1986/12 五月会だより No.32 ホーム主張目次たより目次前へ次へ


江田五月の仲間を県市議会へ!
統一地方選の候補者を紹介します

県会議員は四月三日告示、十二日投票
市会議員は四月十九日告示、二十六日投票

 来春四月に統一地方選挙がおこなわれますが、岡山社民連は、第一次候補者としてつぎの五名を公認・推薦しました。

 “地方の時代”にふさわしい市民参加の新しい政治の発展のためにも、地域における世話役活動を活発にして江田五月の政治基盤をつよめるためにも、江田五月グループからの候補者は全員、当選させなければなりません。


岡山県議会(岡山市) たちばな民義(公認)
昭和二六年二月四日生。三十五歳
〔略歴〕
味野中学校、広島大学附属福山高校、早稲田大学理工学部卒。
〔現職〕
江田五月秘書、岡山県社会民主連合副書記長


岡山県議会(倉敷市) さこ 信五(推薦)
昭和二四年十月二三日生。三十七歳
〔略歴〕
作陽高校、東海大学工学部卒。江田三郎秘書、江田五月秘書。
〔現職〕
岡山県議会議員。


岡山市議会 寺田あきお(公認)
昭和十六年四月十七日生。四十五歳。
〔略歴〕
旭中学校、朝日高校、中央大学法学部卒。江田五月秘書。
岡山県社会民主連合副書記長。
〔現職〕
岡山市議会議員。岡山県社会民主連合副代表。


岡山市議会 清水しゅうじ(公認)
昭和二二年一月六日生。三十九歳。
〔略歴〕
福浜中学捜、操山高校、京都大学法学部卒。
〔現職〕
会社役員(双葉美装)


岡山市議会 則武伸一郎(推薦)
〔略歴〕
中山中学校、操山高校、東京農業大学醸造科卒。
〔現職〕
則武醤油代表社員


江田五月の主張

 中曽根首相が自民党の研修会で、「日本は教育水準が高いが、アメリカは黒人などがいて、平均的に見たら知的レベルが低い」という旨を述ペた。後に陳謝し、日本は単一民族だと述べた。これがウタリの皆さんの怒りを買った。

 同じ研修会で、「女性は講師のネクタイの色は覚えているが、講演の内容は覚えていない」と述べた。さらに陳謝が要領を得ないことを突かれ、「女の子」に書かせたと、又女性を軽蔑する発言をした。

 つきに見放された麻雀みたいだが、根本は、人間の多様な価値についての、中曽根首相の無理解が問題なのだ。

 日本人はもともと多民族の混血なのだが、より重大な問題は、「単一民族」が日本の長所だと思っていることだ。

 これからの世界は、民族も宗教も言語も、膚の色も生活習慣も価値観も、大きく異なる多種多様な人々が、違いを尊重し良さを互いに発揮して助け合わなければならない。仮に日本人が経済活動で優れているとしても、それはそれだけのことで、その他にも大切な価値は山ほどある。

 アメリカは人種のるつぼだから、多様性を自然に体得できる。日本人はこれを意識して学ばなければならない。

 国際化という以上、一国の中でも多様性は大切だ。単一民族意識は日本人の弱点だ。

 教育でいくら個性重視と言っても、本物でないから、すぐバケの皮がはがれる。多様性の大切さを体で覚えなければ、日本は世界の孤児になる。


岡山社民連大会 新しい市民的革新政党の結成を!
代表に江田五月 書記長に大亀幸雄

 岡山社民連第三回大会は、十月十九日県農業会館で開かれ、熱心な討論の末、つぎのことが決定された。

 (1)社会党と民社党の歴史的和解をすすめ、その上で、社会、民社、社民連と平和・進歩・公正をもとめる市民勢力が手を操り、新しい市民的革新政党を結成する。

 (2)社会、民社、公明、社民連を中心に、ミニ政党にも参加ねがって「反自民野党連合」を結成し、野党の共同闘争の前進につとめる。

 (3)岡山社民連も結成されて約八ヶ年たち、ようやく政治の世界で市民権をえたので、この機会に、組織の拡大・強化に努力する。

 そして最後に、新しい四役 につぎの諸氏を選出しました。

 代表 
 副代表
     
 書記長 
 副書記長
 江田五月
 金谷光夫
 寺田明生
 大亀幸雄
 橘 民義

東チモールの民族自決を!

