1998/02 五月会だより No.86 | ホーム/主張目次/たより目次/前へ|次へ |
江田五月選挙対策本部スタート
江田五月 7月の参院選へ
1月31日(土)、岡山市内のホテルで江田五月会拡大幹事会が開かれ、7月の参議院岡山選挙区選挙へ向けて、「江田五月参議院選挙対策本部」の設置が決まりました。
この日は、はじめに江田五月があいさつ。前回(昨年10月28日)の拡大幹事会で参院選出馬について「本人一任」の結論をいただき、当時の政治状況の必要性から翌29日に出馬記者会見をしたことについて報告。了承されました。
選挙の五ヶ月前の選対本部のスタートは、かなり早いペースです。中央の政治状況が激しく動いていること、岡山では既に六人が名乗りをあげ前哨戦がはじまっていること、今回の江田五月選挙は、知事選のように組織に頼ることができず、全県の江田五月会体制をつくることが必要不可欠であることから早期設置となりました。
役員には、選対本部長に河原昭文、選対本部長代行に橘民義、選対副本部長に、小野陽子、国富檀雄、櫛下一枝、篠原新二、田淵和久、畑肇、花房捷夫、羽場頼三郎、森安恭子、若井たつ子、常任顧問に河原太郎、大亀幸雄、事務局長に森本徹磨、事務局次長に湯川憲比古、須藤暁子、江田洋一、顧問に赤枝郁郎はじめ四十一名(敬称略)の就任が承認されました。ただし役員は、さらに拡充が予定されています。
つづいて、森本事務局長から情勢報告と選挙の進め方、地域組織作りについての提案が行われ、承認されました。さらに橘本部長代行から、今後のスケジュール、4月26日の政治資金パーティ、後援会資料についての説明が行われました。
今回の決定をうけて、四月末までに全県下78市町村の小学校区単位で、地域選対づくり・五月会づくりをすすめます。この成否が江田五月の政治生命を決めます。みなさんの積極的なご参加、ご協力をお願い致します。
1月10日
寅年のスタートは、大盛況でときの声!!
恒例の江田五月会新春パーティが、1月10日(土)、岡山市内のホテルで2年ぶりに開催されました。
昨年は江田光子さんが亡くなられた直後なので、開催されませんでした。
そのうえ、スタッフの数も少なくなり、集まりが心配されましたが、おかげさまで約1,000名のみなさんのご参加で超満員の盛況。江田五月代表のあいさつにも大いに力が入りました。河原昭文五月会長をはじめゲストのみなさんの激励のスピーチをいただいた後、パワフルなバンド演奏、江田五月自らバイオリン演奏した「あぐりのテーマ」、参加者全員によるジャンケン大会(優勝者2名に江田五月の額を進呈)、などの企画が続き、会場は大いに盛り上がりました。
今年は江田五月にとって真剣勝負の年。最初の大切な企画が、みなさんのご協力で大きな成果をあげることができました。みなさん、本当にありがとうございました。
なぜ参議院なのか…再度答えます。 江田五月
(深まる混迷と政治不信)
新しい年になって、わが国の行きづまりはますます深刻さを増してきました。
金融不安、景気、財政、国民生活……。すべてにわたって難問山積。ついに大蔵省に極めてたちの悪い汚職事件が発生。この国は、骨の髄まで腐っていることを痛感します。ゼニ勘定にばかり活力があっても、品位も感性も欠けていれば、後は崩れていくばかりです。
大蔵大臣は辞めましたが、トカゲのしっぽ切りでなく、橋本内閣が退陣すべきです。ところがこれを迎えうつべき野党は、まだ混迷から抜け出せません。
国民は、どこにも支持する政党を見いだせず、政党ボイコットというべき不信任をつきつけています。
(民主主義の危機の中での参院選)
わが国の民主主義は、戦後最大の危機を迎えていると思います。主役である有権者が、政治を見限りつつあるというのは、民主主義が根本のところで崩壊しつつあるということです。
そんな中で、夏の参議院選挙が行われるのです。この選挙が重要だということは、従来どおりの取り組みをしていたのでは、民主主義がとり返しのつかない崩壊を迎えるかもしれないということです。どうしますか。私は、こんな状況を見て見ぬふりはできません。
(新進党解党から民友連、新党への動き)
