2004年8月24日 戻るホーム民主党文書目次

民主党代表選出馬表明

岡田 克也

私の決意(代表選挙出馬に当たって)

 先の参議院選挙において、民主党は自民党を上回る議席を得ることができました。民主党は、次の総選挙において必ず政権交代し、国民の手に政治を取り戻すという重い責任を負いました。全党一丸となってこの責任を果すことが必要です。

 しかし、自民党政権、既得権勢力を倒すことは決して容易なことではありません。いかなる手段を持ってしても権力保持に全力を挙げることは間違いありません。加えて、民主党は自公両党に対して、決して勝ったわけではありません。自公両党や既得権勢力との戦いはこれからが本番です。

 民主党の勝利は民主党関係者の党を挙げての努力と国民の皆さんの支援の結果です。しかし、私自身が代表として私の考えを盛り込んだマニフェストを挙げ、かつ小泉総理との対決の前面に立って参議院選挙を戦った以上、私が引き続き民主党の代表をつとめることが、民主党を支持していただいた国民の皆さんへの責任であると考えます。国民の皆さんの民主党に対する期待感、信頼感を裏切らないためにも、私は代表選挙において勝利しなければならないと確信しています。

 この十年間、政権交代ある政治、自民党に代わり日本政治の本流を担う政党づくりをひたすら目指してきた私にとって、民主党がここまで育ったことは本当に感慨深いものがあります。私の使命は民主党代表として、多くの先輩、仲間の協力を得て、これからの二年間に民主党を政権を担いうる政党に育て上げることです。同時に自分自身も理想のリーダーに向けて努力、研鑽を積むことです。そして、その間可能な限り、小泉政権を解散・総選挙に追い込み、これに勝利することです。

 そのためには第一に選挙で勝つための党改革をはじめ、民主党の更なる改革が必要です。そして第二に民主党政権が実現したときのビジョン・政策を作り上げることです。このために私は代表選挙出馬にあたり、「民主党改革の方向性」と「2015年、日本復活ビジョン」を提示することとしています。

 一人ひとりが覚悟を決めて本気になって、そして全員が一致協力しなければ政権交代はないと考えなければいけません。いまこそ心を一つにすべきときです。

 皆様が私の真意をご理解いただきますように心からお願い致します。


参考文書: 民主党改革の方向性2015年、日本復活ビジョン
集団安全保障の基本原則の検討について

8月30日に告示された代表選挙で、他の立候補者はなく、岡田代表の無投票再選が決まりました。

岡田克也推薦人名簿

衆議院議員
荒井聰、枝野幸男、大畠章宏、小沢鋭仁、川端達夫、菅直人、玄葉光一郎、小宮山洋子、佐藤公治、仙谷由人、達増拓也、田中慶秋、樽床伸二、中井洽、中山義活、野田佳彦、鉢呂吉雄、前原誠司、横路孝弘

参議院議員
江田五月、輿石東、直嶋正行、千葉景子、広中和歌子、広野允士


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