第四回全国大会(岡山、1985/02/09〜10) |
当面の活動方針 組織拡大に全力を
I、政治方針
社民連の性格と任務、その立党の精神
一、前回大会から今日まで、われわれは自信を持って全力投球してきたと言えるだろうか。率直にいって、ここ数ヵ年の社民連の活動は、国民によいイメージをあたえていない。それは羅針盤のない船の印象が強かったからである。もっとはっきりいえば、立党の精神が曖昧にされていたからである。
混乱したときには初心に帰れという。わが社民連立党の原点にたちもどり、そこから再出発することが大切である。
二、一九七八年三月社民連の結成に当たって二つの文章が採択された。「結党宣言」と「われわれのめざすもの」には、社民連の立党の原点、その性格と任務が次のとおり鮮やかに述べられている。
「結党宣言」 の中には、
「……私たちを、一つに結び合わせている絆は、わが国の社会主義運動への根太的反省と、市民の政治参加によって、沈滞し、行き詰まった日本の政治を、いわゆる五五年体制のワク組から解放し、活性化させようという一致した目標に外なりません」
「私たちは、今日の政治状況の下では、社会の漸進的改革をめざす、すべての社会民主主義勢力の結集こそが、連合時代の政治変革のために最も有力な方法であり、戦略であると考えます」
「一方における労働運動、他方での市民運動、いいかえれば、大衆の生産と生活の両面において、従来の質から一段と高い新しい型の民主主義運動との連携を一層強めていきたいと考えます」
「われわれのめざすもの」の中には、
一、われわれは、自由、平等、博愛という市民革命の理想を現代において実現する新しい自由な社会主義社会をめざす。
一、われわれは、この社会を自由と民主主義にのっとり漸進的改革を積み重ねて実現する。
一、われわれは、この社会を実現するため平和主義、民主主義、社会主義の理念の下に結集する。
とある。
三、そして既成政党と大きく違った社民連のあり方を、判りやすくつぎのように述べている(「政治方針」)。
党風として……「のびのぴとした、さわやかな開かれた党」「知性と行動の清潔な党」「市民が手づくりでつく参加の党」「大きな組織に癒着しない、誰でも自由に入れる市民の党」「民主集中ではない自発、自治、連合の党」
理念として……「参加」と「分権」と「自治」の民主主義。
「公正」と「誘導」と「制御」の社会主義
「平等」と「連帯」と「不可侵」 の平和主義
路線として……「漸進的」に「国民合意」の下に、みんなで「参加」する社会民主主義
めざす社会主義……「人間の顔・心をもつ社会主義」「生きがいのある自由と民主主義を保障する社会主義」
四、社民連は古いイデオロギーに拘束されない新しい市民的政治集団である。したがって旧来の座標軸である、資本主義か社会主義か、保守か革新かの二者択一論はとらない。それは現実とも合致しないし、実りある論争でもないからである。われわれは市民政治の理念をたからかに掲げ、もっと良識的で、もっと常識的で、もっと倫理的な政治をめざす。
五、少しくどいようであるが、もう一度、社民連の特徴を要約しておく。
1.社民連は「われわれのめざすもの」で述べているように、新しい市民的革新政党であり社会民主主義政党である。
2.社民連は、国民的立場に立って庶民・勤労大衆の利益を守りながら、自由・平等・博愛を実現する政党である。
3.社民連は、自由・公正・参加・分権・連帯の原則を、政治のすべての分野にわたって生かす民主的な政党である。
4.社民連は、すべての国民に門戸を開放し、あらゆる職業の人々が参加する庶民的で、開放的で、行動的な市民の政党である。
5.社民連は自民党政治と対決し、その他の政党とは連合時代にふさわしい協調・連帯の関係をきずく政党である。社民連は再生し前進しなければならない。そのためわれわれは、これらの諸点の再確認から出発する。
情勢の特徴と連合時代の政治