年末に、新進党が解党しました。手続き的には無茶ですが、暴君の独走を誰も止める気がなかったというのが本当のところ。つまり解党こそ、みんなが期待するこの党のあり方だったのです。小沢一郎氏は、少なくとも壊し屋としては超一流です。
壊しただけではいけません。橋本内閣に代わりうるチームを作らなければいけません。
やっと「民友連」をはじめとする野党の腕組みの再構築が始まりました。昨年秋以来の最大の政治状況の変化です。しかし、まだまだこれもよちよち歩きです。
この数年の政治の混乱を見せつけられた国民にしてみれば、このくらいのことでは政治不信は消えません。
統一会派を新党に…。比例選は統一名簿で…。私は、ぜひやってほしいと思います。しかし、他力本願ではいけません。
この動きをしっかり育て、そこに広く国民各層の知恵と良識を総結集することが、これからの私の使命だと確信します。
(今こそ原点にもどって、無所属で−命がけの決断)
今こそ原点にもどって、真に国民が信頼できる政党を作る努力をもう一度始めます。そのため、数ある政党のどこかだけと特別の関係を持って、その政党だけの代弁者となるのでなく、無所属で、どの政党にも自由にものの言える立揚を、もう一度有催著のみなさんに与えてもらいたいのです。
これは急を要します。いつまでも侍っているゆとりはありません。矢も盾もたまらず、政治生命をかけて、夏の参院選に立候補を決意しました。
一昨年の総選挙以来初めてくる、全有権者が一票を行使しうる機会が、この参院選です。ここで「一票一揆」をめざさなければなりません。
もとより、結果次第で政治生命が断たれるのは覚悟のうえです。しかし、政治を志すものが、命がけにならなければ、この難局を乗り切ることはできません。
(二十一世紀への扉を開く)
今、未曽有の政治不信の時だからこそ、逆に有権者の胸に火をともすことができれば、その火は燎原に広がります。
私は、とりあえずはただひとりの一歩を踏みだしただけです。しかし、誰かが始めないと、危機をチャンスに変えることはできません。自分自身の欲にこだわって、どの選挙がいいかなどとぜいたくを言っていられる時ではないのです。
自分ひとりの当落ではなく、状況を変えるために、命をかけ身を挺することができるかどうかが、政治家一人ひとりに問われている時だと信じます。
参院選がきっかけとなって、次の総選挙で政治が大変革を迎えることは、これまでにも経験しています。
何としてもこの正念場を乗り越えて、二十世紀最後の参院選と総選挙で、すばらしい二十一世紀の扉を一気に開きたいと思います。
ぜひご支援ください。
新人スタッフ紹介
公募採用で新人スタッフが決まりました(大倉・保崎は1月から、福田は2月から)。よろしくお願いします。
福田幸司(39才)3区北部担当、大倉比登志(42才)2区担当、保崎智子(23才)1区担当)。
短 信
●若いくせになまいきな――と怒られてばかりの新有権者のみなさんへ。若者の政治的無関心を直撃しようと、「江田五月さんの話を聞く会」と題してコンパを開催しています。政治に対する不満や疑問を江田五月さんに直接ぶつけてみませんか。お問い合せは担当、保崎智子へ。
●インターネットの江田五月ホームページの面目が一新しました。活動報告にはデイカムによる写真もふんだんに入り、「金融不安について」など、江田五月の意見もタイムリーに入ります。 ぜひ覗いて下さい。
4月26日(日)「江田五月決起する! パーティーのお知らせ」
ちょうど1年前の4月26日に、同じ岡山プラザホテルで江田五月は田中秀征さんとカレル・ヴァン・ウォルフレンさんとシンポジウム&パーティーを行い、政治家としての「再出発宣言」をしました。
今年は、同日同会場で、夏の参院選挙に向けた「江田五月決起する! パーティー」を左記のとおり行います。
江田五月は、政党候補と異なり、税金による政党助成金を受けられません。政治資金確保のため、みなさんぜひ、参加券を買って下さい。参加者をご紹介下さい。
記
●日時/4月26日(日)午後3時〜5時
●会場/岡山フラザホテル(岡山市浜2丁目)
●参加券/1万円
なお、同日午後1時〜2時半、別室で「拡大選対会議」を開きます。全県下の市町村、学区単位の選対を集大成した会議です。
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