざす私の原点です。

 私が実現したいことは、「官僚と政治家との癒着をなくし、税金のムダづかいをなくす」。それにより得られた財源を「年金・医療・介護・子育て・教育など、国民生活に直結する分野に使う」ことです。そのために、まずは今の官僚制度を改革しなければなりません。この大仕事は、今の政権ではできません。毎日の街頭演説も、訪問活動もすべて政権交代につながると信じてやっています。五月会の皆様の温かいご支援を引き続きお願いします。

【岡山1区】 高井たかし
1969年生まれ(39歳)、東京大学経済学部卒、総務省(旧郵政省)退職、江田五月秘書、岡山市長選出馬、IT会社設立、現在に至る


日本版チェンジの実現

 経済の大不況の中、一日も早く政治の混乱を克服することが求められています。自民党はところ構わずポスターをはりめぐらし、1年半後の参院選に落選中の大物が出馬する話もあります。政権維持のためになりふりに構っていられないのでしょう。日本版「チェンジ」の到来を阻止する動きに、わが民主党はさらに団結を強めて最大限の力を発揮しなくてはなりません。

 激動の時代に、多くの仲間に恵まれ、志を持って生きることが出来る感謝と使命感とを胸に、今年も努力を積み重ねたいと思います。

 年末の事務所荒らしの被害に際し、多くの皆様から激励とお見舞いをいただき感謝しています。今後の活動で成果を上げることで恩返しをさせてください。

【岡山2区】 津村 啓介
1971年生まれ(37歳)、東京大学法学部卒、日本銀行退職、2005年衆院選当選、2007年「世界の若手リーダー250人」に選出、現在衆議院議員2期


大切な命を守るために

 11月は衆議院厚生労働委員会で、2回連続で質問に立ちました。病院のたらいまわしによる産婦の死亡事故を受けて、国立の救急センター設置と救急患者の広域受け入れ態勢の整備(受け入れコーディネーター)の推進をテーマとしました。さらに、麻生首相の医師批判発言を取り上げ、医療の現状に対する認識不足をただし、岡山の救急医療センター整備も求めました。国民の生命を本気で守る国と社会を作りたいと思っています。

 09年は地元の倉敷市議選もあり、多くの同士の当選に力を入れます。もちろん、解散・総選挙への備えも怠るわけにはいきません。五月会の皆さんとともに、生命を大事にする政治を作るために、倉敷市議選を全力で応援し、私自身の選挙も全力投球をして参ります。

【岡山4区】 柚木みちよし
1972年生まれ(36歳)、岡山大学文学部卒、(株)有隣堂退職、2003年衆院選惜敗、2005年衆院選初当選、現在衆議院議員1期


霞ヶ関のコスト削減に挑む

 日本政府の総支出は、年間で200兆円。政権交代を実現し、経営者としての経験を生かして、コスト削減に取り組みます。そこから生まれた財源を、国民の生活や子どもたちの未来のためにつかいたいものです。

 かつて、私は経営者として、億単位の法人税を納めていました。働きづめで納めた税金が、無駄な施設や道路、天下りの官僚OBに消えていることを許せず、立ち上がりました。経営者時代の私は、いかに売上をあげ、コストを下げるかでした。情報収集を徹底して良いものをより安く仕入れる、最新技術を取り入れる、アウトソーシングの導入、適材適所等で、1〜2割の削減は当たり前でした。霞ヶ関でも必ず行えます。

【岡山5区】 花咲ひろき
1966年生まれ(42歳)、慶応大学法学部卒、(株)リクルート退職、(株)コンテンツ設立、衆議院議員秘書、2005年衆院選惜敗、現在に至る


地方議会だより

【岡山県】 知事選後の県議会の行方

 知事選を挟み、9月と12月では県議会の雰囲気は大きく変わりました。

 8月末に発表された財政構造改革プラン素案を巡り、9月議会では、財政問題や具体的な施策、知事の姿勢などについて活発な議論が繰り広げられました。私が代表質問を行った際にも、多くの野次が飛ぶなど、議場にも反応や活気がありました。

 ところが、知事が再選して最初の12月議会では、行財政構造改革大綱を採決する重要な議会であったにもかかわらず、非常に低調でした。木下議員らの代表質問も、静かな議場の中で粛々と進み、一般質問は質問者が少なく、数年ぶりに3日間だけとなりました。内容も、石井県政や行革大綱を問うものがほとんど見られなかったのは残念なことです。

 2月議会では県政の本質を問う質問戦が展開されるよう、私もしっかり準備します。

県議会議員 一井暁子


倉敷市議選に向けて

 平成21年は、新年早々に倉敷市議選があります。定数減と新人の大量立候補で激戦となりそうですが、江田五月の元秘書二人は2期目に挑戦する予定です。五月会では推薦を決め、地域的には水島・児島・玉島を時尾博幸、旧倉敷と船穂・真備を藤原薫子に割り当てて支援することにしています。県下の皆様にお願いです。倉敷在住のお知り合いを紹介ください。ご連絡は各事務所に。


時尾・藤原両氏を推薦します

 二人とも私の秘書として、存分の働きをしてくれました。その経験を生かして倉敷市民のために活動していることを喜んでいます。私は議長の職にあるため、一切応援ができません。五月会の皆さんの応援をいただいて、今回のきびしい坂をぜひ乗り越えてもらいたいと願っています。

参議院議長 江田五月


ときお博幸

1976年生まれ(32歳)、倉敷市出身、水島小学校卒、水島中学校卒、倉敷南高校卒、中央大学法学部通信教育課程卒、江田五月秘書、2005年 倉敷市議会議員初当選。

【ときお博幸事務所】
tokiohiroyuki2002@ybb.ne.jp


藤原かおり子

1974年生まれ(34歳)、倉敷市出身、老松小学校卒、西中学校卒、青陵高校卒、関西学院大学経済学部卒、ポートランド州立大留学、NHK岡山放送局、江田五月秘書。2008年 倉敷市議会議員補欠選挙当選。

【藤原かおり子事務所】
〒710-0824 倉敷市白楽町339-1
TEL:086-424-0033  FAX:086-424-0044 
kaoriko.fujiwara@titan.ocn.ne.jp


新人秘書紹介   

 新人田原です。といっても52歳の新人ですからあまりフレッシュとはいえませんね。趣味は、特にサッカー、フットサルは大好きです。このフットワークの軽さを利用して、少しでも皆様のお役に立つことができれば嬉しいです。お気軽にお声掛け下さい。

田原 信恭

「美作地区五月会・江田五月と語る会」のご案内

 「美作地区五月会」を来月開催いたします。軽食とお茶での、江田議長との懇親会もございます。皆様お誘い合わせのうえ、ご参加下さいますようよろしくお願いいたします。

日時 2009年2月11日(水・祝)
    受付・午後2時〜 開会・午後2時半〜 懇親会・午後3時半〜
場所 津山鶴山ホテル
会費  3000円


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