一、政治は確実に連合時代に突入している。それは衆・参選挙の結果が雄弁に物語っている(自民党は過去四回の総選挙のうち三回も過半数割れである)。如何なる政党でも一党のみによって政権を担当することは困難である。たしかに自民党はしぶとい。政権への執念もつよい。政治操作も巧みである。だがそれでも自民党二見による政権維持はむつかしい。これが今日の政治の特徴である。
二、自民党はこの危機を乗り超える方法として、新自由クラブとの「保・保連合政権」の道を選んだ。だが一方では、二階堂政権構想のように中道政党との連合を模索する動きもある。
また、公明党、民社党も最近、(1)反核・軍縮、(2)国民生活向上のための積極経済、(3)民主主義の擁護、の三目標の一致を条件に、保守・革新をのりこえた「改革と進歩のための国民連合政権」構想を発表している。ニュー社会党への努力も注目されてよい。
三、ここで、連合時代における政治の在り方について、社民連は如何なる態度をとってきたか、ふり返っておこう。
「われわれは新しい政治連合を実現させるための政治勢力の結集をめざして、その起爆剤ともなり、牽引車ともなる 覚悟をあらためて確認しようではないか。(中略)
われわれの政治方針―社・社・公・民プラスアルファの新革新・中道路線を今年も継承し、さらに具体化するため全力を傾注したい」〔79/1/14政治方針〕
「われわれが自戒していることは、中道といわれる各党が余りにも無原則に『分りのよさ』や現実妥協を図るならば、結果として保守側の術中に取りこまれるということである。いま一つ、各党が己れだけを目立たさせようとして功名を競うならば、その間隙をぬって魔の手がさしのべられ、全体として右シフトに巻きこまれる危険性が常につきまとうこ とを忘れてはならない」〔同前〕
四、われわれはこれらの大会決定を現在改める必要を求めない。逆にわれわれが過去において指摘したことが、今、ますます妥当性を増している。われわれ自身の努力が今こそ求められている。
五、連合政権については、日本では初経験なので試行錯誤はさけられない。また政治状況も刻々と変化するので、政権構想の輪郭を具体的に描くことはむつかしい。だがしかし、大枠の方向としては三つの考え方にまとめられる。
第一は、自民党を中心に新自由クラブや中道政党の一部が参加する「保・保連合政権」又は「保守・中道連合政権」の道である。
第二は、社会党・公明党・民社党・社民連を中心に、状況によって良心的、改革的な保守も参加する「革新中道連合政権」の道である。
第三は、共産党を中心に状況によって社会党の一部も参加する「左翼民主連合政権」の道である。
第一の道は保守支配の道を強化し政権交替を更に先に追いやる危険をはらんだ道であり、第三の道は独裁と混乱と現実遊離の道である。
われわれが追求している道は、言うまでもなく第二の「革新中道連合政権」の道、言いかえれば進歩派連合の道である。
この流れを大きくしていくために、われわれは政党中心の合従連衡だけにとらわれず、逗子市長選挙の教訓に学ひ、草の根民主主義のエネルギー、多様な住民運動、市民参加の政治との結合・発展を押し進め、また社会党の再生・脱皮と、社会党と民社党との歴史的和解の促進に努力する。
II、組織方針
一、われわれは「分権、自治、参加の党」という、わが国初めての、既成政党とは異なる新しいあり方をめざして政党活動を展開してきた。それだけに、政党に対し求められる統一と集中ということと、分権、自治、参加という命題をどのように融合させるか、実践上の問題としてわれわれはきびしい試行錯誤を経験してきた。
今われわれは、組織実践活動の統合の要は、自治の精神であり、個の確立であり、共に政治改革という大目標に立ち向かう同志的な友愛の絆であるということを固く確信する。
二、われわれは政治改革の担い手として、自らの主体性を確立し、流動する諸情勢に対し機敏に対応する組織力、行動力を培うことが何よりも重要である。
