江田五月 活動日誌 2000年1月 >>日程表

ホーム総目次1月目次前へ次へ


1月27日(木) 「選挙モードに入る」  湯川憲比古

 今夜8時30分に開かれた衆議院本会議で、衆議院の比例定数20削減法案の採決が強行されました。民主党はじめ野党は欠席。野党は明日の衆・参で予定されている施政方針演説にも出席しない方針で、国会は過去に例のない異常事態になりました。このままでいくと、予算審議も与党単独で行う展開になります。

 ここまで来れば、解散総選挙で有権者の皆さんに審判をしてもらうしかありません。定数削減が20か50か、という問題ではなく、権力を握ることだけが目的の自自公政権を認めるのか、認めないのか。相変わらずムダな公共事業をたれ流して、子孫に赤字のツケを回すだけの予算でいいのか、の審判です。

 江田事務所としても今朝から選挙モードに入りました。


1月28日(金) 「もう一つの国会」  湯川憲比古

 2000年度予算案国会提出。首相施政方針演説(野党は欠席)。

 午後1時に開かれた民主党の両院議員総会で今後の国会審議を拒否し、民主党として「もう一つの国会」「もう一つの予算委員会」「もう一つの中央・地方公聴会」を開いて、国民のみなさんとともに予算審議をしていく方針が打ち出されました。民主党にとって非常に厳しい試練となりますが、民主党が政策的にも、組織的にも前進する機会にもなると思います。

 3月9日解散・3月21日公示・4月2日投票の解散総選挙を想定して選挙態勢をつくることになりますが、2月の最重要課題は自自公とははっきりと違う民主党の政策と300小選挙区すべての選挙区での候補者擁立です。これができれば活路は開けると思います。


1月29日(土) 「岡山で選挙体制 スタート」  湯川憲比古

 昨夜遅く岡山事務所に到着しました。早速、今日の午前中に地元責任者の元田さんと相談して、岡山県第一区から第五区までの江田事務所サイドの担当者を決め、選挙区ごとの江田五月会緊急地区代表者会議の日程を決めました。江田五月は1996年の県知事選挙と1998年の参議院選挙の二つの全県選挙をたたかったので、岡山県下78市町村に(濃淡はありますが)江田五月会のネットワ−クがあります。そのために、岡山県連代表ということもあって、江田五月は五つの小選挙区の事実上の選対本部長をつとめなければなりません。

 岡山は前回の総選挙では橋本龍太郎総理大臣のもとで自民党が全勝した保守王国。とにかく全力でぶつかっていくしかありません。


1月30日(日) 「中国ブロック代表として」  湯川憲比古

 江田議員は民主党の衆議院比例代表選挙に対応した中国ブロックの代表でもあります。今日は岡山県連の常任幹事会の日だったのですが、本部の要請で民主党島根県連の結成大会に出席しました。島根は三つの選挙区のうち第三区の候補者がまだ決まっていないのですが、何と言っても第二区の錦織淳さんが竹下元首相に勝てる候補者として民主党中国ブロックの期待の星になっています。

 中国ブロックは全部で21の小選挙区がありますが、まだ10人しか公認候補が決まっていません。ここでも江田代表の責任は重大です。ただ民主党の場合は比例単独の候補者は1人もいないので、小選挙区の候補者全員が名簿第一位にならんで公平に惜敗率で勝負できるので、非常にすっきりしています。ちなみに自民党の方は比例単独の候補者が宮沢喜一現蔵相や桜内元議長など7人もいて(比例定数は13、削減されれば11、前回自民は6人当選)、惜敗率で当選できる候補者は1人もいないと思います。

 ということは、民主党の候補者が頑張って小選挙区で一票でも勝てば相手を落選させることができるわけで、中国ブロックの有権者は「革命的」な投票ができることになります。ぜひそうなるように頑張りたいと思います。


1月31日(月) 「冒頭処理」とは何か  湯川憲比古

 現在の国会の異常事態の直接の原因は定数20削減法案の「冒頭処理」ですが、その「冒頭処理」の中味が明らかになってきました。それは首相の施政方針演説が行われる1月28日の前日の1月27日に衆議院本会議で採決し、衆議院予算委員会の審議がはじまる2月3日の前日の2月2日の参議院本会議で可決成立させるということのようです。この「冒頭処理」が実現しない限り、連立政権から離脱すると、今回は影にまわった自由党の小沢党首は脅したようです。 

 今回はもう一つものすごい脅しがありました。衆議院の伊藤議長に対する与党の脅しです。1月27日、伊藤議長は苦悩のすえ「議長裁断」を提示しました。その内容は採決を延ばして2月2日に行うというもので、野党にとっては不満の内容でしたが、「あっせん」や「裁定」より重い議長の「裁断」ということで、野党はもちかえって協議することにしました。ところが与党は断固としてこれを拒否し、さらに本会議を開会しなければ議長を不信任すると脅したそうです。

 今回の国会の異常事態はこの二つの脅しが国会の表舞台をまかり通ったもので、ワイマールドイツ時代のヒトラーのような国会ジャックで、民主主義の危機だと民主党は主張しているのです。


江田五月 活動日誌 2000年1月 >>日程表

ホーム総目次1月目次前へ次へ