2-2 事務局づくり(2)・作業責任を明確に |
ボランティア陣営で他のプロ候補者陣営に太刀打ちするには,メンバーひとりひとりの役割責任をはっきり決め,機能的に仕事をさばける体制を組み立てる必要がある。また,途中からの参加者のために,事務所の作業責任体制と実質的な役割を,誰にでもわかるようにしておくことが大切だ。
●全員が責任者
役割は,できるだけ具体的に細分化しよう。下頁に挙げるものの他にも,たとえば「来訪者受付係」「電話番」「事務所内整理整頓係」「自動車点検係」など,というようにキメ細かく役割を定め,ひとり一役を受け持つのが理想的。すべての人が自分の役割に関して“責任者”となれば,作業もスムーズに進みやすい。
●組織図をつくれ
自分の役割を認識するだけでなく,誰が何を受け持っているかを一目瞭然にしておかなければならない。下のような組織図を印刷(コピー)して,スタッフ全員に配ろう。また,事務所内の目立つところには大きな組織図を掲示し,組織拡大に応じて,どんどん書き足していけるようにするとよい。人名の隣に顔写真を添付したり,メンバー全員が名前カードを胸につけたりすると,はじめての参加者にも事務所内の人間の顔と役割がー致し,とまどうことが少なくなる。
■ 役割分担が不明確だと、ひとつの作業に対し、2人以上の人が異なった指示を出してしまうなど、混乱が生じやすくなる。
■ ネームカードを事務所入り口に設置、事務所にはいる時に胸につけ、帰る時に戻すようにすると、在・不在もわかって便利。
■事務所の内外を問わず有権者に対するアルコール類の提供は一切禁止されている。又、仲間同士の持ちよりでも事務所内での飲酒はトラブルの元になりやすい。事務所のルールとしても禁止した方がよいだろう。[関連法律資料D参照]
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