常に国民が切実に求めている課題や政策に対し他党に先がけて政策方針を鮮明にし、運動の提案を行うことであり、さらに声明や政策だけでなく、少数で突出してでも、実践行動を展開し国民の共感と支持を拡げるよう努力し、幅広い市民的な立ち上がりを作り出すことが大切である。
三、われわれがこれらの先進的な運動の担い手となるためには、組織的な核づくりが重要であり、その組織づくりのかたちは多様であって、型にはまるのではなく、まさに分権、自治、参加、条件、状況に応じて創造的にすすめられる。
当面、われわれは現在全国各地にある社民連組織に、いかにして血を通わせ、活力をよみがえらせ、広範な市民との連帯を強め運動をまきおこすかということが、なによりも急務であると考える。
分権、自治、参加という、われわれの立場は、既成政党の集権主義に対して、転換と連合時代の政治変革をめざすという「大きな志をともにする、ゆるやかな連合」であり、全員一致を基礎とし、われわれは、その方法とルールを確立することが必要である。
四、われわれは、全国各地で、それぞれ、特色のある運動、組織、多様な実践をやってきた。この経験交流を全国規模で恒常化するとともに、一県一運動、一地域一運動というやり方で組織化し、公害、環境、情報公開、中小企業対策、全民労協の大きな展開など労働運動、農民運動など多くの分野において、生産点と、生活点の両面から、特に市民的立場に立って運動と組織づくりをすすめる。
われわれは、自ら新しい独自の運動を作り出すことに集中的に努めながら、現に存在しているわれわれの目的と合致する多様な運動に対し、積極的に参加し、特に、反核、護憲、軍縮をめざす平和のたたかい、政治倫理を求めるたたかい、緑と環境、エコロジーの運動、定数是正、教委公選など、市民の政治的要求と民主主義の拡大をめざす運動、社会保障、生命とくらしを守る運動、高齢化社会の対策、パート婦人労働者の権利を守る、などに取り組む。
そして特に、われわれは現実を鋭く見極めて、政治、社会、経済の根底を掘り下げて、そこから対策を租み立てようという、サークル組織の活動を積極的に推進する。
五、われわれは組織活動再建の重要な一貫として機関紙の発行を再開することとし、当面組織内の情報連絡、政策、運動の指針として、機関紙委員会を設置して取り組む。
六、(1)会員、協力会員の再登録を行い、都道府県連合会の組織的確立をはかる。
(2)会員、協力会員は全国連合に対し、一定の会費納入を行い、全国連合の意志決定に対する参加の基本を確立する。
(3)幅広い市民運動組織、大衆運動組織の強化と拡充と、連帯関係の促進につとめ、全国連合の意志決定に、この連帯関係の意志をどのようにして参加させるかという方式について検討を行うとともに、草の根からの結集につとめる。
七、全国連合の書記局を整備し、地方と全国の活動の連帯を強化し、運動と組織の活性化をはかる。
III、財政方針
会員、協力会員の会費、役員、国会議員の分担金、出版物の頒布および事業収入を歳入として、効率的な財政運営に努め、新しい運営委員会において収支予算計画を策定し、全国代表者会議において承認をうけることとする。
運動と組織を再建し、活き活きとした政治行動を展開するにあたって最も重要なものは財政活動である。運動が財政を作り出し、財政が新しい組織と運動を大きく支えていくという、拡大再生産の流れを創出するよう努力する。
IV、選挙方針
選挙の戦いは民主主義の基本であり、民意を問う最大の機会である。われわれは今後予想されるあらゆる選挙に万全の進備を行い、全力をあげて取り組む。
一、衆院選のたたかい
先の衆院選から一年が経過した。“解散”の言葉をもてあそんでいた中曽根首相は、二階堂擁立劇以降、そのことを口に出さなくなり、今年内の解散総選挙はうすらいだかにみえる。
しかし「政界は一寸先がヤミ」といわれるように、自民党は多数の前回選挙の次点者を抱えて、単独安定過半数奪回を虎視タンタンとネラっていることは言うまでもなく、あらゆる状況に対応できる準備を開始しなければならない。
