1993/01 五月会だより No.66 ホーム主張目次たより目次前へ次へ


 明けましておめでとうございます。

 今年は酉年。酉は酒つぼ。酒が熟してできあがる年。

 政界大激動の中、政策研究会「シリウス」を結成しました。

 政党がその資格を問われている今、大切なのは政治家個人の決断と責任による良心の行動です。

 全天第一の輝星シリウスに負けない志を持って、新しい政治の渦を巻き起こします。「知理得珠」。「し(る)りうす(しゅ)」。道理を知って珠(天下)を得る。

 アメリカはクリントン・ゴアで変革。日本も今年は激戦の総選挙で、激動必至です。

 一層のご支援をよろしくお願いいたします。


待ったなし!佐川疑惑徹底糾明

100円告発運動に反響続々

 佐川疑惑の解明も、国会の証人喚問を経て、いよいよ正念場。

 皇民党事件の真相は? 竹下政権誕生に、暴力団が関与していた責任はどうなるのか?

 日本は世界から「マフィア政治の国」とこきおろされ、国民の政治不信は天井知らず。

 それなのに、宮沢さんは竹下さんをかばいだて。もはや自民党政治に「自浄能力」を期待するのは無理な相談というもの。

 こうなったら国民も黙っているわけにはいかない、何かやれることはないものか、というわけで、社民連は「百円告発運動」を展開してきました。

 金丸氏および金丸氏から金をもらったと言われる六十数人の政治家を、政治資金規正法ならびに所得税法違反で東京地検に告発し、徹底捜査を求める運動です。

 この運動、「女性による五月フォーラム」が行った「私たちの怒りを国政に!」集会がそもそもの出発点。マスコミが大きく取り上げたせいもあって反響は上々。問い合わせの電話が相次ぎ、県外からも告発セットの注文が多数寄せられました。

 この運動のユニークさは、百円で誰でも参加できるという「軽さ」と、告発が刑事訴訟法に基づくものであるという「重さ」の両面を兼ね備えていることです。

 佐川疑惑の究明はまだまだ。政治改革もこれからです。今後とも「一番の政治改革は政権交代」の信念で頑張っていきます。


マスコミに見る「シリウス」の輝度

 政策研究会「シリウス」が誕生してからはや二か月。この間マスコミは、「シリウス」をセンセーショナルに取り上げました。マスコミにおける「シリウス」の輝度を見てみると――

アエラ、NO・47
「江田新党」は若さで跳べるか
――社会党の議員の多くは労組出身。こんなイメージを越えた、弁護士中心の「シリウス」は、政治の新たな枠組みづくりに挑む。「社民勢力」のホープが動き、与野党内はざわめく。

週刊ポスト11/20
江田五月シリウス代表幹事「泥船・社会党にさようなら」
――自民党の一党支配打破、その前提として野党の再生をめざして立ち上がった江田氏が語る「よどんだ社会党」への決別。

週刊朝日11/20
日本型「民主党」大合同の可能性
――江田五月氏が旗揚げした「シリウス」は近い将来の政界再編に向けたひとつの布石である。権力の中枢から出る「羽田・小沢新党」、まったくのアマ集団の日本新党とどう絡んでいくのか。その前には、与野党を通じた厚い「守旧派」の壁が立ちはだかる。

 この他にも新聞やテレビなど多くのマスコミに「シリウス」は登場しました。
 スポットの当て方はさまざまですが、政界再編→新党結成→政権交代を待望する論調はいずこも同じ。「シリウス」の輝度は、こうした時代の要請に応えられるか否かで決ってくる、と言えるでしょう。


旧年中はたいへんお世話になりました。
事務局長 大亀 幸雄
  秘書  森安 章文
  秘書  堤 豊治郎
  秘書  若井たつ子
  秘書  佐田 俊彦
  秘書  太田 正孝
  秘書  藤田 清久
事務秘書 小嶋由美子
事務秘書 杉山 容子


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