1996/01 五月会だより No.79 | ホーム/主張目次/たより目次/前へ|次へ |
国民参加の党首公選、あなたもぜひ
「未来の首相選びに1票を投じてください!新進党がついに、党首選びに思いきった新機軸を打ち出しました。私が「五月会だより」の前号で述べた、細川護照さん発案のオープン・プライマリーを基本にした「党首公開選挙」で、「あなたが選ぶ、明日の総理大臣!」というわけです。
新進党発足の時は、所属国会議員の投票で党首を選びましたが、その任期は1年で、次は選出方法を見直すことになっていました。そこで党内論議が始まり、細川案、船田案といろいろ提案が出てきました。本規約検討委員会で党内外の意見を聞き、特に国会議員多数の支持で、今回の制度が決まりました。その骨子は次のとおりです。
立候補者は、新進党所属国会議員(憲法で、総理大臣は国会議員に限ると決められています)で、国会議員20人の推薦を得た者。
選挙権のある人は、まず党員等で、配布するハガキ(料金受取人払)の投票用紙を投函。次に、参加希望者で、18歳以上の国民なら誰でもよく、配布する郵便払込用紙つきのハガキ(切手必要)に、郵便局窓口で参加料千円を払い込んで受領印を押してもらえば、それが投票用紙になります。
国会議員も一般国民も、1票という点では平等で、立候補資格、推薦人資格、それと過半数を得た者がいない時の決戦投票の3点で、国会議員の役割を認めました。
党員投票だけなら、自民党でもやっていること(もっとも自民党は、党員投票1万票が議員の1票に相当)ですが、党員以外に一般国民にも平等に資格を拡げ、しかも選挙権年齢の引き下げを先取りしたところが画期的です。
この制度の意義は、次の2点です。
まず、政党のあり方です。新進党は、全く新しいタイプの「国民参加型」の党をめざしています。特定の集団に牛耳られるようでは、新しく党を作った意味はありません。そこで、国民を党員と非党員に画然と分けるのでなく、富士山のように裾野が広く、誰にでも何かの形で党に関わっていただけるようにしようということ。私のめざした「市民政治」の具体化です。
次に、「首相公選制」への国民の期待を、議員内閣制の下で最大限取り入れようということ。政権を競う政党の党首が国民投票で選ばれれば、本番の総選挙もぐっと身近かでおもしろくなリます。
私はこの選挙の準備委員長、選挙管理委員長になりました。不備な点もありますが、写真的正確さよりも絵画的活力を重視レ、初めての試みを成功させようと全力投球します。これが失敗すると、こんな大胆な試みに挑戦する政党は、二度と現われないでしょう。未来に対する責任も重く、市民の政治参加の正念場です。
12月16日から26日までが投票期間。さあ皆さん、さっそく投票を! どうぞよろしくお願いします。江田五月
【お願い】
一般投票用の投票用紙を同封しています。ぜひ党首公選にご参加ください。
なお、11月30日までにご入党いただいた方には、党本部より党員用の投票用紙が届きますので、そちらをご利用ください。二重投票は禁止されております。お一人で複数の投票はおやめください。
お知り合いにも、ぜひ投票を呼びかけて下さい。投票用紙が必要な方は担当秘書か江田五月事務所にお申しつけください。担当:井上
明けましておめでとうございます
旧年中はたいへんお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
江田五月会 東京事務所 会 長
常任顧問
〃
事務局長
事務局次長
〃
秘 書
〃
〃
〃
〃
〃
事務秘書
〃河原 昭文
大亀 幸雄
河原 太郎
橘 民義
羽場頼三郎
井上 康生
森安 章文
佐田 俊彦
山本 裕志
木村妃羊子
松田 隆之
矢野 智基
小嶋由美子
富田 悦子事務局長
政策秘書
第一秘書
第二秘書渇川憲比古
増永 恭志
江田 洋一
高須とし子
編集後記
市長選、県議選、市議選、参院選…。選挙の多い年でした。そして新進党党首公開選挙。「公職選挙」ではありませんが、もし来る衆議院選挙で新進党が政権をとれば、「国民投票」で首相が決まることになるわけです。江田五月議員は選挙管理委員長。「候補者」でないのが残念ですが、ぜひともこの選挙、成功させたいものです。(K)
1996/01 No.79 | ホーム/主張目次/たより目次/前へ|次へ |