われわれは現職、前職の議席確保と奪回はもちろん、積極的に新人の発掘と擁立につとめ、政治転換の力を培うとともに、最低予算委での議席実現をめざす。政党の生命は選挙戦における新人の発掘と擁立の力であり、これが根源である。
二、参院選のたたかい、
われわれは一年半後に迫る参院選について前回の試行錯誤の経験を踏まえ、慎重に対応する。全国比例選挙と地方区選挙、そして状況によっては自民党がネラってくると思われる衆参ダブル選挙等々の局面に対し、どのように積極的なたたかいを組み立てるか、直ちに対策の検討を開始する。
三、東京都議選のたたかい
都議選について、各党はそれぞれ国政選挙に準じた取り組みを行っており、われわれがここで議席を取ることが出来るかどうかは重要な意義をもっている。東京社民連の方針をふまえて、全国連合においても積極的に協力する。
四、各級地方選挙のたたかい
われわれの運動にとって、各級地方議員の活動と役割は決定的に大きい。われわれは、全国各地でたたかわれる各級地方選挙について、積極的に候補者を擁立してたたかう。特に統一地方選挙とはズレて行われる兵事には、国会議員や全国連合としての応授体制をとる。
また、われわれ独自の候補者の擁立が出来ないところでは、われわれと近い立場の人たちを応援し、議会のなかに草の根の勢力、市民派の増大をはかる。
役 員
大会で選出された新役員は、代表、書記長、副書記長各一名、運営委員(三役を除く)一五名、調整委員五名、監査委員三名、そして新たに、常任顧問一名、顧問二名で、顔ぶれは以下の通り。
代 表
書 記 長
副書記長
運営委員
同
同
同
同
同
同
同
同
同
江 田 五 月
阿 部 昭 吾
菅 直 人
〔総務委員長〕
倉 持 和 郎
〔組織委員長〕
西 風 勲
〔財務委員長〕
上 島 儀 望
〔選対委員長〕
田 英 夫
〔国対委員長〕
阿 部 昭 吾
〔政策委員長〕
菅 直 人
〔労働委員長〕
江 田 五 月
〔国際委員長〕
田 英 夫
〔機関紙委員長〕
石 井 紘 基
〔中小企業委員長〕
三 上 隆運営委員
同
同
同
同
同
同
同
同
同
同
〔市民委員長〕
片 岡 勝
〔自治体委員長〕
青 木 紀 夫
〔農水委員長〕
目 黒 栄 樹
〔青少年委員長〕
菅 直 人
〔無任所〕
菊 地 光 治
〔 同 〕
粕 谷 喜代次
〔 同 〕
安 東 仁兵衛
〔 同 〕
矢 野 凱 也
〔 同 〕
村 瀬 惣 一
〔 同 〕
大 亀 幸 雄
〔無任所〕
山 田 俊 作婦人委員長
常任顧問
顧 問
顧 問
スポークスマン
調整委員長
調整委員
同
同
同
監査委員
同
同
選対事務局長
選対事務局次長
政策委員会顧問
事務局長小 野 紀美子
田 英 夫
大 柴 滋 夫
楢 崎 弥之助
阿 部 昭 吾
守 谷 吉 男
的 場 茂
今 西 良 一
金 尾 政 雄
高 尾 博 明
大 関 幸 蔵
平 柳 尚 志
西 村 喜 一
阿 部 昭 吾
菅 直 人
貴 島 正 道
石 井 紘 基
大会宣言
社民連の再生・前進のために
私達は、結党後七年、その志の高さと既成の政治枠組の固さの間(はざま)で存立の危機ともいうべき厳しい状況に陥った中で社会民主連合第四回全国大会を開いた。
二日間にわたる真剣な討議の結果、情勢がいかに困難であっても社会民主連合の再生と前進のため、もはや一歩も後退しないとの結論に達した。
私達はここに全党一丸となって、党の復活・再生・前進のため、立ち上がることを、国民のみなさんに約束する。
私達はまた、相互理解と友情を基礎に、いかなる対立をも建設的かつ発展的に解決する慣習を確立することを誓う。そして今大会の全ての議論をふまえて、速やかに、運動・組織・財政・政策に関する具体的活動方針を討議し、実行に着手する。
今、私達は時代の大きな転換期にいる。世界は核戦争三分前という危機の中で、やっと太格的軍縮交渉の糸口をつかみつつある。朝鮮半島では、南北が、いきつもどりつしながら、和解の道を必死に探っている。中国の新しい道は、イデオロギー対立を超えた時代の到来を暗示している。