 「東チモールの友人を歓迎し、激励する会」が十一月八日、岡山YMCA会館で元東チモール・カトリック教会区長のモンセニョール・ダ・コスタ・ロペス司教を招き約百名の参加者で開かれた。

 江田議員は八月十五日国連の特別委員会で東チモールの民族自決を訴え、近く国会議員懇談合の事務局長に就任予定で、今、東チモール問題の第一人者。

 会は、まずスライドで戦闘の様子、日本との関係など独立をあきらめずに戦う住民の姿を上映し、ロペス司教が現在の窮状を訴えた。そのあと参加者からは、活発な質疑応答があり、関心の深さを感じさせた。

 江田議員は「日本政府が真に国際社会でリーダーシップを発揮しようとするならば、人権や民族自決権を率先して守るべきだ」と力説した。


桐島洋子さんのお話とチャリティーバザール  アゼリア会

 アゼリア会主催の「講演とチャリティーバザールの会」は今回で五回目。講師には桐島洋子さんを迎えました。

 期日前からの反響で予想したとおり、当日は会場内超満員で、通路や後ろでは多勢の人が立ったままという状態でした。

 講演のテーマは「女ざかりの美学」。女ざかりの三十代、四十代を美しく、生き生きと過ごすために話された提案はすぐ次の日から実行でき得るものばかり。綱島さんのようにはいかなくても、子育てが終わってからの長い時間を、より美しく、はつらつと生きていきたいと思ったものです。

 バザールも回を重ねる度に盛況となり、今回も手作りケーキをはじめ、全品が短時間のうちに品切れ。大成功でした。

 忙しい日程の中をかけつけられた江田議員も、今回の盛会ぶりには目を丸くされ、アゼリア会のみんなは鼻高々でした。


新人秘書 石塚壮一君(26)東京都出身、独身。
 埼玉大学教養学部卒業後、大手住宅会社に勤務。昨年、江田代議士の門をたたき、政治家秘書としてスタート。当初は、東京事務所で秘書修業を重ねていたが、十一月から岡山へ。今後ともよろしくお願いします。


江田五月杯争奪ゴルフコンペ
 世間では中島だ、いや尾崎だ、青木だとゴルフの話題でもちきりですが、十月九日、五月会でも第四回のコンペが開かれました。百三十人余の参加を得て、秋晴れのもと、江田議員の始球式を皮切りに、全員優勝を目指し(中にはプービー賞を目指した人もいたが)元気にスタートしました。
 今回は多くの方から賞品が寄せられ、優勝賞品はビデオ、二位が自転車、三位ラジカセなどなかなか豪華。18ホールストロークプレー、ダブルペリア方式で順位が決定され優勝は西原隆さん、グロス72、ネット69・6、初出場での優勝です。女性は浦上斗米子さん・グロス107ネット72・2、彼女も初出場。午後の表彰式では大亀幸雄(五月会事務長)から賞品が渡され、無事にコンペを終了しました。



 東チモール問題というのをご存知ですか。小スンダ列島の東の端にあるチモール島の東半分、岩手県程の大きさの地域です。今、ここをインドネシアが武力で侵略し、インドネシア化しようとしています。これに抵抗して東チモール独立革命戦線(フレテリン)の下に多くの島民が結集し、民族自決権を主張して戦い続けています。この十年の間に、この戦いで65万の住民の内25万人が戦死や、病気、飢えで死にました。今インドネシアは、彼等から言葉をうばい、強制的に避妊をし、断種を行ない、東チモールからチモール人の血を断ってしまおうとしているのです。

 世界の片隅とはいえ、この様な不正義が行なわれているのを、私達はみのがしていいものでしょうか。

 11月8日、岡山市のYMCAのホールで、東チモールのロペスさんというカトリックの司教さんを招いて、「東チモールの友人を歓迎し激励する合」が開かれました。そこではっきりしたことは、このインドネシアの蛮行を日本政府が積極的に支持をしているということです。ソ連のアフガン侵攻を口を極めて非難している日本政府が、一方でソ連のアフガン侵略と同じことをしているインドネシアを支持する。一体日本政府の正義とは何なのでしょうか。私たち日本人の正義は、どこにあるのでしょうか。私たちは、江田五月さんたちを中心に、今、東チモール問題を通じて日本人の正義を、世界の人々に示して行く少さな歩みをはじめました。

 あなたも是非この歩みの列に加わりませんか!?


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