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1月8日(火) 常幹(アフガン、党大会)、記者クラブ、野党結集

今日は、10時から常任幹事会に出席。まず、鳩山代表が挨拶し、暮れのアフガン訪問につき報告されました。NGOの皆さんの多彩な活動を見て、やはりここにこそ日本の役割があることを痛感したこと、東京での復興会議の成功のため、カルザイ議長の参加を引き出したことなどです。アフガン問題はまさにこれからが大切。民主党が先頭に立って、復興のために努力しなければなりません。

さらに、菅幹事長の報告に続いて、私が党大会の日程等につき報告し、了承を得ました。

来客の後、12時前の新幹線で帰岡。15時半から、岡山県政記者クラブへ新年のご挨拶に伺いました。今年の抱負などを話し、記者の皆さんと30分ほど雑談。3月の経済危機は、政局を揺るがす可能性があると思います。小泉首相引きずり下ろしの策動に、首相がどう対処するか。その対処の仕方いかんでは、民主党も行動を起こさなければなりません。6月の国会終了時も、動きの可能性ありです。しかし全てはまだ可能性の話であって、そのことを当てにするのでなく、あくまで野党第1党として、毅然たる態度を堅持すべきです。

夜は、県連幹部と、一杯やりながら打ち合わせ。

野党結集につき、動きが急です。民主党の結束と野党の結集という2兎を、追わなければなりません。他の野党の皆さんとのパイプを太くしていくさまざまな努力を、党の執行部として大きく包んでいくことが大切。国会対策や選挙協力は、各党執行部間の折衝事で、分派的な処理は慎むべきです。



1月9日(水) 挨拶まわり、テレビ局、経営者、野党結集

今日は、岡山事務所でデスクワークの後、10時過ぎから新年の挨拶まわりに出かけました。8新聞社、2通信社、6テレビ局は、すべて回り切りましたが、FM局のように、残ったところもあります。昨年の「政策実績」をプリントアウトしてお持ちしました。

岡山市は、地方では最も早く7チャンネル体制となった都市のひとつです。競争もなかなか厳しく、経営陣がすっかり入れ替わったところもあります。しかし、地方からの情報発信が十分できているかとか、地方の経済や文化をしっかり支えているかとなると、私には首を縦に振る自信はありません。テレビ局の皆さんのご意見は、どうなのでしょうか。

どこでも、今年前半の景気と政局の動きが、話題になります。やはり、何か起きそうだと予感しておられる方が多いようです。岡山県でただ1人の野党国会議員としての責任を、痛感します。

企業にも挨拶まわり。ある長老経営者の方の話。「ベルリンの壁の崩壊で、西欧は東欧と経済統合し、これが西欧の成熟経済を若返らせたのです。この経験を、日本とアジア各国の関係にも生かすべきです。時代を大きく捉えなければなりません。」「大陸系の台湾の人で、大陸に事業展開している人がいます。この皆さんと共同で、中国へ事業を進出させます。政変に対するリスクヘッジとなります。」

今夜、民主党内で野党結集に意欲的な皆さんの会合があり、羽田特別代表も自ら出席され、民主党全体で、野党結集を実現する方向で努力することになりました。野党結集と言いながら、民主党内では分派活動になるのでは、大きな成果が上げられません。良い結論になったと思います。



1月10日(木) 挨拶まわり、企業統合

今日は、企業や労組や二つのFM局に新年の挨拶まわりに出掛けました。さらに知人のお見舞い。

水島コンビナートも、経済構造改革の大波をもろに受けています。大手製鉄会社が2社、統合することになりました。今秋立ち上げる持株会社が、2社の株をすべて所有します。そして来春までに、二つの製鉄会社とそれぞれに所属するその他の業務を、一つの製鉄会社、一つのコンサルタント会社、一つのR&D会社というように、業務ごとに持株会社の下に整理統合します。これにより、8000億円規模の経費節減となります。

労働組合もこれに対応しなければなりません。労組の組織変更もさることながら、組合員に及ぶ不利益を最小限にするよう、タフな交渉をしなければなりません。大変な課題ですが、労組としても、この整理統合を成功させるしか選択肢はありません。

労使とも、この数年の商法改正の成果を、フルに活用しています。私は、民主党の法務関係の責任者として、厳しい決断をしてきましたが、間違っていなかったと思います。

夜、民主党県連の体制強化につき、詰めた協議をしました。


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