国内においても、いよいよ連合時代が到来し、政党の再編成の地鳴りが確実に高まっている。経済・財政の運営から政治の腐敗をはじめとする世相の混迷まで、かじ取りを間違えると日本失速になりかねないところに来ている。
自民党に代わって政権を担当しうる野党の大きな腕組みを作る作業を急がねばならない。
今こそ、日本政治の変革のために、市民の政治的情熱を大きな炎にしなければならない。
軍縮と平和のために、健全な市民社会の確立と福祉社会の実現のために、社会民主連合は、今、再生・前進を始める。
一九八五年二月十日
社会民主連合第四回全国大会
新代表 江 田 五 月
田英夫代表からバトンタッチを受けました江田五月でございます。新しく選任された全役員を代表して、ご挨拶申し上げます。
私は、まず、本大会の全参加者に対し、心からお礼を申し上げます。このような遠隔の地に本当に大勢のみなさんがお集まりくださり、熱心な節度ある討論をし、社民連スピリットを改めて確信するに充分な結論を得て下さいました。
心からお礼申し上げます。
田前代表、大柴滋夫前副代表、楢崎弥之助前書記長には、この七年間のご苦労に改めて感謝いたします。まさにいばらの道でしたが、本当に重責を担って、ふまれてもけられても決してへこたれない社民連の基礎を築いて下さいました。
今、確かに社民連はガケっ淵に立っています。もう後退はありえません。私たちは、絶望からスタートするのではありません。情勢は、今こそ私たちを必要としているところに来ています。
20世紀は、対立と抗争の世紀でした。核戦争三分前までに激化した東西の対立、飽食の北と飢餓の南のアンバランス、西側内部の経済のあつれき。国内にもこれが投影され、表では対立と抗争を繰り返しながら、実はその裏で醜い取り引きという形が日常化し、政治が市民から遠い存在となっていました。
しかし今、米ソでも朝鮮半島でも、新たな和解への努力が着実に進んでいます。中国の新しい実験は、社会主義と資本主義の混血を生もうとしています。21世紀を大調和の世紀にするための生き生きとした構想力が今こそ必要です。それは、今の日本の政治の世界の中では、私たち社民連にしかありません。
現実の壁は、確かに余りにも厚い。しかしその壁のむこうから、確実に変化の地鳴りが響きを強めています。
一日も早く、自民党にとって替わって政権を担当しうる野党の腕組みを作らなければなりません。私たちはまた、平和な世界を創り、健康な、自由な活力ある市民社会を創り、年をとっても、病気になっても、突然失業しても、子供が生まれ育ってもいつも安心して生活できる福祉社会を必ず実現します。そのために政治を大きく改革します。
すばらしい世界と日本を作るために、私たち社民連は今、志を高くもって、元気一杯に再生・前進を始めます。
私はもとより、ごらんのとおりの若輩です。その私に、あえてこの社民連を委ねる決意を田前代表は下されました。「若いエネルギーを完全燃焼させよ」という田さんのお気持を思うと、私の責任は誠に重大です。必ず期待に応えなければなりません。
皆さまのご指導と協力をいただきながら、全力投球することをお約束致します。全役員が、いろんな行き違いをのりこえ、一丸となって全力で困難にぶつかっていきます。大きな変化の時代です。もちろん皆さんと十分な相談をしますが、いざという時には、断固として決断し、時代の扉を必ず開きます。
私は、昨年中国を訪れた時に、中日友好協会の皆さんといろんな話をしました。社民連の現実についても率直な議論をしてきました。その話の中で、私の父江田三郎の言葉を紹介しました。
「もともと地上には道はない。みんなが歩けば道になる」
理事の呉瑞鈞さんが中国の言葉を教えてくれました。
「車到山前必有路」
必ず道がある。必ず道を作る。自信と確信を持ってひとつニコニコと愉快に、元気澄刺とスタートをしようではありませんか。
レッツ・ゴー社民連! 有難うございました。